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社員に聞いた!世界の大量廃棄問題の解決を掲げる「フルカイテン」ってどんな会社?会社案内には書いていないリアルをお届けします。

こんにちは。フルカイテン戦略広報の斉藤です。フルカイテンはどんな会社なのか知っていただきたくて、このnoteを書いています。

noteを書くにあたり、私の考えだけでなくボードメンバーや社員のみなさんにヒアリングを行い、リアルな声を集めました。当社のホームページにも載っていない、ここだけの話も沢山お話しします。

最初に当社について自己紹介させてください。
「世界の大量廃棄問題を解決する」というミッションを掲げ、小売業の在庫運用効率を上げ、売上・粗利・キャッシュフローを最大化するSaaS「FULL KAITEN」を開発・販売しています。FULL KAITENを通じて、大量生産しなくても企業の成長は可能だということを世界中の企業に知って頂き、本当に必要な製品が必要な量だけ流通する社会を実現することでミッションを実現したいと考えています。私たちは、FULL KAITENを世界的なサービスに育てることで、世界の大量廃棄問題を解決し、子供や孫の世代により良い地球を残せると信じています。

それでは、スタート!


社名の由来

フルカイテンを名乗る前の社名は「ハモンズ」でした。これは、当社代表の瀬川が「お客様を笑顔にできる仕事がしたい」と決めてサラリーマンを辞め、ベビー服のECで起業した際につけた社名です。社名には「笑顔が波紋のように広がるように」という想いを込めました。会社のロゴマークは、起業のきっかけになった「風船事件」の風船をモチーフにしました。創業秘話や風船事件については、noteの創作大賞の応募作品でお話ししていますので、ぜひご覧ください。

ハモンズ時代の瀬川。事務所にて。

ハモンズは、ベビー服の在庫が原因で3度の倒産危機を迎えます。この危機を救ったのが、瀬川が独自に考えた在庫分析システムでした。そして後に在庫分析クラウド「FULL KAITEN」として販売を開始し、今に至ります。

フルカイテンのロゴマークは、売上の増加(↑)と在庫の削減(↓)の両立を支援するという意志、フルスピードで在庫が回転してほしいという願いを込めてデザインしました。経営資源を「クラウドサービス事業 FULL KAITEN」の1点に集中させ、小売企業の在庫問題を解決する決意を濃紺1色で表しています。

フルカイテンのロゴマーク

いつ設立されたのか

2012年5月7日に設立されました。2022年で10周年を迎えます。起業から6年間は、ベビー服のEC事業を営み、その後4年間で現在の在庫分析SaaS「FULL KAITEN」を開発・販売しています。ベビー服ECは2018年9月にM&Aで売却し、今はFULL KAITEN一本の会社になりました。そのタイミングで社名も「フルカイテン」に変更しました。

経営陣の経歴と人柄

社員のみなさんに、ボードメンバーの人柄について聞きました。みなさんからの回答を読んでいると「フルカイテンのボードメンバーは、心は熱く頭は冷静」だと思いました。冷静そうに見えますが、温かく熱い人柄で、業務を進める際も一緒に伴走し適切なアドバイスをくださいます。

代表取締役CEO 瀬川 直寛

<担当>経営の責任者
<前職>シナジーマーケティング株式会社
<人柄>実直。まっすぐ。論理的だけど内なる情熱がヒシヒシと伝わってくる。真の優しさを持っている。大胆に見えて細かなフォローができる。努力家。意志が強い。決断が早い。
<ニックネーム>瀬川さん
<趣味>キャンプ

取締役CPO 加藤 卓

<担当>プロダクトの責任者
<前職>シナジーマーケティング株式会社
<人柄>無邪気。丁寧。温和。頭の回転が速い。数字の分析や論理的思考が得意。FKのプロダクト思い。負けず嫌い。大事なことをしっかり教えてくれる。安心感が凄くある。
<ニックネーム>すぐる
<趣味>神社巡り、ウォーキング

取締役COO 宇津木 貴晴

<担当>ビジネス部門の責任者
<前職>freee株式会社
<人柄>気遣いができる。達観している。お茶目。人間関係の築き方のプロ。いつも本質を突く。視野が広い。冷静に物事を判断している。SaaSビジネスに情熱を傾けている。
<ニックネーム>ハリー
<趣味>キャンプ関連のYoutubeを見ること、服、読書

取締役CTO 柳本 晋

<担当>開発部門の責任者
<前職>シナジーマーケティング株式会社
<人柄>メンバーを抜け目なくフォローしている。全体最適な考え方を持っている。面倒見がよい。クールに見えてとても心が温かい。恥ずかしがり屋。頼もしい。安定感がある。
<ニックネーム>しん
<趣味>ランニング、登山、サイクリング

今どういうステージの会社か

当社は今どんなステージにいると考えているのか、ボードメンバーに聞きました。これは初公開なので貴重です!

