〔米国〕雇用統計 事前考察&ドル見通し
❏ 背景と予想6/12FOMCを控え、FRBの金融政策の行方が関心を集めています。確かにインフレ率は強く、FOMCではターミナルレートの維持がおこなわれやすいでしょう。しかし一方、直近の指標データは悪いものが増えてきました。
6月序盤の米指標は、ISM製造業景気指数(ISM製造)、建設支出、 雇用動態調査(JOLTS)、ADP雇用者数が弱く、ISM非製造業景況指数(ISMサービス)のみが強いデータでした。5月も弱いデータが多く、いよいよアメリカの景気はダウントレンドに迫った