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【やさしい人が向いている仕事】葬祭ディレクターは「救急隊員」

冨安さん、葬祭ディレクターの仕事は「救急隊員」と同じようなものなんです。

葬儀業界の先輩に、以前私にこのように教えて下さった方がいました。

確かに、葬祭ディレクターは救急隊員のような職業だなと妙に納得した記憶があります。

家族の緊急時に、すぐに故人のお迎えの手配を行い駆けつけるのは、まさに救急隊員です。

慌てているご遺族様に対し、冷静にご案内を行う葬祭ディレクターの仕事は世の中に必要な仕事の一つです。

葬祭ディレクターは「やさしい人」しかできない

20代の新卒の方、転職を考えている若手の方に、「葬祭ディレクターに必要なことはなんですか?」とお尋ねされることがあります。

その際に私は葬祭ディレクターは「やさしい人」が求められるとお話をさせて頂いております。

葬祭ディレクター・葬儀担当者は、故人様やご遺族に寄り添うお仕事です。

寄り添う気持ちを持つ人=やさしい人しかできないと私は思っています。

話術がうまい人より、聞く姿勢のある人が向いている

葬祭ディレクター・葬儀担当者は「聞く姿勢」を常に持つ方が向いています。

故人やご遺族のご要望に対し、どのようなご提案が出来るのかを考えるのが葬祭ディレクターです。

自分や会社の売りたいものを提案することが、葬祭ディレクターの仕事ではありません。

もちろん葬祭業は株式会社で運営しておりますので、売り上げに貢献することは大事です。

しかし、「物売り押し売り」をする仕事ではありません。

どんな仕事でも同じだと思いますが、まずは相手方のお話をちゃんと聞くことが求められます。

お金だけで働いていた人は淘汰された職種

以前の葬儀業界は、葬儀費用もとても高く、勤務体系も異常な時代がありました。

その頃は業界全体として、とても給料を多く頂いていた時代があったそうです。

さらに多くの「心付け」もあった時代だと聞きます。

正直、当時は「どれだけお金を稼げるか」を優先に、葬儀という仕事を考えている人もいましたが、今はそのような時代ではありません。

今、葬祭業に携わっている方は「本当にお葬式の仕事に尽くす」と考えている人が多いのではないでしょうか。

大人になったら「社会に必要な存在」になること

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子どものころは、社会に必要な存在になるということを考えたことはありませんでした。

おそらく誰もが、小学校・中学校・高校・大学と学生時代を過ごす中で、明確に「将来社会に必要な存在になる」と思っていた人は少ないのではないでしょうか。

私も仕事をする前、社会に必要な存在となるという考えはなく、大人になったら働かないとと思っていたくらいの気持ちでした。

最初はほとんどの方がそのくらいの気持ちなのではないでしょうか。

社会人となり、葬儀の仕事に携わる中で、社会に必要な存在となり、お給料を頂くことは「社会の役に立つこと」で頂ける対価であることを知りました。

繰り返しますが、間違いなくお葬式の仕事は世の中に貢献できる仕事です。

今後も多くの若い方々が、この葬儀業界に携わってくだされば嬉しいです😌


こちらは主に寺院、介護施設、行政への寄付等、またコミュニティ運営費として活用させて頂きます😌