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【VII】鏡の国


其の壱 : 【Through the Looking-Glass, and What Alice Found There】


鏡に映った自分を見る時、実際に見ているのは本物の自分ではない。

鏡に映るイメージは、膨大な『波動関数』(原子や素粒子の状態を表すのに用いられる座標の関数)の平均値であって、自分とは同じではない。

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光も電磁波の一種で、左右か上下の振動がある。

光が顔から鏡に当たり、自分の目に入ってくるまでには時間がかかるので、実際には約10億分の1秒前の自分のイメージを見ていることになる。

(ミチオ・カク『フューチャー・オブ・マインド』参照)

ギザの大ピラミッド内の大回廊中心部の座標は、北緯29.9792度で、光の速度は、299,792.458km/sだったりする。


鏡は何故、左右逆に見えると感じるのだろう?

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鏡は『鏡像』を作る。

実際は、鏡の面を境とした線対称において、鏡の面に対して『前後が反転している』だけで、左右が反転している訳ではない。

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鏡に矢印を映してみると、向きが逆になっているのは前後の矢印だけなのが分かるはずだ。

人間は目が前面についているし(視覚は不完全で前しか見ることが出来ない)、体を足で支え、地面の上を横に移動する平面的な生活をしている。だから左右が逆になったと思いがちだが、鏡に対して平行な軸に関しては方向は変わらない。

だから上下は逆には見えない訳だ。

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右手をあげれば、鏡に映る右側の手があがる。

左右は反対にはなっていない。

鏡に映った『鏡像』は上下左右はそのまんまで、前後が反対になっている。

上下と前後が決まってから左右は決定され、鏡では前後がひっくり返る。

人間はペアの逆の状態を決める事で初めて、その逆を区別することができる。

上 前 右

下 後 左


量子力学における、ペアの光子の『量子もつれ』。

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二つの光子が空間的にどんなに遠く離れていても、互いに関連した性質を示し、一方の光子①の状態Aを観測することで、もう一方の光子②の状態Bが決定されること。

逆に言えば、観測するまでは二つの光子はそれぞれAとBの『両方の状態にある』と言える。

シュレーディンガーの猫

箱の中の猫が生きているか死んでいるかは、観測者が箱を開けるまでは分からず、両方の状態が重なり合って同時に存在している。

Schrödinger's Cat

あらゆるものは常にいくつもの別の宇宙に囲まれ、果てしない世界の分岐を作り上げている。

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そして、光子は人間のDNAと同居する時に初めて規則性を持つ。

あ

この世に客観的な現実は存在しない。

この世は人間の主観で成り立っている。

(Oka In Deepさんの記事参照)


弱い相互作用ではパリティ保存の法則(※)は適応されない。

物理法則が左右対称であれば、パリティ (Parity) はよい量子数であり、時間とともに不変であるという法則。)

一部の原子核や素粒子は空間的には『非対称』となっている。

例えば、ミルクの85%は水分で、水の分子は対称だが、その他の成分の脂肪、糖分、タンパク質などの分子は非対称になっている。

分子の『鏡像』を『光学異性体』と言い、原子の内部のことは考えられておらず、その分子を構成する原子の並び方が『鏡像』の関係にある。

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アリスが行った鏡の国では、非対称の分子のすべてが『鏡像』になっていた。

と言うことは、

『鏡の国』では、非対称の分子の場合、それらはすべて、『我々の今のこの世界の同じ分子』の鏡像になっている。

鏡の国では、鏡像の分子によって、物質が構成されている。

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左右が反対で、電荷と磁極も逆になっている粒子でできた原子を『反原子』といい、反原子が集まってできた物質を『反物質』という。

『反物質』は、普通の物質と一緒に存在すれば『対消滅』を起こし大爆発を引き起こす。

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仮に、アリスが鏡の国のミルクに唇を触れたとしたら、『対消滅』を起こし、大爆発によって、文字通り粉々になって各種の粒子と化し、鏡の国とともに飛び散ってしまう...