・代表取締役CEO 瀬川 直寛
数字的には急成長期に入った会社です。ビジネスの完成度をもっと上げるべく、①新機能の開発②既存機能の改善③カスタマーサクセスの仕組み④組織強化のための採用⑤組織スケールのための仕組み作りを並行して行っています。おそらく2022年を計画通りに乗り切れば、有名スタートアップに仲間入りするレベルに到達すると思います。
また、2022年はミッション「世界の大量廃棄問題を解決する」の達成に向けた非常に重要な一年にするという決意を持っています。2022年は、社会的価値のあるスタートアップに進化する大事な一年にします。

・取締役CPO 加藤 卓
プロダクトの完成度という意味で言うと、六合目辺りまで来てると感じています。今まで携わったSaaSビジネスと比較しても、今のプロダクトの進化は目を見張るものがあります。あと一年以内で後続が来ても追いつけないというレベルに持っていけると思います。

・取締役COO 宇津木 貴晴
「在庫問題を解決する会社」という認知は取れてきていますし、FULL KAITENに投資して在庫問題を解決しようという企業様が沢山いることも実証できています。かつ実際の「解決」というファクトも多数の事例ができてきており、あとはそれを多産することで再現性を市場に知らしめることが今のフェーズだと思います。
当社の強みは、事業として在庫問題の解決に振り切っていることで、四六時中解決について考えていることだと思います。且つ、

・支援に深く入り込むことで、最新の詳細に渡る課題解決実績が集まること
・解決にとってプラスになるものは、SaaSという形でプロダクトにどんどん反映されていくこと

これらがさらに後押しになります。
よって、小売業の永遠の課題である在庫問題の解決については、当社が今後もリーディングカンパニーであることは自信を持てる点です。

・取締役CTO 柳本 晋
システムとしては土台が出来た状態。今後、お客様により便利に使っていただくため、システムを拡張していきたいです。具体的には予測精度の向上、マルチデバイスの対応などです。採用については、様々な知識・経験を持つ方に参画いただき、より魅力的なプロダクトに仕上げていきたいです。
また、当社の強みとしてはデータインテグレーションが挙げられます。極端ではなく「データがあれば何でも出来る」ので、今後、様々な展開が待っているはずです。

どんな人が働く会社か

現在の社員数(2023年7月)は43名です。経歴は、大手アパレルショップの店長、転職エージェント、PR会社、新聞記者、IT商社の営業、小売の販売員、SaaS企業など多種多様です。

よく「フルカイテンに転職するなら、小売業や在庫のドメイン知識がないと厳しい?」と誤解されますが、心配無用です!実際、ほぼ全員が小売りのドメイン知識を持たずに入社しています。社員の皆さんに聞くと「入社後に学ぶ姿勢があればOKですし、学ぶ環境や教える環境、聞きやすい環境が揃っている」という実感を持っています。

職種は18種類で、社長室、ビジネス、開発、プロダクト、財務・管理の5グループに分けると以下の通りです。

【社長室】戦略広報、採用広報、リクルーター、CXデザイン

【ビジネス】マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス

【開発】バックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニア、SRE

【プロダクト】プロダクトオーナー、データコンサルタント、データエンジニア、データサイエンティスト、プロダクトマーケティング

【財務・管理】経理、労務総務

職種や人数・性別の分布について詳細はこちらのコーポレートサイトをご覧ください。

今年入社したメンバーに、入社後に感じたフルカイテン印象を聞くと、「穏やかな人が多い。良い意味でベンチャーらしからぬ落ち着きがあると思う。」と話してくれました。私も同感で、温かい人柄の方ばかりでメリハリをつけて業務を進める方が多いです。お互いをリスペクトし、困ったら助け合える関係なので、仕事に集中できます。

社員に聞いた「入社する前に知りたかったこと」

昨年末から今年初旬に入社した新メンバーに「入社する前に知りたかったことは?」と題して、ヒアリングしました。

①リモートでもコミュニケーションを取れるか?
当社はリモートワークがメインで、東京は毎週金曜日に全員出社(エンジニアは毎月1回出社)、大阪・長野は自由出社です。以下、みなさんからの回答です。

