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ちいさな絵物語

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水彩画制作の裏の裏。旅のことや描くときに考えていること。そして画家の体験記
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#絵画

30年のシンクロニシティ

30年のシンクロニシティ

答えはそう簡単には見つからない。すぐにもらえた答えなんて、答えの顔をした「思い込み」に過ぎない、と、思うようになった。

先日、3人の別々の方から、リアルとSNSを通じて「夜と霧」の話題が僕の元へ届いた。これをシンクロニシティと言わずになんと言おうか、というタイミングだった。

第二次世界大戦当時、ポーランドクラクフ近郊にあったユダヤ人強制収容所「アウシュビッツ(ポーランド語:オシフェンチム)強制

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絵本に何を描くのか

絵本に何を描くのか

ぼくの仕事は本当に多岐にわたる。広告のためのカットから、ポスタービジュアルイラスト。裁判所に出向いて新聞掲載の法廷画をえがくこともあれば、書籍の表紙から絵本まで、本当にいろいろだ。

ベースが仙台。
出版社や広告代理店がひしめく東京とは、しごとを受ける過程、勝手がちょっと違ってくる。

表現タッチを問わず、なんでも受けてこなさねば暮らしが成り立たないという、地方独特の隠れ流儀みたいなものがある。

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