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アリス『あっちにもミルクがあるかしらね? でも、きっと、鏡の国のミルクはおいしくないわよ。』 

-  ルイス・キャロル 『鏡の国のアリス』


電子に対して陽電子、陽子に対して反陽子、中間子に対する反中間子、といった具合に粒子に対しても『反粒子』が存在する。

この反粒子は、粒子の鏡像ではなく、電子がマイナスの電荷を持っているのに対し、その反粒子である陽電子はプラスの電荷を持っている。

ある粒子と、その反粒子は、すべての保存量の符合が反対になっている。


『陽明門』

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日光東照宮の『陽明門』

日光東照宮の『陽明門』には、神が人間の完全性に嫉妬しないようにと、あえて裏側の通路左手二番の柱の模様だけ『上下反対』に建てられた『魔除の逆柱』が存在し、それ以外は完全に対称的な造りとなっている。

『魔除の逆柱』 


生物、人間は『6』個の陽子と『6』個の中性子と『6』個の電子の『炭素』『666』が主体となって出来ている。

多くの炭素化合物は結晶構造を持っているが、その中には非対称の結晶構造のものもある。

非対称の結晶は、つまりは非対称の分子から構成されている訳で、偏光を通した時、偏光面を右または、左にまわす旋光性を持っている。

自然界には、同じ炭素化合物の、右旋回のものと左旋回のものが混ざり合って存在しているが、生物のからだに含まれている炭素化合物は、必ず、どちらか一方、それも、ほとんどが左旋性のものになっている。

また、タンパク質は、α螺旋と呼ばれる右まわりの螺旋構造になっており、生命の本質とも言える『DNA』は『二重螺旋構造』になっている。

からだの非対称分子や螺旋構造は、我々と同じで『鏡像』にはなっていない。

(広瀬正 『鏡の国アリス』より抜粋、引用)

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『反物質』は、原子や粒子、分子やその螺旋構造も『鏡像』になっている。

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『反物質』の測定や生成、『反物質』消滅の謎の解明に取り組むスイスの『CERN』

CERN

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『CERN・LHC加速器』の主要検出器の名前はALICE

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『ALICE』


『CERN』全体と『ALICE』アトラス実験の場の比率は、『月』『地球』の比率、『3:11』 『311』になっている。

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『月』は自分で光を出して輝いているのではなく、『太陽』の光を反射して輝いている。月と太陽とは陰陽の関係にある。

『月』が映し出す『地球』での現実とは?

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『陰陽』

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この世界では男女、雄雌の区別がない種には寿命がない。

原初の地球からこの世に存在するバクテリア。

例えば、『大腸菌』は火、その他の外的要因があれば死ぬことはあるが、寿命自体はなく、永遠に生きる。

男と女がない世界。

『X』ジェンダー

『Facebook』は、社名を『Meta』に変更し、メタバースの世界に突き進んでいる。

Meta社のロゴ『8』『X』『ウロボロス(蛇)』

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MatrixのNeoが働く会社は『Metacortex』

Cortexは大脳皮質の意味がある。

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万物は流転する。

ヘーゲルの弁証法『事物の螺旋的発展』『対立物の相互浸透』

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事物はすべて『陰陽』で『螺旋構造』になっている。

ある命題(テーゼ=正)があれば、それと反対、矛盾する命題(アンチテーゼ=反)が生まれる。そして、それらを統合する命題(ジンテーゼ=合)が浮かび上がる。

相互に対立しあった事物は、影響を与えあい、浸透し、融和され、一段進んだ形へと生まれ変わる。そして、すべては螺旋的に進化を遂げていく。

現実と仮想現実の融和。

IoTやAI、〇Gなどの普及とともに注目されるようになってきた『デジタルツイン』の世界。

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(日立のHPより)

『アリスのウサギの穴』から仮想現実の世界へ。

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其の弐 : 【Down the Rabbit Hole】


現実世界と鏡の向こうの仮想現実の世界。

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大阪メトロは4月19日、2025年『大阪・関西万博』を見据え、2024年度に全駅で顔認証によるチケットレス入場システムを導入すると発表した。

ハロウィンの日、10月31日に起こったJOKER事件。

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中世ヨーロッパでは、王族や貴族などにジョークを言って楽しませるエンターテイナーが存在し、彼らは『Jester(宮廷道化師)』と呼ばれていたという。JesterもJokerも、道化師はみな、王族や貴族たちを楽しませるために雇われた者たちとされる。

『Jester(宮廷道化師)』

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『ハロウィン』の仮装と『ピエロ』

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『ハロウィン』の起源はDruids(ドルイド)の『サウィン祭』。

