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切迫早産と、コロナと、旅行キャンセル

 まさに明日から、旅行の予定でした。出産前最後の旅行。家族3人での最後の旅行。場所はリゾナーレ八ヶ岳。雪遊びができて、大人も子どもも寛げて、最高なんじゃないか、と思っていました。

 もともとは旅行大好き。でも昨年はコロナでそれどころではなく。。夏頃妊娠が発覚したことで、さらにそれどころではなくなりました。つわりが始まるほんの少し前に、夏のお台場泊を楽しんで終了。

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 つわりが落ち着く頃、Gotoキャンペーンに東京地方も追加され、安定期のうちにこの波に乗ろう!ということになりました。最初の候補はリゾナーレ熱海。家族そろって海が好きで、泊まってみたいという願望もあり、空きを探しました。

 しかし夫の仕事の都合もあり、10,11月の土曜泊となると全く空いてない状況…。Gotoに東京が入って、同じことを考える人が多かったのでしょう。つまり、乗り遅れた我が家。予約が取れそうなのは年末か、1月でした。

 いやいや、冬に熱海?だったら、もっと寒いところで雪遊びがいいんじゃない?ということで、場所を広げて探したところ、リゾナーレ八ヶ岳の1月の土曜泊が奇跡的に空いている!しかもGotoのおかげもあり、お得!!思い切ってこっちにしよう!ということで、予約しました。

 コロナの前に、妊婦が大丈夫なの?というポイントがありますが、私は1人目のときに本当に健康な妊婦で、産休に入ったあとの32週(9ヶ月)で温泉旅行に行ったほど。雪遊びは夫と息子に任せて、私はのんびりしていれば大丈夫でしょう、という考えでした。

 無事に予約したものの、11月下旬くらいからコロナの感染者がじわりじわりと増加してきました。Gotoって大丈夫なの?という雰囲気が出てくる中、リゾナーレ八ヶ岳から届いたメールはこんな内容でした。

ご宿泊日までにGoToキャンペーンの中断が決定した場合にも、星野リゾートでは、公式サイトでご予約をいただいた皆様には、GoToキャンペーンご予約時の料金(宿泊料金の35%割引・上限金額1泊あたり14,000円/1名)で宿泊を承ります。GoToキャンペーンが中断となった地域に発着するご予約でも、ご予約いただいたご宿泊料のままでお楽しみいただきたいと考えております。

また、皆様に安心してお泊まりいただけますよう、現地ではこれまで取り組んできました最高水準のコロナ対策に加え、換気および湿度管理の強化策を冬に向けてご準備しております。 

 天下の星野リゾートがここまで必死ということは、観光業界は本当に大変なんだな、と痛感しました。

 しかし、12月に入って、私は切迫早産で入院。その時点で、旅行はやめようということになり、残念ながらキャンセルの運びとなりました。
 行けないことは本当に残念でしたが、赤ちゃんからの「今は行かないで、産まれたら一緒に行こう」というメッセージなんだと思いました。

 先週から緊急事態宣言が一部に発出され、今週は他にも追加されています。明日から旅行に行くかもしれなかった、という今、もし私が切迫早産じゃなかったら?というか、妊娠自体していなかったら?ということを考えずにはいられません。

 車で行って、雪遊びは断念するけど、部屋にこもってのんびりしていれば問題ないんじゃないの?品川ナンバーの車だと地元の方々は不快感を持って、自粛警察の取締りに合うのかもしれないけど、1泊くらいならなんとかなるんじゃない?という考えを持っていたかもしれません。

 それくらい、2回目の緊急事態宣言は位置付けが難しいのでは、と感じます。自粛を強く推奨する、英語だとなんて言うんだ?Strongly recommended self-quarantine??なんだか訳がわからない…。

 現在、切迫早産の私自身が家族以外あまりにも人と会わない生活で、世間と考えがズレている可能性はあります。でも、前回宣言時と比較すると街に出る人がそれほど減っていない、というニュースも目にします。

 現在の状況で困っている人から切実な連絡をもらって、その上で行くと判断した人たちを責めることはできないよなぁ、と思ってしまうのです。

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