自分には才能がないと密かに悩むあなた、そんなに心配しなくて大丈夫。なぜなら・・・
長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。
トーマス・エジソンは有名な発明家ですが、彼の発した有名な名言に
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」
というものがあります。
(原文)
"Genius is one percent inspiration, ninety-nine percent perspiration."
― Thomas A. Edison
実は、これ、エジソンの正確な名言ではないんです。
なぜか?
エジソンを長々とインタビューした記者が、話をまとめて「つまり、こういうことね」と、一言にした文章です。
※エジソンは、1%/99%ではなく2%/98%と言ったとも言われています。また、有名になってから、「私は1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になると言ったのに!世の中が勝手に美談に変えて、私をただの努力家と勘違いしている!」と怒ったとも言われています。人の伝聞なんて、そんなものです。気をつけましょうw
解釈はさておき、一つ言えることは、人生を前進させるには、何らかのひらめきは必要だということでしょう。そして、そのウェイトが50%/50%ではなく、圧倒的に努力に比重がある、ということは、それだけ、血のにじむような努力をしなければ、ひらめきも生まれない、ということでしょうか。
でも、人なんてもともと五十歩百歩(=An inch in a miss is as good as a mile.=1インチの小さなミスも、大きな1マイルのミスと、同じミスという点では同じ)。
そして、小さなヒラメキ(=才能)があったとしても、それは一夜にして、シンデレラ馬車がカボチャに戻ってしまうような、ほんの一瞬の間に出てくるものなのかもしれません。
現在大河ドラマに出てくる、渋沢栄一は、500もの企業を作った「資本主義の父」と呼ばれていますが、彼の義弟、(カッコイイ岡田健史演じる)平九郎なんて、22歳に、徳川慶喜の大政奉還後の動乱の中、戦争に巻き込まれ壮絶な最期を遂げています。もし生きていたら、田辺誠一演じる、私塾まで開いた知識人、尾高惇忠の弟として、渋沢栄一より有名になったかもしれません。
結局は、明石家さんまが娘に名付けた「イマル(=生きてるだけで丸儲け)」の概念で生活しているほうが、よっぽど幸せなのかも?
だから、肩の力を抜いて、生きていこうと思えるのは、私だけ?
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