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HALLOWEEN

サウィン(英: Samhain、スコットランド・ゲール語: Samhuinn, Samhainn、サウィン祭、サウェン、サマイン、サムハインとも)はケルト暦で1年の始まり、すなわち夏の終わりと冬の始まりにあたる10月31日の前夜祭とと11月1日の祝祭(ケルト人は1年を夏=光と冬=闇に二分する)。ハロウィンの原型の一つと考えられており、ハロウィンはサウィンの前夜に当たる。

(wikipediaより)
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WICKER MAN
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10月31日『ハロウィン』の日に燃えた首里城。

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そして、首里城、メタバースバーチャルOKINAWAで仮想現実で復元。

アメリカ・ネバダ州で開催されている『バーニングマン』フェスティバル。

何もない砂漠に1週間だけ街が現れ、セレブリティたちが集う奇妙な祭り。世界中から集まった参加者は、様々な仮装をし、パフォーマンスを繰り広げる。祭りの最後には、『ザ・マン』を燃やす。

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『JOKER』
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10月31日『JOKER』事件

テクノロジーの急速な進歩で、事件を未然に防ぐ『マイノリティ・リポート』のような時代もやってくるのかもしれない。

模倣犯。

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カメラの台数を増やす。

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大阪メトロは『大阪・関西万博』を見据え、全駅で顔認証によるチケットレス入場システムを導入すると発表した。

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そんな、『大阪・関西万博』。一体どんな万博なのだろう?

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このロゴ...


2025年 国際博覧会 報告書 (案)を見てみることにしよう。

人類が直面する自然災害・食料不足・病気・暴力等の様々な生存リスク、グローバル化や情報化等の世界的な現象、さらに生命のあり方や人間の生き方を根本的に問い直しうる人工知能やバイオテクノロジー等の新技術の発展を踏まえ、我が国は未来社会における「人間の幸福な生き方」と「それを支える社会経済の未来像」をテーマの中心にすえ、世界各国のパビリオンとともに、様々な議論を生み出す発信の場をつくるべきではないか。
19~20世紀前半においては、自国の産業発展や技術革新の成果を展示することで、その繁栄を誇示するという産業振興や国威発揚の役割が中心であった。しかし人類は二度の世界大戦と環境破壊を経験し、科学技術万能主義の限界と矛盾が明らかになることで、国際博覧会に人類共通の課題解決を提言する場としての役割も求めるようになった。
このように、現代の国際博覧会は、人類共通の課題の解決に向けたアイデアを発信するとともに、異なる知と知が融合することで新たなアイデアが生まれる場としての意義を有している。アイデアは先端技術だけでなく、社会制度や価値観、文化を反映させた、多様かつ幅広いものとなる。
さらに、こうした多様な文化や価値観を知ることや、世界の人々が出会い、交流する場であることが、偏見を排し、相互理解を醸成する意義も大きい。

『2025年 国際博覧会 報告書 (案)』より

進む『第四次産業革命』

日本では世界で最も高齢化が進展し人口減少が進んでいるが、この社会的課題に対応するためには、トータルヘルスケア・ソリューションからの広範なアプローチが必須である。
関西は、圏域そのものの「スマート都市化」にあって、先進的な都市モデルや社会モデルを示すことで、世界各国から視察に来るような都市群とならないといけない。そのためにも道路や上下水道、公園、河川、鉄道、街路照明など、あらゆる都市基盤の整備や強靭化、さらには維持管理にあって、最先端の情報関連など先端的なテクノロジーが採択される必要がある。
夢洲のまちづくりのコンセプトはスマートシティ。夢洲での万博が未来都市の可能性を示すものになることを期待。世界中から高度な技術を持つ企業が集まり、最先端技術の集積地にすることで、夢洲を未来の展示場にする。その様なまちづくりであればスポンサーも集まるのではないか。
夢洲を究極のスマートシティにして、人口減少過疎地域のモデルとする。全自動交通システム、ドローンによる宅配、電子決済システム、新エネルギーによる完全電力供給、植物工場による生鮮食品自給など、ロボット・AIによる人手を減らしたスマートシティのモデルを作る。スマートシティの輸出モデルを作る。

