依存症。
アルコール依存症、猫依存症、ニコチン依存症。
依存というのは誠に様々ですが、
食後にはアイスを食べたくなるうちの妹はアイス依存症だし、
すぐにリーダーに立候補する友達はリーダー依存症だし、
すぐ絆とか言い出すやつは、感動ポルノ依存症だ。
友達が
「ずっとSNSを見ている。なんか来てないかなって見ちゃう」
と言っていた。
SNS依存症である。
いささか、10代20代に多いように感じる。
依存は病的と認識されています。でもその限りとは思えない。
芸人は、テレビだけでなくYouTuberになっていたり、
巷では「副業だ」と騒がれている。
つまり、「お金は一本のチャネルで稼ぐのではなく、二本、三本のチャネルで稼いでおいた方がいい」
ということなのでしょう。
依存先を散らしておいた方がいいのは、しかし食い扶持だけではない。
恋人がすべてという人は、恋人に捨てられる。当の恋人からすればそんなことはどうでもいい。
結婚したくてたまらない人とあえて結婚したい人は少ない。
誰もあなたのためには生きてはいない。
先日、友達が、
「自立とは、家族以外に依存できるところがあることだ。」と。
また、ある友達は
「私、今仲良い友達は2、3人ですけど、不思議と友達少ないって思いません。
心の穴を埋めてくれる友達が近くにいて、
分類の違う悩みが出来たら、またその分類に合う友達に連絡できるって分かっているので」と。
依存先を1つにすれば、病。
しかし、依存先を複数持てば、それは多趣味です。
いまはたった1つの顔でうまくやれていても、やがてそれはなくなる。
だから第二第三の顔を作っておく。
見習うべきは、アンパンマンというプレイヤーではなく、
ストックを用意し続けるジャムおじさんだ。
とはいえ、私はドキンちゃんが好きです。
というのもドキンちゃんはドキンちゃんただひとつの生命でしかありえないのですから。
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