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都市農業について考えていきます‼️

街づくりについてのグループワークをする授業を取りました。他の過程なんだけれど、とても楽しそうだったし、たまには一限の授業を取ろうと思ったことも理由です(実に3年ぶり笑)
日本の地方活性化や過疎化への対策を個別具体の対策ではなく抜本的な構造から解決するという文脈で都市農業を考えることになりました。

そこで、今回は都市農業基本法について調べたのでアウトプットしておきます。詳しくはこちら

都市農業振興基本法は、都市農業の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、都市農業の安定的な継続を図るとともに、都市農業の有する機能の適切かつ十分な発揮を通じて良好な都市環境の形成に資することを目的とした法律です

まず、「都市農業」とは、市街地及びその周辺の地域において行われる農業と定義されておりその機能として
新鮮な農産物の供給
災害時の防災空間(延焼防止や避難場所に)
国土・環境の保全(雨水の保水、生態系の保護等)
農業体験・学習、交流の場(公教育や生産者と消費者の交流)
良好な景観の形成
の5つが挙げられている

都市農業の現状としては経営は全国平均と比べて小規模だが、消費地の中での生産という特性を活かし、野菜を中心に多様な作物が生産されている。また、特に市街化区域内農地は、一般の農地と比較して地価の水準が高いことから、経営に対する税の影響に配慮した仕組みが設けられている。

都市農業振興のために国・地方公共団体は、施策を策定・実施する責務を有し、都市農業者及び農業団体は、基本理念の実現に主体的に取り組むとされている。また、各主体が振興のために協力することを定めている。地方公共団体における都市農業の多様な機能への期待(大都市を対象とした調査)(出典;農林水産省都市農村交流課調べ(市街化区域内に農地のある市区町村の農政担当部局へのアンケート調査。人口密度5,000人/k㎡以上の都市を大都市として集計。回答数78自治体)(平成24年度))によると一番都市農業への期待が高かったのは身近な農業体験・交流活動の場の提供(94.7%)であり、次いで地産地消による新鮮で安全な食料の供給(93.4%)であり、とても期待度が高いと言える。都市農業振興のための具体案は、法整備、地産地消の促進、農作業を体験することができる環境の整備(特に興味深いのが、障害者の就労の場や高齢者の生きがいづくり・健康づくりの場として生かす取組)、 国民の理解と関心の増進(PRや交流など) 、都市住民による農業に関する知識及び技術の習得の促進等(都市住民の参加)、調査研究の推進が挙げられている。

最後になるが、本稿で日本国全体で都市農業の振興を図っていることと、その意義や現状、振興のための具体政策について知ることができた。次は個別の事例をいくつかフォーカスして調べてみたい。

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