夢洲は人が住んでいない広大な更地である。特区等の認定を受けることでドローンや自動運転等の実証実験地として活用出来るのでは。更には夢洲に訪れた人々の行動などをデータ集積し、様々な商品開発に生かすことも出来る。夢洲を新技術やビッグデータに関する実証実験の場として活用する。

『2025年 国際博覧会 報告書 (案)』より
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『2025年 国際博覧会 報告書 (案)』より

ドローンを全て万博事務局に登録し、ドローンの活用による飲食の提供やグッズ販売などを行い、施設部分の不足を補う。ドローンなどの実証実験を行うための特区にする。

未来は今の技術の延長線上にはない。人類はたえずディスラプション(創造的破壊)を起こしているからだ。

『2025年 国際博覧会 報告書 (案)』より


『スマートシティ』

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SMART CITY。SMART PHONES。SMARTメーター。SMART家電。

『SMART』とは、Spatial Monitoring And Reporting Toolの略。

空間的監視報告ツール

(Microsoft社の記事参照)

(スマートシティの実現に向けて注目されるのが、デジタルツインという技術で、物理空間にある情報をIoT(従来インターネットに接続されていなかったすべてのものをネットに接続する)で集め、現実空間の情報を仮想空間に再現することから、と言う理由があるからな訳ではありますが。)


何かがおかしい、奇妙な2025年 『国際博覧会の展開事例集』の一例

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『大阪・関西万博』は『SDGs』(Sustainable Development Goals) を掲げており、テーマは『いのち輝く未来社会のデザイン』だが、これらの展開事例集が既に『SDGs』の真の姿を物語っている。

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SDGs

(必ずしも、すべてが陰謀論で言われているようなことではなく、テクノロジーによる時代の急速な変化や、今後の地球環境の激変に対処するため、という要素が強い訳ですが。)

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(東京工業大学未来年表より)

NASA、危険な小惑星の軌道を変える宇宙開発を開始


何かがとってもおかしい、奇妙な2025年 『国際博覧会の展開事例集』の一例の続き

『待ち時間ゼロのサイバー・フィジカル 博覧会 』

実世界のパラレルワールドとして、サイバー空間で同期した博覧会を開催。


『「もしも」を「リアル」に体験 』

仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術を活用し、「もしもの世界」を体験。「動物と会話」、「憧れの職業(宇宙飛行士など)体験」、「歴史上の偉人と会話」、「魔法を使う」などを体験する。

『「もしも」を「リアル」に体験 』より
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『一音BAR「ば」 「ば!」「ばば!」「ばーばばば、ばば?」「ばばばっ!?」「、、、ばばばばばばば。」 』

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一音BAR「ば」での日常会話である。人類の原初的な言語の発生を探るべく、「ば」一音でのみ、会話が許されるBAR。人類がまだ高度な言語を獲得していなかった時代、私たちの祖先はどのようにコミュニケーションをとっていたのだろう。人類はこのカオスの中からいかに言語的秩序を生んできたのだろう。そんなことに想いを馳せながら、また一杯お酒がすすむ。

『一音BAR「ば」 「ば!」「ばば!」「ばーばばば、ばば?」「ばばばっ!?」「、、、ばばばばばばば。」 』より
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『愛情アーカイブス』

ふと、無性に、亡くなった人に会いたくなる時がある。2025 年、家庭用AI 搭載ロボットが万博にて展示される。生きた証を動画や画像など「情報」として残せる現代。「情報」の次に、残したいものは何か、それは「愛」ではないだろうか。ロボットが家庭の日常を記録。家族の誰かが亡くなった後、あの人と会いたいと思った時にホログラムで故人が現れ、日常の風景と共にあなたに語り掛ける。「会いにきてくれたんだ。」ああ、これが愛なんだ。「愛」を残せる。生きる意味が一つ増えた。

『愛情アーカイブス』より
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(仏教では愛は執着なので悪とされる。日本で愛という言葉が使われ出したのは明治以降で、歪められた愛を尊いものとし教義に入れるのは...の概念でしかない、とどこかで読んだ記憶がある。)


やっぱり、何かがとってもおかしい、奇妙な2025年 『国際博覧会の展開事例集』の一例の続き

『あなたのこたえ、みんなのこたえ 』

「あなたは電車の運転手です。5 人を救うために、ハンドルをきって、1 人をひき殺せますか?」―「トロッコのジレンマ」をはじめ、これまで哲学者が行ってきた思考実験を、来場者一人一人に行う。来場者はICT デバイスにて匿名投票することができる。複雑性が増す世界において再度注目されるべき倫理観。答えのない「問い」への現代人のありのままの答えを浮き彫りにする。

