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感じるままに。思うままに。
部屋の窓を開けると
遠く遠く向こうから
ブーンとカナブンが勢いよく飛んできて
部屋の中に飛び込んだ。
勢いよく飛び込んだので
カツンと壁にに当たって落下し
コトンと仰向けに床に転がる。
転がったカナブンは脚をバタバタした。
慌ててカナブンを
親指と人差し指で挟んで起こす。
カナブンが床の上を歩きはじめたところで目が覚めた。
先日、叔父が他界した。
父の時のように
急だった
認知症フォローグッズ
出来ていたことが
日々の生活でちょっとずつ出来なくなる。
そのちょっと出来なくなったことには
フォローが必要。
介護が終わった大先輩たちから教えてもらい
使っていて良ったものもたくさんある。
1つ目は
人感&暗明センサーライト。
母が夜トイレに行く時に自分で電気がつけられない。
暗闇を歩くと
感知してライトがつく。
トイレまで3個設置。
電池式なので
コンセントを引き抜か
たまにはリアル守護霊体験も
ひとり歩き&徘徊も
事故に遭ったりが危ないのであって
安全で付き添う方の時間が許すのなら
本人と一緒に
本人の行きたいように歩くのも良いそう。
記憶は断片的かも知れないが
母も何かを思って
外に出ているのだから。
そう思うと
全て忘れてしまうわけでなく
記憶は断片的で
パズルみたいな記憶の仕方なのかもしれない。
とゆうわけで
先日、ふらり玄関から出る母のひとり歩きに
つ
今はどのタイムラインにいますか?
最近、
母は自分の名前を
旧姓で名乗る。
先日は
食べずに皿ごとご飯を洗濯ネットに入れ
洋服に包み込み
引き出しの洋服の中に入れてしまったようで
小蝿がわいてしまった。
片付けていたら
私のそばに立ち
何をしてるのか?と母が聞く。
「何を?って。」
怒るつもりはなかったが
小蝿がわいたことを
ついつい、怒ってしまった。
「出て行け!出て行け!」
と母が大声を出し騒ぎ
自分の手でできること
バリバリに破けた網戸の網を張り替えた。
YouTubeを観ながら2時間半くらいで
私も自分で
張り替えることが出来た。
ちょっと前に
母が網戸をばりばりに破ってしまった。
あたたかくなり母が窓を開けると
虫が部屋の中に入るので
春が来る前に網戸を張り替えないとと
そんな話をしていた。
「自分で張り替えたらいいよ。」
といろんな方々から勧められ
道具を買い揃え
自分で網戸の
探しもののはみつかる
「ない。ない。ない。」
どこを探しても
母の入れ歯が見つからない。
「ここにも。ない。ない。ない。」
と探していたら
ふと
「ない。ない。ない。」
と探しものをしていたときに
大先輩に言われた言葉を思い出す。
大きく深呼吸をして
気を取り直してまた同じところを
「ある!ある!ある!」
と探したら
何度も探した
本棚の奥に入れ歯が転がっていた。
探しものをすると
その視点からは見えない世界もあることに気付くことから
歯医者さんを前に
「怖い。怖い。」
と目をぎゅっとつむり
胸の前で両手をぎゅっと握り
小さな子供のように
「いきなりこんなに虫歯になった。」
と母が言う。
「いきなりこんなに虫歯にはなりませんから。」
と歯医者さんが
母の口の中を見ながら
「この虫歯は昨日よりずっとずっと前の虫歯でしょうね。」
と言って微笑むと
もじもじした母の目が泳いだ。
歯医者さん嫌いな
心配しないで。大丈夫だから。
子供の頃
なにかと心配してしまう私に祖母は
「心配しないの。大丈夫なんだから。」
と笑って言っていたのを
ふと思い出す。
先日
母が固い物を無理に齧ってしまったようで
前歯がグラグラになってしまった。
慌てて近所の歯医者さんに診てもらい
結果
グラグラした歯は抜くことになった。
歯医者さんを目の前にすると
怖いと言って
口をぎゅっと閉じ
目をぎゅっとつむり
子供のよう
ありがとうございますからはじめよう
母が
「ありがとうございます。」
とたくさん言う。
着替えやご飯やトイレのときも
「ありがとうございます。」
と呪文を唱えるように言う。
"ありがとうございます"は
以前
私が付き合っていた彼にフラれ
この世の終わりみたいな気分になった時に
出会った言葉が
"ありがとうございます’'だった。
なんでも
出会いはあると思う。
「ありがとうございます。」
を言えば良