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教えて、メーテルリンク|ふあんクリエイターの実行日誌

身近に、「羽」と呼ばれるものがいて


うさぎは、「羽」と数える。

我が家の灰色うさぎ、うさ地蔵を見つめて。

心配ごとは、書き散らしていこう。


***


「宇宙って広いらしいなー」

窓から空の様子を伺いながら、宇宙の図鑑をめくり、漠然と気持ちを泳がせてみた。


わたしは近々職場が変わる予定で、少し頭の中がいそがしい。ああ、いそがしい、いそがしい。

というより、

新たな環境を前に、ドッキドキの一年生よろしく、緊張しているのである。


さて、このままだと「何を」恐れて緊張しているのかわからないため、具体的に考えてみた。

理由はなんだろう?恐れの理由。

どんな人たちがいるのか(会社は仲良しクラブではないが、穏やかな関係は築きたい)
仕事を覚えられるのか(これは入ってみなけりゃわからない。どんどん人に聞いて、早めに覚える工夫はしよう)
謎の怒声が聞こえないか(気分で大声を出し、同僚を威圧する人を多々見てきた。これは悲しいが、他人は変えられない。運まかせ)

上記、()内は書きながら現時点で整理されたもの、または感想のようなもの。


逆に先方は、わたしに対して

今度入ってくる人は、どんな・・・

などと思っているかもしれない、おあいこかもしれない。


悩みすぎない。けれど、悩んでもよい。そりゃだって、環境が変わるわけですからね。不安ですよ。まず認める、これ大切。うん。


(そうだ、面接時の人事担当者が、少しこわかったことを思い出した。淡々と卒がなくて、わたしをそんな目で見ないでくれ!見透かさないでくれ!その質問はやめてくれ、でも予想していたから大丈夫だもんね!だとか、全身の毛穴から滲み出る汗、汗、汗。とにもかくにも、心細いったらありゃしない。恐怖も一周回ってドッカン!!!どんとこいやっ、と開き直るしかないという境地。緊張のあまり空気をパクパクと食べてしまった。そのため、面談後は漏れ出すオナラとゲップを慎重に奏でながら帰宅。プー。プー。ガー。がんばれ!家まではピアニッシモで!あれは恥ずかしかったな・・・)

***


「宇宙って広いらしいなー」

について。

これは、何か、大きなものに意識を飛ばすことで

わたしの悩みなんて、ちっちゃいぜ!

とか

なんとかなるでしょ!

と勇気づけたいのだ。

新たな環境で見つけたい、たのしさ、しあわせ。この不安の大きさは、よりよい人生への期待なのかもしれない。


***


同居のうさぎ、うさ地蔵。

うさぎは「羽」。鳥のように

うさ地蔵。

灰色の、すでにある「しあわせ」。


緊張するなあ。

心配だなあ。

でも

会社は、わたしの人生そのものすべて、にはなり得ない。だから、何が起きても大丈夫!


宇宙の中にある

地球という星の

日本に住む

わたしの

小さなジタバタ

いや

いまは結構大きなこと



わたしの無意識に埋もれているであろう「よき何か」よ。わたしはあなたに一生気づかないまま終わるかもしれないけれど、どうかそんな不義理を許して、わたしに寄り添っていておくれ。いままでも、これからも、わたしの支えとして。


そして、ありがとう、うさ地蔵。

その存在で「わたし」を呼び戻す、灰色のうさぎ。

すべては身近なところから。


[日誌はつづく]

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