『あなたのこたえ、みんなのこたえ 』より
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『私だけがいない世界 』

「もし、自分が死んだ後の世界を覗けたら?」ーごく普通の生活を送る主人公の「私」は、スクリーン上で突如、死んでしまう。 「私」は死の直後からゆっくりと「天国の塔」を昇天してゆく。そこで見た「私だけがいない世界」は、「私」がいなくなった後も変わらず回り続けており、「私」はただただ呆然とそれを見つめることしかできないのであった。と、その瞬間視界が暗転し、高さ100mからフリーフォール。現世に戻ってきたとき「私」は再び日常を歩み出す。生を実感しながら。

『私だけがいない世界 』より
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「おわかりいただけただろうか? 」


道化師が誘う(いざなう)世界。

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”それ”『IT』が見えたら、終わり。

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『IT』 日本での公開日は『113』

『アリス』の足元の矢の数字『113』

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『MATRIX』 - 『IT』 (Information Technology) = 『MARX』

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『The Matrix "Resurrections"』の予告編。

流れる曲は Jefferson Airplane 『White Rabbit』(アリスの白ウサギ。)

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『MATRIX』 - 『IT』= 『MARX』

マルクス経済学、赤い共産主義、青い資本主義の『カール・マルクス』。

『経済学者、経済を管理する人』=『The Economist』

赤いピルを飲むか。青いピルを飲むか。

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『113』『115』

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実は、『アリス』と言うのは、実在の人物がモデルになっている。

作者の『ルイス・キャロル』は近所のこどもたちを集めて、常日頃から童話を聞かせてあげていた。そのこどもたちの中に、リデル家の三姉妹がおり、三姉妹の真ん中の子が『アリス・リデル』であった。

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『The Economist』

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『33』『3』『3』『3』『133』

『仮想通貨』と『アリスのウサギの穴』

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其の参 : 【Deep Inside the Rabbit Hole】


『The Economist』=『経済管理』

『仮想通貨』

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『ビットコイン』と『33』

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ビットコイン『33』%下落。

5月、18年『3』月以降で最大。

『30』分でビットコイン『33』万円急騰。

『33』%の人々が、ビットコイン価格は近日中に『33』万円へと大暴落と予測。

ビットコイン(BTC)の半減期とは?

ビットコインの半減期は『33』回までで終了。


AmazonはVISAの取り扱いを止める方向に動いている。それにとって代わるのは、次世代デジタル通貨決済を担う『Mastercard』だ。

『Mastercard』、アジア太平洋地域で仮想通貨カード発行へ 。

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『Doconomy』の裏に描かれたロゴ。

そして、メッセージ。

I am taking responsibility for every transaction I make to help protect the planet. (私は地球を守るために、すべての取引の責任を追います。)

Doconomy

次世代クレジットカードの『Doconomy』では、全ての取引は監視され、中国様式の、『Social Credit System(信用スコア制度)』が採用されると言われている。

『BITCOIN MAGAZINE』の記事と解説動画。

Don't Fall For The Social Credit Scoring System Trojan Horse.
Mastercard is part of a larger effort to introduce social credit scoring under the guise of ESG concerns. Bitcoin fixes this.


『アリス』の足元の矢『115』

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『115』

11月5日は『ガイ・フォークス記念日』。

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1605年11月4日深夜(ユリウス暦)に火薬陰謀事件の共謀者であるガイ・フォークスが、貴族院(ウェストミンスター宮殿)の地下に仕掛けられた大量の火薬(爆薬)を管理していたところを発見・逮捕された出来事及び、翌5日の夜にジェームズ1世が事件の未遂による自身の生存を祝い、市民たちがロンドン中で焚き火を行って祝った出来事に由来する。 その数か月後に「11月5日の遵守法」が制定され、事件が失敗したことに感謝する毎年恒例の祝日となった。

(wikipediaより)
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火薬反逆事件の日(Gunpowder Treason Day)と呼ばれる国会議事堂爆破計画。

