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幸せになりテェなって誰しも思うだろ?(哲学講座4)

さてさて、前回はプラトンについて学んだね。
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前回の記事を見たい人はこちらから(でも今から一文で前回をまとめてるよ)
ソクラテスは、ボクたちはイデア(ホンモノ)の世界から来たからイデアへの憧れ、ホンモノへの憧れがあるんだってことを教えてくれたね。
すごない?本当に一文でまとめたよ!!前回のブログ読む必要なくなるやん!!
さて、この後出てきたのがプラトンのイデア論を否定したアリストテレスという人だ!(哲学は簡単に否定されたり、裏返ったりするんだよね。だから、哲学を少し触って、めっちゃ良いやん、これってなってドヤ顔で友達に言っても、すぐに否定されている思考であることがあるから注意が必要なんだね。カッコの中なのに、前の分より長くなっちゃったね。)

1.頭デッカチは良くないよ。何事も。

アリストテレスのお父さんは医者であり、自然科学者だったんだ。
だから、プラトンがイデアとか理性(頭の中)だけで物事を考えていることにアリストテレスは反対したんだよね。(イケイケアリストテレス!!)
理性だけじゃなくて、感覚も働かせろよってね。
人間はイデアの概念を元から持ってるんじゃなくて、感覚を通して、頭の中に作られるんだよって。(そりゃそうだよな。感覚はインプットなんだもんな。)

人間の頭は最初は空っぽだよ

これがアリストテレスの主張だね!

2.形相と素材と神と

この理性と感覚を用いた考え方が形相資料っていうモノだ。
難しい話は端折るけど、

形相→それをそのものにしているモノ。
素材→死んだ時に残るモノ。

鳥なら羽ばたいたり、卵を産んだり、鳴いたりする。これは形相だ。
そして、死んで残る体は素材だ。
そうすることで僕たちは違う色の鳥を見ても鳥として認識することができるんだね!

これでプラトンのイデア論はもう通用しなくなったね!(プラトンは完全な鳥イデアがあるっていう考えだからね!)
さらに、アリストテレスは自然をとことん追求して、自然界は小さいものから大きなものへとカテゴライズできると考えたんだ。(これは、のちに階級社会を作る下地になってしまうのだよね、、、。)
そしてそのトップには人間が君臨しているってね。
でも、彼はこのようにも考えたんだ。

自然界の全てをスタートさせた神がいるってね。

あれあれ、不思議だね。神からの脱却を図って自然哲学者たちは哲学をスタートさせたのに、突き詰めると神様に戻ってきてしまったね。

3.幸せになりテェって誰しも思うだろ?

彼は、人間は誰しも幸せを追求しているとして、この三つバランスよく保つことが幸福を得るポイントだって思ってたんだよね。
1.自分の本当の必要に生きること(人間的善)
2.他者の必要のために生きること(倫理的善)
3.科学者や哲学者として生きること(知的善)

彼はきっと幸せになりたかったし、人間は誰しも幸せになれるって心から信じていたんだろうね。
アリストテレスの幸せについて知りたければ、ニコマス倫理学を読んでみよう。

4.まとめ

アリストテレス自体は偉大な哲学者なんだけど、ボクはあまり彼が好きじゃないんだ。
彼は多くのことをカテゴライズし、政治にもだいぶ踏み込んで行ったんだ。
その結果、階級社会を生み出したり、男尊女卑な感覚を感じるからなんだ。
もちろんボクらは完璧じゃない。
だからこそ、簡単に物事を決めつけて批判すべきではない。そうだよね。
そして、哲学者も完璧じゃない。
哲学を学ぶ上では肝に銘じておく必要があるよ。
哲学者は己の思想を説いただけで、それは君の思想ではないのだからね。

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