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今週の相場観&論点(FX) 7/15~7/21



FRB要人の発言はとくに注目される

❏相場見通し(FX)

7/31FOMCに向かうにあたり、最重要データとなる小売売上高がでます。インフレ鈍化が明瞭になった中、消費鈍化という形でデータを裏づけできるのか?非常に重要です。これとならび、ベージュブックの報告内容も確認しましょう。
また、企業決算発表も本格化してゴールサックス、ネットフリックスなど重要銘柄が発表します。

日本ではCPIがでます。7/31BOJ政策金利で日銀が利上げする思惑もあり、データがどういう示唆をするか注目です。

先週末にペンシルベニア州でトランプ前大統領が銃撃され負傷しました。ご本人は軽傷で済んでいますが、それ以上に選挙に向けて支持率に影響しそうです。同情票がおそらく増えるでしょう。
トランプ氏が当選すれば、マーケットは活性化するとされ「もしトラ」相場になる可能性があります。


❏ 注目される経済指標・イベント

▶小売売上高(米国)

アメリカ経済は個人消費が約70%あり、強さの秘訣ですが、その消費を確認するうえで最重要のデータが小売売上高です。
景気が悪くなるとき、まず消費が悪化し、次いで生産や雇用が続いていくのですが、すでに生産や雇用は減速していますから、消費で裏づけがとれるとドル相場の先行きを確認できるでしょう。

▶もしトラ相場

トランプ前大統領は、選挙公約で「減税」「規制緩和」など景気上昇を促すものを多く掲げています。2016年相場でもそうでしたが、トランプ当選と同時に株価やドルは強く買われ「トランプノミクス」と呼ばれました。
今回の銃撃により、トランプ支持率は上昇して当選確率は上昇。それを起こ根で相場が動くでしょう。
支持率に関する情報とともに観察するべきです。

▶ECB政策金利(ユーロ圏)

ユーロ圏から政策金利がでます。今回利下げする確率は、極めて低いでしょう。ただ次回(9/12)の利下げは十分ありえます。今回は9月利下げの有無を確認する回になりそうです。ユーロが強く売られる展開もありますから、確認が必要です。

▶消費者物価指数(日本)

日本CPIがでます。日銀が7/31にどういう決定を下すのか?次回(9/20)にどういう決定をするのか?というメッセージに注目が集まります。日本のインフレ率は、今後再上昇する可能性がありアメリカのインフレ率と状況が異なります。
インフレ再燃が確認されれば、利上げへ前進するとともに、高すぎるドル/円が是正されるでしょう。発表に注目です。


(後記)
今週の相場観&論点については、記事の構成を検討中です。今のところこのスタイルで逝こうという形ですが、変更があるかもしれません。あくまでファンダメンタル視点で、為替相場に影響ある内容を中心にピックアップしていく所存です。

記事は以上です
また次の記事でお会いしましょう
Fundalia financial philosophy(FFP)

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