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1603年にエリザベス1世が跡継ぎを残さずに崩御したために、スコットランド王ジェームズ6世がイングランドとスコットランドの両方を統治することになる。

『イングランド王即位』

1603年3月に入るとエリザベス1世が重体となり、セシルは女王崩御に備え、3月19日にジェームズ6世に彼がイングランド王に即位する旨の布告の原案を送り届けて、王位継承準備を整えた(エリザベス1世がジェームズ6世への王位継承を認めていたかどうかは不明)。5日後の3月24日にエリザベス1世は崩御し、ジェームズ6世は4月にエディンバラを出発、ロンドンで熱狂的な歓迎を受け7月25日に戴冠、同君連合でイングランド王ジェームズ1世となった。平穏な王位継承を迎えるための政治工作に尽力したセシルには翌1604年にソールズベリー伯爵を叙爵、1608年に大蔵卿に任命して報い、ソールズベリー伯の従兄の『フランシス・ベーコン』もナイト叙爵と特命の学識顧問官任命で助言者に迎え入れた。

(wikipediaより)

『火薬反逆事件の日(Gunpowder Treason Day)』

1603年にジェームズ6世がイングランド王ジェームズ1世として即位したその翌年、1604年に王は絶対王政の強化をめざして国教会による宗教統制を強め、カトリックやプロテスタントを厳しく弾圧していった。

それに憤慨した『ガイ・フォークス』を含む『13』人のカトリック教徒が火薬陰謀事件を企てる。

それは、ウェストミンスター宮殿(貴族院国会議事堂)を開会式の日11月5日に爆破することによって、国王ジェームズ1世や国会議員たちをまとめて暗殺し、王女エリザベスを王に挿げ替えようと企てた国家転覆計画だった。

(ちなみに、エリザベスは、夫フリードリヒ5世との間に『13』人の子をもうけている。)

しかし、10月26日の夜、モンティーグル男爵の下に匿名の1通の手紙が届き、開会式前夜に国会議事堂は徹底捜索。

国会議事堂の地下で『36』樽もの火薬と実行犯の『ガイ・フォークス』が発見され、その場で逮捕。

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火薬陰謀事件は未遂に終わり、ロンドン市民は王が無事であったことを祝い、篝火を焚いた。

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議会は11月5日を事件が失敗したことを神に感謝する日として1606年に遵守法を制定。

この遵守法は、後に制定された、1859年3月の11月5日遵守法を廃止する記念日遵守法により、次第に鳴りを潜めて行くことになる。

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『ガイ・フォークス』は首謀者ではなかったのだが、一番最初に捕まったため、この事件の象徴となった。

ハッカー集団『アノニマス』の面も『ガイ・フォークス』の顔を模したもので、英語で『男、奴』を意味する『Guy(ガイ)』も『ガイ・フォークス』に由来。

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『マザーグース』と呼ばれる童謡としてもイギリスやアメリカには11月5日『ガイ・フォークス記念日』は伝承されている。

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Please to Remember, The Fifth of November, Gunpowder Treason and Plot. I See No Reason, Why Gunpowder Treason, Should Ever Be Forgot.

憶えておいて。11月5日を。そう、火薬陰謀事件の事さ。
どうしてって?
理由はよく分からないけど、忘れちゃいけないと思うんだ。

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『115』『ソングバード』

Flare Financeにより、2021年11月5日の時点のスナップショットでSGB(ソングバード)を保有してる人には、EXFIトークンがエアドロップされることが発表。

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『Please to Remember, The Fifth of November.』

そう遠くない近い未来、紙の紙幣もすべてなくなり、すべてはデジタルへと移行する。

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『ハンプティ・ダンプティ』

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鏡の国のアリスに登場する『ハンプティ・ダンプティ』もまた11月5日の火薬陰謀事件と同様に『マザーグース』の童謡に登場する。

Humpty Dumpty Sat on a Wall
Humpty Dumpty Had a Great Fall
All the King's Horses and All the King's Men
Couldn't Put Humpty Together Again.
ハンプティ・ダンプティが塀に座った
ハンプティ・ダンプティが落っこちた
すべての王の馬と家来をしても
ハンプティを元には戻せなかった。

