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イスラエルとパレスチナの長い対立史 - 戦争の背後に潜む歴史的背景

こんにちは、ふみりまです。
9月下旬辺りですかね?米国株が急に暴落し始めたのは?
毎月の雇用統計発表による暴落ではなく、何なのか疑問に思いながらチャートを観ていましたが最近、イスラエルとパレスチナの戦争が起こったと報道がありました。
暴落と戦争が始まる間にタイムラグがあったんだとそこで初めて気づきました。
貯蓄をほぼ投資に回しているので、「銃声が鳴ったら株を買え」という格言通り買い増しをしているのですが(不謹慎ですみません)、今後の戦争の進捗が不安ですよね。
今日はイスラエルとパレスチナの戦争の背景についてお話していきます。

イスラエルとパレスチナの戦争は、長い歴史にわたる対立が根本にあります。これは主に以下の要因に起因しています。

1.領土問題

イスラエルの建国と領土獲得: 1948年、イスラエルは国際的な承認を受けて独立を宣言し、その際に広範な領土を宣言しました。
この領土は、ユダヤ人移民が多く住んでいた地域に拡がっており、ユダヤ人国家の建設を意味しています。
しかし、この宣言に反対するアラブ諸国とパレスチナのアラブ人は、この領土の割り当てに不満を抱きました。

六日戦争(1967年): 1967年、イスラエルはエジプト、シリア、ヨルダンとの六日戦争で西岸地区、ガザ地区、東エルサレム、ゴラン高原などの領土を占拠しました。これにより、領土争いはさらに激化しました。

2.宗教問題

東エルサレムは、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教にとって聖地とされています。
ユダヤ教では、エルサレムの旧市街にある西の壁(ウェスタン・ウォール)が最も聖な場所であり、この地に第二神殿があったとされています。イスラム教では、アル・アクサ・モスクと岩のドーム・モスクがエルサレムの聖地であり、預言者ムハンマドの夜の旅(イスラーム教の伝承)がこの場所で行われたと信じられています。
このように、宗教的に重要な聖地に関する競合が、対立の一因となっています。

宗教的な対立は、紛争の激化につながることがあります。
宗教的なシンボルや聖地への侵害や紛争が、感情的な反発や暴力行為を引き起こすことがあります。
宗教的極端主義も、対立を助長する一因となっています。

3.過去に起きた戦争の清算

1948年アラブ・イスラエル戦争(第一次中東戦争)
1956年スエズ危機(第二次中東戦争)
1967年六日戦争
1973年ヨム・キプール戦争

これらの過去の戦争と紛争は、イスラエルとパレスチナの対立の背後にあり、領土、国家の存立、宗教的信念など多くの要因が絡み合っていました。

4.和平プロセスの停滞

このイスラエルとパレスチナの戦争を止めて国際からも和平を促そうと支援している所ではあるのですが、両国の争いは止まる事はなくテロによる紛争が後を絶たない状況です。

5.テロ対テロ

テロは、市民生活に深刻な影響を与えます。無差別攻撃や自爆テロなどは多くの犠牲者を出し、身体的な傷害や心理的なトラウマを引き起こします。また、テロは社会的な分断や緊張を高め、対立の感情を一層固めることがあります。

イスラエルとパレスチナの両側は、テロリズムに対抗するために様々な対策を取っています。
これには、国内外の情報収集、治安部隊の訓練強化、国際的な協力、テロリストの逮捕・排除、テロの資金源の断絶などが含まれます。
国際社会もテロリズムへの対処に協力しており、国際テロリズムの組織に対する制裁などの措置を採っています。

 テロは和平プロセスを難しくする要因の一つです。テロ行為が続く限り、信頼関係の構築や和平交渉が進展しづらくなります。また、テロが一方的に行われると、対立の激化を招く可能性が高まります。したがって、テロの阻止は和平の実現に不可欠ですが、同時にその根本的な原因にも取り組む必要があります。

テロと対テロはイスラエルとパレスチナの対立の中で複雑な問題であり、和平プロセスに対して大きな障害となっています。対テロの努力は安全保障を確保する重要な一方で、その背後にある社会的、政治的な要因にも焦点を当ています。

6.日本の影響

日本がイスラエルとパレスチナの紛争に直接巻き込まれる可能性は低いと言えます。
日本は中東地域において中立的な外交政策をとっており、紛争当事者として関与しているわけではありません。

ただし、日本は国際社会として中東の平和・安定に対する支援や協力を行っており、例えば国際連合などの国際機関を通じて、和平プロセスや人道的支援に貢献しています。
また、日本はエネルギー資源の安定供給のために中東諸国と経済的なつながりを持っています。
そのため、中東での紛争が国際的なエネルギー市場に影響を及ぼす可能性はありますが、それは日本が特に巻き込まれるというよりも、国際的な影響を受ける可能性があるということです。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
午後も素敵な時間をお過ごし下さいね。

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