・困ったらすぐに発信できる環境だと思います
・最低限のコミュニケーションは取れている。気になったら抱え込まず、すぐSlackで質問できている。1on1の機会があるのでそこで相談することもある
・Slackでのコミュケーションが続きそうなら、google meetで直接話している
・本題に入る前にアイスブレイクをしている
・コミュニケーションは取れているが、オフラインの時のように用事はないけど軽く話しかけることが少ない点は改善点だと思う
・対面の場合よくある、雰囲気を読んで発言しないということがなく、リモートだからこそ、積極的に発言しやすい(発言しないと意図が伝わらないので)というプラス面を感じている

ボードメンバーはさらに社内のコミュニケーションを活性化する仕組み作りについて議論をしているようです。
このあたりの話は別途CEOの瀬川に聞いてみたいと思います。

次に、リモートワークでのコミュニケーションの工夫について社員の皆さんに聞きました。

・話が伝わるように、図、絵、資料、ドキュメントなどを活用する。
・相槌や表情はオーバーリアクション、無駄話を挟む。
・チャットは文字のコミュニケーションなので、誤解を与えたり、失礼に感じられたりしないように気をつけている。

かくいう私も、リモート会議中に自分の顔を見ると、能面のようになっていたことがありました。瀬川はこれにいち早く気が付いて、「相手と顔を合わせる場では、相手を見て相槌を打ち、静止画のようにならないよう、体の動きで相手への敬意を示すことはとても大切なことやで!」と毎月初旬の全体朝会で社内全体に話してくださいました。リモート会議の雰囲気は一人一人が作るものだと思うので、みなさんが安心して気分良く働けるような接し方も会社への貢献だと感じながら業務に取り組んでいます。

②土日は本当にちゃんと休めるのか?
休めます。心配しないでください。ですが正直にお伝えすると、現在一人部署も存在し、人手が足りていない側面もあり、非常に稀ではありますが、業務が立て込んだ場合は休日の数時間を業務に充てることもあり得ます。当たり前ですが代休など法律に基づいて取得できます。休日はしっかり休めるよう、今困っていることや手伝えることはないかを、チームを横断して話せる環境です。

③入社後のオンボーディング期間と内容は?
オンボーディングとは、新しく入ったメンバーが早期に活躍できるように組織としてサポートすることです。リクルーターのサマー(宮尾)が中心になって、新メンバーの職種や経験に合わせて、オンボーディング内容を考えます。期間は個人差がありますが、2週間~1か月ほどです。基本的なオンボーディングの内容は以下にまとめました。

・社内ツール(Slack、Office、Google関連)の説明
・入社課題(デモテスト、1on1、Wantedly記事執筆)の説明
・FS(フィールドセールス)の商談同席
・ボードメンバーからのレクチャー
・部署ごとのレクチャー

エンジニアを除いて全員共通で実施するデモテストは、実際にFULL KAITENのデモ画面を操作しながら、試験官をお客様に見立てて商談のように進めます。テスト当日までに、色んなメンバーにマンツーマンで予行練習を見ていただき、フィードバックを頂きます。意見を元に改善し、試験当日に臨みます。ちなみに私は初回の予行練習で緊張しすぎて、「大丈夫?深呼吸して!」と心配されるくらいボロボロでした。その後、自主練と予行練習を重ね何とか合格できました。
今まで不合格だった方はいないので、自分の言葉で話せるように準備すれば大丈夫です!

あとは、社内の人を知るために1on1をします。入社早々「1on1のお時間頂けますか?」とスラックするのは勇気がいりましたが、社内の雰囲気を知る良い機会でした。みんな快く1on1に応じてくれましたし、リモート環境でも気軽にコミュニケーションを取れる会社なのだと分かりました。他にも、入社したら各人が採用広報のためにnoteで入社エントリー記事を執筆したり、現場を知るためにFS(フィールドセールス)の商談に同席します。

その他、自分が配属される部署のメンバーから業務詳細や疑問点を聞きながら理解を深めます。これらの機会を通じて小売業界や在庫ビジネスのドメイン知識はどんどん身についていきますのでその点も安心してください。

