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August

どうも、自炊を始めました、船生です。

8月の終わりに。いきなりですが、夏といえば何を思い浮かべますか?夏休み、夏祭り、花火大会、帰省、旅行、部活、宿題、海、川、その他色々とあると思いますが、私にとっての夏はやっぱり夏祭りと花火です。夏がギュッと凝縮されていて好きです。そして、これらは異性と共有することにより驚くべき効果を発揮し、狂おしく鮮明に記憶を埋め尽くします。しかし、そんな記憶、私は遡ること前前前世。近年はチームメイトや友人と、「今年の夏もしっかり夏らしいことしました。」と言わんばかりに今夏の修了証書頂きに足を運んでいました。けれど、今年はこのような状況なので、皆さんも例年通りの夏ではなかったのかなと思います。今夏できなかった事が多かった分、来年の夏は夏のせいにしてどこまででも行きましょう!


そんな8月も振り返えると充実してました。
7月にチームに合流してから、個人のスキルワークをメインに練習していたのが、8月に入りゲームライクな練習に変わり、久しぶりにバスケットができて、改めてキングスのチームメイトやスタッフは素晴らしいなと感じました。そんなチームメイトやスタッフから日々学ばせてもらい、今シーズン、私がチームから求められる役割を全うする為に、私なりに考えて、練習ができたんじゃないかと思います。ですが、まだまだだと思うので開幕までの時間を大切に過ごして行きます。


マチネの終わりに/平野啓一郎

この本にも出会えました。「たった三度会ったあなたが、誰よりも深く愛した人だったー」というキャッチコピーの映画予告に福山雅治さんと石田ゆり子さんというキャスティングに興味を持ち映画公開前に購入したのですが、小説はあまり読まない方なので読まずにいて、気がつけば映画も公開してしまっていました。何故、急に読んだかといいますと田代はすでに小説も映画も見ていて強く勧められたからです。それから読み出したというものの田代が人としてやってはいけないものベスト10には入ると思われる他人が読んでいる本のネタバレを言い始めて本当に辞めて欲しいと思いました。終わってみれば全部嘘だったので良かったのですが、、笑
小説を読み終えてすぐ、映画も見ました。

「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言うし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」 

これは作中の言葉なんですが、とても好きな言葉になりました。ポジティブな考え、言葉だなと、感じました。未来が過去を変えていくとはどういうことか、それを考えたときに思い浮かんだのが、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチ、Connecting The Dots 点と点を繋げる、西野亮廣さんの近畿大学でのスピーチ、人生に失敗は存在しない、でした。

例えば、スティーブ・ジョブズが自ら始めた会社を30歳でクビになり、途方にくれながらも、pixar社を立ち上げ、ディズニーと共同して世界初のCGアニメ、トイ・ストーリーが生まれ、世界的なアニメスタジオになったように。

例えば、私が高校進学の際、楽しそうという理由で入った高校が、まさかの地獄のように練習が辛い高校で、好きなバスケットを辞めたい、何でこんな高校に来てしまったのだろう、と後悔するも、当時、大学で1番強く、スター選手が多くいた、青山学院大学に進学することができ、今プロの世界にいるように。

後悔せざるを得ない出来事に対して、その先の未来が改めて意味を与えてくれることが人生にはいくらでもあるのかなと。失敗、後悔も間もなく過去になって、その過去を私たちは書き換える事が可能であること。そして、点と点の繋がりは予測できません、後で振り返って、点の繋がりに気付くのです。と。

人生は選択の連続であり、人はいつだって選択を迫られて生きている。そして、どんな些細な選択でも、その1つ1つ選択により未来は変化していく。同じように、変化していく未来は、常に過去の意味を更新し続ける。だから、今やっていることがどこかに繋がると信じること、過去の失敗、後悔も大事にすれば、いつか素晴らしい意味を持つかもしれないこと、そして、なにより「大事なのは、常に、今だ。」ということ。石田ゆり子さんが気づかせてくれました。マチネの終わりに、お勧めです。


そんな8月の締め括りは、FNS歌謡祭での満島ひかりさんの「ファイト!」です。この曲と出会ったのは、私が大学生だった頃にカロリーメイトのCMで満島ひかりさんがカバーしていて知りました。当時は、良い曲だなと、カラオケで歌ったりしていましたが、歳を重ねるにつれ、この曲の凄さ、深さを感じるようになりました。「私の敵は、私です。ファイト!闘う君の唄を、闘わない奴等が笑うだろう」

生きていれば、自分の意思に素直になれない、身の周りや社会に流されてしまうことがあると思います。それらを魚と水の流れに例え、流れに逆らいながら、震えながら、闘うような表現も好きです。そんな曲を今回満島ひかりさんが生放送で歌うと知り、大変なことになると思いました。満島ひかりさんといえば、Folder、Folder5で歌手としても活動していましたが、今は日本のトップ女優であり、昨年、「お気に召すまま」という、舞台を観に行かせてもらったことがありますが、ワンピースでいう覇気のようなものを人から感じたのは初めてでした。表現者としてオンのスイッチが入った時の演技は鳥肌が立ちました。ですから、今回の生歌を凄く楽しみにしていました。そして、やはりアーティストさんとは別物の表現力で、テレビ越しでも感情が伝わる歌い方で心を打たれました。私もバスケットボール選手という表現者として、バスケットボールを通して、誰かの心を動かせるような人間になりたいと思っています。ですので、明日から、また「ファイト!」します。


そしてこの日、祥太がパパになりました!
祥太、おめでとう!


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