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恋をしていた私へ

はじめまして。ふぅです。恋をしていた自分へ、恋をしている誰かへ、恋に焦っている女の子に、読んでもらえたらと思ってこれから自分の初恋について書いていきます。

恋を知らない21歳

初恋ではありませんでした。人を好きになったことはそれまでにもありました。

でも、こんな風に本当に人を好きになってしまったのは初めてでした。

私はそれまで恋人がいたことがなかったから、告白なんてされたこともなかったから、自分のことがどうしても魅力的に思えませんでした。誰にも選んでもらえることがないんだって自暴自棄だったのです。だから、好きな人欲しいなんて言葉が口癖なのに、実際には男友達すらすくない人見知りのまま、女子会で落ち着いてしまう生活ばかりしていました。

この恋について

暖かい部屋の中にいても、つま先までもこもこの靴下で温めていても、ふと誰かを想って凍えそうなほど淋しくなる夜がある。

22歳。
わたしの初めての本気の恋は、別れることが決まった恋でした。

相手に相手がいたわけじゃない。好きだよと言ってもらえなかったんじゃない。ただ、半年後には離れることが決まっていた。半日以上かけて海を渡らないと、会えなくなることはわかってた。

それが初めての恋だったから、どうしてこんなに辛いのかわからなくて、周りに言えなかった感情を書き留めていました。

今、時間が経って、大人な恋ができるようになったかなんてわからないけれど、それでもその時の思いをもう浄化してあげてもいいかもしれない。

眠れずに1人でぼたぼたと泣いた日もあるけれど、あなたに会えた私はとても幸せだったと言えるひとだったんです。

自分だけが特別ではないと知っているけれど

恋愛をして、わたしはどんな恋愛にも物語があることを知りました。どんな恋人たちも、人に言えない寂しさと愛しさを抱えて毎日を過ごしていることを知りました。自分だけが特別なわけじゃないし、自分だけが寂しいんじゃないし。

でも、わたしにとっては自分の恋こそが一番大切なものなのです。あなたにとってはあなたのその恋とその相手が、かけがえのないものであるように。この物語を忘れることはできないから、ここに残しておきたいと思います。

フィクションではないから、同じところをぐるぐる回るような、そんなお話になってしまっているかもしれません。でも、こういう人には言えないぐるぐるの、ごちゃごちゃのままの感情こそが恋愛の中にはあるのだと思います。

それでも良い それでも良いと思える恋だった

これはかの有名なHYさんの366日の冒頭の歌詞です。
きっと、そういうことだと思うんです。それでもいいと思える恋だったし、それでもいいんだよと自分に言ってあげたい。それでもいいんだって言って欲しかった。

だからわたしは、それでも良いんだと自分に言ってあげるために、これから自分の恋のお話をします。それがもしも誰かの勇気につながることがあるのなら、嬉しい限りです。



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