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FURUNO有志メンバーに密着!夢は西宮市をプロギングの街に?!ゴミ拾い + ジョギングが紡いだ、社内外との交流に迫る!

右手にはトング、左手にはゴミ袋。だけど全身のほとばしる汗に、弾ける笑顔!最近、社内外でも話題になっている、青色Tシャツ軍団をご存知でしょうか?

よくよく見ると、胸には見覚えのあるFURUNOの文字が。

今回取材をしたのは、FURUNOの従業員同士の有志ではじまった「プロギング」と呼ばれる “スポーツ” 集団!一見ゴミ拾いのように見えますが、これはれっきとしたスポーツなのだそう。これは百聞は一見に如かずということで、note担当もプロギングに同行しました!

きっかけはサンクスカード。「せっかくなら楽しもう」の精神で生まれた社内の輪

プロキングとは、スウェーデン発祥の新感覚スポーツ!スウェーデン語の『プロックアップ』(ゴミ拾い)と 『ジョギング』が合わさった言葉で、2016年に誕生したのだとか。ジョギングとゴミ拾いを併用するため、運動としての効果だけでなく、街までも綺麗になる “SDGsスポーツ” として注目されています。
現在、世界100ヵ国以上で楽しまれているプロギングですが、FURUNOでの活動は今年の5月から。社員同士で声を掛け合い、有志で集まり活動しています。

FURUNOプロギングチームを運営する、野口竜太郎さんと阿部桃子さんに、プロギングの楽しさ、プロギングを通じて生じた社内外での変化について伺いました。

プロギングスタイルの阿部さんと野口さん

阿部さん「活動のきっかけは、そもそも野口君が自主的にゴミ拾いをしていたことにあります。本当に誰も見てない中でも拾っていてすごいなと思っていたんですが、その活動が “サンクスカード” で取り上げられました。素晴らしいことをやっているなと思ったのと同時に、『せっかくならただゴミを拾うだけじゃなくて、みんなで楽しみながら拾わない?』と野口君をプロギングに誘ったんです。」

”サンクスカード” とは、FURUNOが社員同士の信頼関係構築を目的に実施している制度。仕事中に感じた感謝の気持ちをカードに込めて相手に送ります。
(今回のインタビューに関しても、後日阿部さんからサンクスカードをもらいました!)

野口さん「阿部さんから誘われて、最初は5人ぐらいのスモールスタートではじめました。そうしているうちに活動を見ていただいた方から賛同を得ることができ、徐々に人数が増えていきました。」

FURUNO流プロギングはチーム戦!戦略を練ることで “宝探し” の感覚に

野口さんの自主的なゴミ拾いに、阿部さんのアイデアが加わり発足したプロギング会。最初は数人だったメンバーも今では約20名に。「無理せず、持続可能な活動をしたい」と、現在週一回を目標に、出社前や出社後に開催していると話します。

野口さん「最初はただゴミを拾ってたんですけど、今は人数が集まってきたので、1チーム3.4人で分かれてチーム戦で行っています。重量ベースで多くのゴミを拾ってきたチームが勝ちというシンプルなルールです。毎回各チーム1人、リーダーを決めて、リーダーが走るコースを決めます。コースの選定によってゴミを拾える量が変わってくるので、約30分のジョギングの間にいかに多くのゴミを拾えるかがリーダーの腕の見せ所です。

時には新入社員がリーダーになることもあるのだとか
古野電気の正門からプロギングスタート!
ゴミを発見したら周りに注意してプロップアップ!
ゴミ袋がいっぱいになってもジョギング継続!

ただゴミを拾うだけでは飽きてしまう可能性を考え、ゲーム性を導入したと話す野口さん。ジョギングの後は皆で会社へと戻り、軽量・分別を行います。総重量での勝負の他、その日の『ベスト of ゴミ』を決めるのだそう。

帰ってきたらみんなで仕分け!ゴミはFURUNOが回収します。
時にはこんな大きなゴミも!

阿部さん「プロギング中、ゴミを見つけたら、めちゃくちゃテンションがあがるんですよ。『あったあった!』って。宝探しのような感覚なんです。これは普通のジョギングではないことなので、プロギングならではですね。

そしてもう一つ、私がとても良いと思っているのが、この活動を通して今まで交流がなかった社内の人とも関わりを持てたことです。
私自身、中途採用でFURUNOに入社したので他部署の方との繋がりが少なかったのですが、プロギングを始めてかなり交流が広がりました。」

「お疲れ様!」で広がる地域との交流。夢は西宮市をプロギングの街に!?

現在、20代から50代のメンバーで構成されているFURUNOプロギングチームですが、その認知はなんと社内だけに留まらず、地域にまで広がりを見せています。

阿部さん「当初、プロギング中にすれ違う地域の方には、こちらから挨拶していたんです。営利目的の意味ではなくて、『すれ違うから』ぐらいの意味合いだったんですけど、だんだん回数を重ねるうちに、地域の方から挨拶してくれるようになりました。」

野口さん「プロギングをしていたら『君たち、先週もいてたでしょ?ご苦労様』って。子供たちからも『FURUNOの人だ』って言ってもらえたりして、これがすごく嬉しいです。体の健康だけでなく、社内外の人たちとの繋がりを通じて、心の健康にも繋がっているなって思いますね。」

プロギングで心も街も健康に!みんなすごく楽しそう!

「せっかくなので、メンバーをもっと増やしたい!」と語るお二人ですが、今後の大きな夢としては、いろんな企業とタッグを組み、いつか西宮をプロギングの街にしたいと話します。

野口さん「西宮市が『にしのみやクリーンアップ』の活動を行っているのですが、その中で『ピリカ』というゴミ拾いアプリの『にしのみや版PIRIKA』があるんです。西宮市の企業も参画されていて、わたしたちもそのアプリを使ってゴミ拾いの投稿をしています。いつか西宮市で連携をとって、地域を巻き込んでいくような活動をしたいですね。

阿部さん「慈善活動ではなく、楽しいからこそ広がっている活動なんだと思います。FURUNOが海に関する会社でもあるので、ビーチクリーンを企画するなど、できることはたくさんあると思います。そのためにも、まずは社内でのメンバーを増やしていきたいですね。是非興味がある方はお声掛けくださいね!」

今回集めた宝物たち!1回平均10Kgほどになるのだそう。

今回取材させてもらったタイミングで、なんとプロギングを始めてチームが拾ったゴミの総重量が100kgを超えたそうです。改めて素晴らしい活動だなと感じました。

そしてもうひとつnote担当がプロギング活動に同行して感じたのは、メンバーが誰よりも楽しんで行っているということでした。
発起人の一人である野口さんからも、「僕たちが楽しそうだから地域の皆さんも声をかけてくださるのかも」と自信溢れる笑顔がこぼれました。

ほとばしる汗だけど、どこか爽やか!これがプロギング効果?!

続ける秘訣は楽しむこと。FURUNO社員のメンバーもそうではない皆様も、ゴミ袋一つで明日から始められるスポーツです。体と心のために、プロギングという選択肢はいかがでしょうか!?

取材・編集:高津みなと
ライター:芳村百里香


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