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大切な人を大切にできる人になりたい

今日、久しぶりに悔しくて泣いた。

私が今編集・ライターとして関わっている花巻まち歩きマガジン「Machicoco(マチココ)」の編集会議。いつもは月イチで集まって市内のお店でランチをしながら次号の企画編集会議をしているのだけど、今日はいつもの会議ではなく、マチココという冊子を根本から見直す大きな会議だった。

私は花巻に来てから、マチココの編集長である北山さんと、デザイナーのなつみさんにとてもとてもお世話になってきた。マチココの編集チームに誘ってくださった時、「花巻でもライターの仕事ができるんだ!」と心底嬉しかった。老舗の窯元の職人さん、こども食堂を運営する方、大学野球の有名校の監督……本当にたくさんの人に取材をさせていただいた。一人ひとりのお話が本当に心に刺さって、「花巻には心惹かれる魅力を持った人たちがこんなにたくさんいるんだ」と取材の度に感激した。なつみさんからは個人的にライティングのお仕事をいただいて、全力でクライアントと向き合って一緒に良いものを作ろうとする姿にかなり影響を受けた。私もこうありたい。そう思える人に出会えたことは本当に宝だと思う。尊敬する人たちとチームを組んで作り上げるマチココ。それはいつしか、私が花巻にいる理由の一つになっていた。

2021年3月、私はフリーランスのライターになった。それからとてもありがたいことにお仕事をいただいていろんなことに挑戦させてもらった。記事を書くだけでなく、新たに立ち上がるウェブメディアの編集やディレクション業、SNSの運用などもさせていただいた。それらすべてを良いものにしようと思ってやってきたし、たくさん勉強になった。でも、頑張れない時もあった。迷惑をかけたり、思うように行かなかったり、できない上に甘えている自分がいやになることも何度もあった。それでも諦めたくなかったから、後悔しないように変わりたいと願って少しずつ前に進んできた。

そんな中で、最近マチココにかける時間が減っていた。先輩たちに甘えていろんなところを任せてしまっていた。先輩たちに比べたら全然忙しくないし一番がんばらなきゃいけない私が……

今日の編集会議で、私は痛いところをたくさんつかれた。自分が目を背けてきたことと向き合うことになった。

痛かった。全部図星で悔しかったから。会議では我慢していた涙が、家に帰ったら溢れて止まらなくて、悔しい悔しいと嗚咽して泣いた。(ひどい絵だ…)

同時に、最近誰かに面と向かって指摘してもらえる機会がほとんどなかった私は、それだけ踏み込んで私のことを育てようとしてくれていることが嬉しかった。今、私は転機なんだと確信した。

困った時に頼ろうとしないくせにつまずきやすい私を気にかけてくれる人がいること、ちゃんとここに残しておく。未来の自分よ、大丈夫だ!あなたの周りに尊敬する人たちがいるということは、いざという時には最強の味方がいるということだ。その人たちを大切にしてくれ。自分が持っているもの全てで恩を返してくれ。そうしたい人がいることは、とても幸せなことだ。


最後に先輩たちがかけてくれた言葉を胸に抱きしめて、今日は眠る。「年齢なんて関係ないよ!思ったことは全部言い合おう。良いものを作りたいって思って同じゴールを目指すチームなんだから。一緒に頑張ろう」

明日は取材!やってくぞ!



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