マガジンのカバー画像

意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

1,735
図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
運営しているクリエイター

2017年2月の記事一覧

これは自分ぽい文章かどうか、 時々分からなくなる

これは自分ぽい文章かどうか、 時々分からなくなる

このnoteでは、ブログだし誰に見られるわけでもないから、適当に「である調」で統一してテキストをカタカタ打っているわけだけど、自分のなんとなくのイメージで「〜である」ってあんまり似合わないなぁと思った。

でも、誰かに意見を求めているわけでもないときや、noteのヒラギノ明朝フォントには「である調」がしっくりくるんだよなぁ。

逆に、今担当しているCAKE.TOKYOや、たまに書いているTHE B

もっとみる
芸術は作者の死によって完結する、のか?

芸術は作者の死によって完結する、のか?

昨日ピースオブケイクの加藤さんのnoteを読んでいて、毎週更新を楽しみにしている「コンテンツ会議」ってハッシュタグ(#コンテンツ会議)をつけて参加もできるのか!と気づき、参加してみたくなったので最近ちょうど「コンテンツ」について考えていたことをつらつら書いてみたいと思います。

***

文字が書いてあればなんでも読みたがる活字中毒の私ですが、一番好んで読むのはいわゆる純文学と呼ばれるジャンルです

もっとみる
『3年でプロになれる脚本術』は人の心を動かすための教科書、かもしれない。

『3年でプロになれる脚本術』は人の心を動かすための教科書、かもしれない。

先週取り上げた「結婚できない男」が、あまりにもおもしろくて、結局、最後まで見てしまった(Amazonプライム会員は無料で見られるので、未見の方はぜひ)。このドラマ、見るのは3度目なんだけど、毎回楽しめるのがすごいと思う。

この作品の脚本を担当した尾崎将也さんが、『3年でプロになれる脚本術』という本を出しているのを見つけた。

結論から言うと、この本、とてもおもしろいです。コンテンツを仕事にしてい

もっとみる