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パジャマが引き出してくれた私たちの本音


先日、盛岡で開かれた招待制の「パジャマパーティー」にお呼ばれした。

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私はこの日をかなり楽しみにしていた。大学時代に仲の良い友人にプレゼントしてもらったとっておきのチェック柄パジャマを着て参加することを、誘ってもらった時から決めていた。

このパジャマパーティが想像以上に最高だったので、とにかくこの雰囲気を残しておきたいのと、みんなにも知ってもらいたい気持ちがむくむくと湧いてきたので紹介していく。


日常から離れて思いきり食べて飲んで語る、自由なパーティー

そもそもパジャマパーティーって何するの?と思ったそこのあなた。これ、単純明快なのですが、

パジャマを着てお菓子食べて飲んで好きなこと語る

たったそれだけ。その名の通り、「パジャマパーティー」です。


会場は、盛岡駅から出て海運橋を渡ったらすぐそこにある「pono books & time」という本屋さん。

店長セレクトの書店が新品から中古までさまざま並んでいて、ワークスペースもあり、カフェメニューをオーダーすることも可能。イベントスペースとしても多々活用されていて、コミュニティの場にもなっている。

そんな素敵な場所で開催されたパジャマパーティー。まず大前提として、みんなパジャマに着替える。

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今回のメンバーは7名。初めましての人もそうでない人も入り混ざってる。でも、パジャマを着ていると不思議と距離感がぐっと近くなる。ponoにはくつろぐのにもってこいの素敵なブルーのソファーがあって、クッションを抱いたり膝掛けにくるまったりして各々がリラックスできる空間。机には溢れんばかりのお菓子たち(率先してキャベツ太郎というスナック菓子を取ったら、あだ名がそれになりかけた)。まるでお泊まり会な雰囲気の中で高らかに「かんぱーい!」して、いよいよパーティースタート。


ちなみに、このパジャマパーティにはルールがいくつかある。

①どんな話をしてもいい
②誰かの話に否定も肯定もしなくていい
③この場でした話は秘密にする
④自分のことを一番可愛がる!

みんなでルールを確認したら、ひとりひとり自己紹介。ここでも、本名を言わなくていいし、職業や出身地を言いたくなかったら言わなくていい。自分が伝えたいと思ったことだけ伝える。それだけでいい。


そしてフリートークへ。各々好きな飲み物を飲みながら話す。最初は「死ぬまでにやりたいこと」とか、「絶対無理だけどやってみたいこと」とかテーマを設定して、思いついたことをなんでもいいのでひとりひとりあげていく(例絵で出てきたのは「福山◯治と結婚したい!」とか)。誰かが「私はこれがしたい」と話すと、「あ、私も!」とか、「私はこれがいい」とか、ぽんぽん出てくる。

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で、次は「それって実現できちゃうのでは?」という視点に立って、みんなでそれらの夢を叶える方法を出し合う。「それいいね〜!」とか「すぐ叶えられるね!」とか、飛び交うポジティブな言葉たち。

それをやっていくうちに、話が広がり、深みを帯びていく。仕事や恋愛、自分の性格などについての悩みがぽろっと出てくる。それをみんなで聞いて共感しあったり、思ったことを話したり、「こうするのはどう?」って提案したり。

パジャマを着ているせいか、心がゆる〜くほどけて、次々と話したいことが出てくる。あの感覚は体験したらわかるけど、本当に不思議。そして、笑っている場面が多かった。みんな全然無理してなくて、気を張らずにずっとだらだら喋っていられる空間だった。パジャマ着用の効果や場の柔らかい雰囲気はもちろん、先に挙げたパジャマパーティーのルールが設定されていることで、「ここでなら話せるかも」と心を許せる空間になっている。


肩書きも経歴も取っ払って、今の私等身大で話せる喜び

他人だから話せることって、ありませんか。私はある。普段の私のことを知らなくて、肩書きとか経歴とか全部取っ払って話せる空間って、日常の中にはなかなかない。だから、この場のありがたさが身にしみた。話すだけで楽になることもある。

私が参加して思ったのは、普段言えないようなことも不思議とこの場では言えてしまうなぁということ。そしてそこにいる人たちの話もたくさん聞きたくなる。そして思わず激しくうなづいてしまうくらい共感したり、価値観が違っても、「なるほど、そういう考え方もあるのか!参考になるな」と勉強になったりする。

何よりパーティーが終わった後で、「みんなそれぞれ自分の人生と向き合って毎日生きてるんだな」と実感して、悩んだり立ち止まったりするのは私だけじゃないって実感した。それだけで、なんでこんなにも安心するのだろう。そして、誰かの話を聞いたときに応援したくなる。それを受けて「私も、明日から精いっぱい生きちゃお!」と気力が湧いてくる。(実は私、その気力が高まりすぎて、花巻に戻っても収まらなくて深夜2時までひとりカラオケで椎名林檎しばりの大熱唱&ダンスしてようやく落ち着いた)


それぞれの人生、それぞれの考え方、それぞれの性格、それぞれの価値観。それらがうまく混ざり合って刺激しあい、「なんか私、大丈夫かも!」と思わせてくれる、そんな空間がパジャマパーティーの魅力だ。心がリラックスしたことと、ほかのみんなから受けた刺激が重なって、かなりのエネルギーが湧いてくるのを感じた。

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いろいろ書いてしまったけど結論は、ちょーーーーー楽しかった!の一言これはかなり楽しいから、需要かなりあるなと思った。ただ、クローズドな空間で限られた人数だからこそ充実するパジャマパーティーなので、招待制でやっている。なので、「う〜ん、面白そうだけど人見知りだからな」とか「行ってみたい気はするけど、雰囲気わかんないし私なんかが行っていいのかな」とか思う人もいるんじゃないかなと思いますが、大丈夫。よかったら私に「気になるんだけどどうしたらいい?」ってメッセージかコメントください。そしたら招待できる!一緒にパジャマで語らおう!


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記事掲載の素敵な写真たちはヨガインストラクターのかなさん撮影。このパジャマパーティーの主催者の一人であり、「生きやすい世の中」についてたくさん考えている方です。素敵な写真あってこそ、イベントの魅力が伝わるのだと再確認。ありがとうございます!


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岩手県の花巻市で、ゲストハウス「meinn」の女将をやっています。ライターをしながらデザインの勉強もしています。生まれ育った気仙沼がだいすき。私をほんの少し大人にしてくれた盛岡も大好き。夢はライターとデザイナーの仕事をしながら映画館を営むスナックのママになって楽しく暮らすこと!
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