キュビズム建築の代表作 黒い聖母の家 【チェコ】
チェコの首都プラハは「建築博物館」とも呼ばれ、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック、アールヌーヴォーなど様々な建築様式の建物があります。
その中でもプラハにしかないと言われているのが、キュビズムという様式で建てられた建築です。
キュビズムとは立方体のキューブ(Cube)に由来する言葉で、誤解を恐れずに言えば、対象を多面的に見た場合の様子を一つの面で同時に表現する芸術的表現のことです。
そしてキュビズム様式の建築はキュビズムの考えを応用し、キューブ(立方体)を至る所に使ったやたらカクカクした建物です。
世界でプラハにしか存在しません。
そのキュビズム建築の代表作が黒い聖母の家(通称ブラック・マドンナ、Dům U Černé Matky Boží)です。
この建物の一番の見所は外観のカクカクしたところ…ではなく、中の階段です。
手すりにカクカク感を出しているところ(キュビズム)と影そのものがいい感じな雰囲気を醸し出しています。
別アングルから。
その中にこんなに怪しい雰囲気のある螺旋階段あります?
私は知りません。
横からの階段。
一時期スマホの壁紙にしていました。
下から見上げるとこんな感じです。
館内にはキュビズムを応用した家具なども展示されています。
ところで、「結局、キュビズムって何なの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
私も分かりません。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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