大股開き鏡開き

今朝僕が目覚めると　なんとも短い脚が大きく開き
まるでがに股の格好で　寝ていたのである

なんともみっともない格好に　僕は打ちひしがれ
どうやらイビキもかいて　みっともないことこの上ない

さてさてそんな憂鬱な朝を迎えると　今日は鏡開きと言う事で
うちの嫁さんは朝からぜんざいこしらえ　朝食のテーブルに添えたのであった

今どきの若い者には　この日本の昔ながらの習慣や伝統行事をどう思っていることやら
今ではすっかりTwitterにInstagramと時代はタイムスリップして　投稿に躍起である

そして周りからいいねやリツイート　はたまたフォローを貰えることに幸せを感じている
バーチャルではこころ許せても　対面すると自分を出せずにたちまち雲行が怪しくなるのだ

君たち諸君よ　そんなことではAI（人工知能）と将来結婚すればよろしい
ひとに温もりを与えられないひとは　受けとる資格など無いのだよ

僕たちはロボットではない　大股のひともいれば小股のスリムなひともいる
それが個性でありチャームポイントでもある　だって僕らはお互い違うのだから

だからその違いを認め合って　僕らは地球という惑星で一緒に暮らしているのだよ