見出し画像

『人間味』テレビかじりつきVol.9

呼吸するようにテレビを見てしまうふぬけの番組視聴録です。

#ロンドンハーツ (5/18)

ロンハーお得意のドッキリ企画にギャンブルや借金で有名なゲス芸人・岡野陽一が参戦。表向きの企画は「激辛料理を完食できたら10万円」というモノだったが、もしもそれがちょっとしか辛くなかったら?という仕掛け。岡野は期待を裏切ることなく激辛に悶絶する芝居を大袈裟なぐらいやり切った。制限時間もやらしく目一杯使い、ちゃっかりクリア。

続いて2杯目も完食すればさらに10万円というお題になると、岡野は心の中でガッツポーズをしたような表情を見せた。当然のように食いつくも、さすがにそこはロンハー。2杯目は本当の激辛だった。岡野は匂いを嗅いだ瞬間にさっきとまるで気配の異なる丼に動揺。あっさりギブアップ…かと思いきや、見どころはここからだった。

絶対に10万円を手放したくない岡野は明らかに演技ではない悶絶を見せながらも完食に立ち向かったのだ。滝のよう汗、声にならない絶叫、血走った目。見守っていた淳やザキヤマも驚きを隠せない。なんと本当に食べ切ってしまった。本来の主旨とは異なるものの、満身創痍である意味別の感動を与えた岡野に対し、賞金はリアルに支払われることになった。

画像1

なんというか、ものすごい人間味が出ていた企画で、笑ゥせぇるすまんのエピソードみたいだった。ちなみに放送後に岡野陽一のツイートを覗くと、賞金は早速お馬さんに賭けて綺麗に溶かしたことを報告していた。

#人志松本の酒のツマミになる話 (5/21)

お酒を飲みながらあらゆるテーマに沿ってゆるくトークをし合う本企画。仕事が上手くいかなかった日、フット後藤はシャワーを浴びてる時に自分の顔面を殴るとか、過去に仕事自体があまり無かったときは10円ハゲが出来まくってボロボロだったという衝撃のエピソードを披露。コテコテの関西人でガサツなイメージがあったけれど、繊細な人なんだなあと。

休日は何をしているかという質問をマヂカルラブリー野田クリスタルが提示すると、松ちゃんは常にシミュレーションをしていると回答した。椅子に座ってずっと頭の中で「ああ言われたらこう返す」「この場面ではこう切り返そう」など、延々とシミュレーションをしてるんだそう。ドラゴンボールで悟空がこんな修行やってなかった?達人というか、もはや仙人じゃないか。松ちゃん曰く、10代の頃によくする「もしあいつと喧嘩したら」みたいな妄想の延長を続けているだけとのこと。たしかに男子に限ってなのかもしれないが、そういう妄想や脳内での喧嘩シミュレーションってよくしていたなと。野球選手が素振りするように、ボクサーがシャドーボクシングするように、松本人志もこんなふうに刀を磨き続けてきたんだなと、その笑いの鋭さと瞬発力の秘密が分かった気がした。この話を受けた後の野田クリスタルの感動したような表情も印象的だった。

#有吉ぃぃeeeee (5/23)

サッカーゲームFIFA回。いまや当たり前のようにやってるけど日本サッカー界のレジェンドたちがふつうに芸人さんたちと絡んで馴染んでサッカーゲームしてるってすごいよね。僕は純粋なサッカーファンであるので毎回新鮮な感動を覚える。有吉から「50代で一番上手いんじゃない?」とゲームの上達ぶりを褒められる柱谷哲二。本当の試合さながらに誰よりも熱くガチでダメ出しも指示もする司令塔の名波浩(この人が一番ガチ)。錦鯉・長谷川にディフェンスラインのコントロールを教える坪井慶介。

ゲストの和製インザーギこと佐藤寿人も有吉との広島ホットラインでゴールを決めるなど見せ場は十分だった。何より前日のIPPONグランプリで鬼気迫る表情を見せていたバカリズムが終始穏やかな表情で楽しそうにゲームを楽しんでいたのが微笑ましかった。「美味いもの食べてゲームして…なにこの番組」と大満足そうだった。





サポートが溜まったらあたらしいテレビ買います