卵『ハンプティ・ダンプティ』

卵、人体、宇宙。『宇宙卵』の崩壊、世界の誕生の象徴を『ハンプティ・ダンプティ』『マザーグース』から読み取ることが出来る。

『宇宙卵』

『ブラフマー』 バラモン教の哲学思想『ウパニシャッド』の最高原理『ブラフマン』を神格化したもので、人間の思考そのものが形になった神。

古代インドにおけるヴェーダの究極の悟り、梵我一如では、梵(ブラフマン:宇宙を支配する原理)と我(アートマン:個人を支配する原理)は同一であるとされる。

(wikipediaより)

宇宙はブラフマンの卵(梵卵)と呼ばれ、『ブラフマー』はその宇宙卵を二つに割って天と地を創ったとされる。

ヒンドゥー教では『ブラフマー』『ヴィシュヌ』『シヴァ』が三大神として崇められており、世の還流と遷流は、『創造・維持・破壊』のサイクルが輪廻的に繰り返されると考えられている。

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(『Trimurti(三神一体)』 Thawan Duchaneeさんの作品)

『三神一体』

三神一体(さんしんいったい)またはトリムールティ(サンスクリット: त्रिमूर्तिः trimūrti、"3つの形"の意)は、ブラフマーとヴィシュヌとシヴァは同一であり、これらの神は力関係の上では同等であり、単一の神聖な存在から顕現する機能を異にする3つの様相に過ぎないというヒンドゥー教の理論である。すなわち、ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの3柱は、宇宙の創造、維持、破壊という3つの機能が3人組という形で神格化されたものであるとする。一般的にはブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァがそれぞれ創造、維持、破壊/再生を担うとされるが、宗派によってバリエーションが存在する。

(wikipediaより)

ヒンドゥー教の三神一体で『破壊/再生を担うシヴァ神』

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『CERN・LHC加速器』『ALICE』

『CERN』では、『ALICE』加速器を使い、荷電粒子を標的や別の粒子に衝突させ、その衝突のエネルギーから生成される粒子を調べる実験を行っている。

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『ALICE』は、ビッグバンを再現する実験、極小ブラックホールを生成する実験、多次元宇宙(マルチユニバース)を探る実験でもあるとも言われている。

『CERN / 地獄への扉』と『シヴァの破壊/再生』

『CERN 』と同じスイスにある、世界最長鉄道トンネルの開通式の様子。

『CERN』の研究棟の中庭には破壊/再生の神『シヴァ』の像が祀られている。

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2015年3月14日『CERN』再起動前に行われた『破壊の踊り』シヴァの舞。

(12:48辺りから『シヴァ』。『破壊の踊り』は14:45辺りから。)


『この世の物質』
『鏡像』である『反物質』は出会うと爆発的な『対消滅』を起こし、消えてなくなる。

だが、仮に、『対消滅』が爆発的なものだけではなくて、『CERN』でこの世で精製された『反物質』の分だけ、この世から、『鏡像』である『物質』が消えてなくなっていく可能性はないだろうか? 

この世から、人が、動物が、昆虫が、自然が少しずつ消えていく...

だって熱力学の第一法則ですべてのエネルギーの総和は一定だもの。

================================================
目に見えるものは常に全体の半分。
互いに分かれた陰と陽の対比によってのみ、それを知ることが可能となる。
================================================

『イニシエーションエリザベス・ハイチ参照


そして、日本でも...

大型加速器『国際リニアコライダー(ILC)

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2025 大阪・関西万博

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万博会場のイメージ図(経済産業省提供)

『私だけがいない世界 』

「もし、自分が死んだ後の世界を覗けたら?」ーごく普通の生活を送る主人公の「私」は、スクリーン上で突如、死んでしまう。

「私」は死の直後からゆっくりと「天国の塔」を昇天してゆく。そこで見た「私だけがいない世界」は、「私」がいなくなった後も変わらず回り続けており、「私」はただただ呆然とそれを見つめることしかできないのであった。と、その瞬間視界が暗転し、高さ100mからフリーフォール。

現世に戻ってきたとき「私」は再び日常を歩み出す。生を実感しながら。

そしてだれもいなくなった。


『The Economist』が仕向ける『2022』

スクリーンショット (43)
スクリーンショット (45)


果たして、完全に鏡の向こうの現実に移行した後は、生を実感しながら再び現世に戻ってくることはできるのだろうか?


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『時間がない。時間がない。大変、大変、もう間に合わない!』