会社の雰囲気

社員の皆さんに「会社の雰囲気はどうですか?」とヒアリングしました。

・ミッションへの共感・FULL KAITENというプロダクトが大好きなメンバーばかり。それぞれ役割は違うが共通のゴールに向かって一致団結しているので、良いと感じる。
・プロダクトの進化が体感でき、業績が伸びているため雰囲気は非常に良い。成長は全てを癒すことを体感している。
・オフラインで会う機会が少ないため、まだ良くわからない部分もあるが、みんなが同じ方向を向いている雰囲気はあると思う。
・今はすごくいいと思う。
・暖かくて包み込んでくれる雰囲気。みなさん大人で優しい。それぞれ何かに長けている。
・良い。お互いにリスペクトしあっている感じ。
・みなさんそれぞれのポジションでしっかり仕事をされていると感じる。
・まだわかりません。(←入社間もないメンバーの率直な意見)

加えて、「他部署との風通しはどうですか?」と聞きました。

・風通しは良いと思う。ただし少ししか会話できないのはリモートの課題だと思う。
・風通しは良いと感じるが、リモートワーク中心なので業務上関わりが薄いメンバーとのコミュニケーションは疎遠になりがち。
・立場は違えど、他部署の方とコミュニケーションが取りにくいとは感じていない。

風通しは良いものの、リモート環境ならではの「タスクベースの会話が中心」という課題があるようです。「どうでもいい話」をそぎ落としすぎると、緊張がほぐれにくいと思います。

ボードメンバーもコロナをきっかけにリモート勤務が常態化したことで、風通しとコミュニケーションの課題への取り組みを強化しています。

例えば、3ヶ月に一度開催されるオフラインイベント「ALL Hands Mtg」ではチームビルディングを目的に全員が全員とコミュニケーションを取る機会が自然に生まれるよう工夫したアジェンダ構成になっていますし、個人個人を詳しく知るための社内報にも力を入れています。つい最近、noteでオープン社内報をはじめました。

CEOの瀬川は幸せを感じられる職場作りに非常に関心が高く、風通しとコミュニケーションに関する取り組みをそういう観点で改善しようとしています。
これについてはまた別の記事で紹介したいと思います。

社内行事

全社員参加のオフラインイベント「ALL Hands MTG」を3か月に1回、大阪本社で開催しています。前述のように、いくら風通しが良くてもリモートワークメインだとタスクベースでの会話が中心になってチーム力が上がらないので、全員とコミュニケーションをとれるとても大切な機会です。

2023年のALLHANDS

2021年12月のALL Hands MTGでは、午前はボードメンバーから自身の管掌範囲から見た2021年の総括と未来の展望を聞きました。

ALL Hands MTGの詳細はこちらをご覧ください。

午後は、当社名物の写真撮影をしたあと、「バリューが社内に浸透していない」という課題を解決するため、チーム混合のプレゼン大会を行いました。

写真撮影の入念な打ち合わせ
実際に撮影した写真がこちら。瀬川(写真左)を筆頭に、迫真の表情と躍動感あふれる一枚になりました

プレゼン大会は準備をチーム混合で行うので、タスクベースだと会話が生まれない同僚とも会話できますし、写真撮影もタスクベースだと会話する機会が少ない人たちと構図を決めて相談しながら写真を撮影するので、すごく良いチームビルディングになっています。

終盤に差し掛かり、ここからスペシャルコンテンツが2つありました。
1つめは、FULL KAITENを利用しているお客様の声をCSチームが集め、その動画をみんなに披露してくれました!

お客様が喜んで動画に出てくださるのは、普段から当社CSがハイタッチなコミュニケーションを取っているからであり、お客様との関係性が見えました。普段お客様と直接会えないメンバーからも、励みになったという声を聞きました。

2つ目は、瀬川のバースデーサプライズです!当日は偶然にも瀬川のお誕生日。この日のために裏で準備し(これもタスクベースだと話さない同僚との会話が増えました)瀬川の好きな曲、青山テルマさん「生きてるだけでご褒美」のパロ風動画を披露しました!後日談ですが、瀬川はこの動画が嬉しすぎて、年末のパパ友会で「どや!」と披露したそうです。

Slack「#雑談」チャンネルにて

行事ではないですが、2週間に1度のペースで新機能リリースの社内勉強会がオンラインで開催されます。リリース前に「ここを改善したらお客様が使いやすいのでは?」と参加者全員で議論します。この勉強会があることで、戦略広報はプレスリリースが書きやすいですし、ビジネスサイドはお客様への説明の準備を進められます。毎回新機能を聞くのはワクワクしますし、進化しているんだな!と感じられるので、勉強会を楽しみにしています。

長くなりましたが、今回はフルカイテンはどんな会社か、社員の皆さんに協力頂いた内容を元にお話ししました。次回は、フルカイテンのミッション「世界の大量廃棄問題を解決する」についてお話しします!

ここまで読んでくださってありがとうございました。


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