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ありがとうございますからはじめよう


母が   


「ありがとうございます。」


とたくさん言う。


着替えやご飯やトイレのときも


「ありがとうございます。」


と呪文を唱えるように言う。



"ありがとうございます"は


以前


私が付き合っていた彼にフラれ



この世の終わりみたいな気分になった時に


出会った言葉が


"ありがとうございます’'だった。



なんでも


出会いはあると思う。



「ありがとうございます。」


を言えば良いわけね!


じゃあ。死ぬほど言うことにしよう。



もともと単純な性格な私なので


思い出すと


笑ってしまうけど


当時は


藁にもすがる気持ちで


修行のようにありがとうございますを唱えた。


自分の悲しいとか辛いとかの気持ちは関係なく    


散歩するときも


駅までの道も


掃除する時も


電車に乗っているときも


お風呂に入っているときも


ただひたすら


"ありがとうございます"を


心の中で繰り返し繰り返し言って過ごしていたと思う。


不思議と



そうやって過ごしていると


とても良かったので


母にもすすめたことがあり


認知症になってもいろんなシーンで


「ありがとうございます。」


とゆう言葉が自然に出てくる。


母もありがとうございますと言って


過ごしていたんだなあと思う。 




もしかすると



この世界は


言葉が先なのかのかもしれない。




何が本当に良いか?なんて


この世界には



やってみないと分からないことが



たくさんたくさんある。












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