①リン・マーギュリス博士の名著に書かれ、長い間気づかなかった、共生に関する不可解な記述について
リン・マーギュリス博士の名著であるSymbiosis in Cell Evolution第2版が1993年に世に出て、この日本語訳である「細胞の共生進化第2版」は、現在は学会出版センター(現在は倒産して存在しない)より2004年に世に出た。当初は細胞小器官や細胞分裂の起源が異なる生物の共生関係で生まれたという展開に興奮して読み込んだものだったが、今になって、ドナルド・ウィリアムソ
動物の発生様式の起源や最初の動物の幼生形態といった、仮説にとどまるテーマについては個人的な興味があるといえばあるので、近年見つけた情報で気になったものを適当に書いておきたい。身勝手な読書記録という形である。
2019年に、Russian Journal of Developmental Biology誌では、ロシアのモスクワ州立大学無脊椎動物学研究室の研究者らが、動物の起源と進化における仮説を発表した。この仮説では、膨大な過去の文献を渉猟し、動物の起源、初期の動物の個体発生
1999年という遠い昔に修得しようとしてできなかった、多細胞体制への進化の仮説について
2000年のJOURNAL OF EXPERIMENTAL ZOOLOGY (MOL DEV EVOL) 誌288号に掲載された、Maximal Indirect Development, Set-Aside Cells, and Levels of Selectionという論題で私が書き残していた落書きを、断捨離の過程で見つけたので、掲載する。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/1097-010X(200008