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Episode10. 「子連れワーケーション」のすすめ


ファミリーキャリアという考え方を

わが家で安定的に取り入れていくうえで、

やってみてよかったな、と思うことがあります。


それは、「子連れワーケーション」です。

「親子ワーケーション」ともいうのかな。



私は子連れ転職を4回経験しています。

いまはフリーで活動していますが、4回目の転職前の当時も、

独立しようかなと悩んだ時期がありました。


ホームページを立ち上げたり、

ハローワークの職業訓練校を検討してみたり、

クラウドソーシングでライターの仕事を受注し始めたりと

独立の足がかりを探しながら、


雇われないで働くって、一体どんな感じなの?

と、試してみたい気持ちが、ムクムク湧いていたのでした。


とはいえ結局は、前職のスタートアップの創業者さんが

4回目の転職先を紹介してくださり、

当時の希望通り時短正社員として、希望の職種で働けることになったので、

すぐには独立しなかったものの、


4回目の転職前、あのモラトリアムな3ヶ月は、

「これからの職業人生」を選択するうえで、

めちゃくちゃよかったなって思ってます。



社会人になってから10数年間、

「雇われて働く」こと前提で、職業人生を考えてきた私。


・自分で気づいていない、働き方への固定概念がありそう

・休みがない、時間がないからと、諦めてきたことにチャレンジしたい


3回目の子連れ転職した会社を、経営方針の転換により

あれよあれよと退職することになってしまったとき、

うっすらとそんな気持ちが芽生えていました。


そこでやってみたのは、「子連れワーケーション」です。



ワーケーションだから、仕事しながら、遊ぶわけです。


ってなると、こういうことをめちゃくちゃ考えました。


・どんな仕事なら、持っていけるか

・そのためには、旅立つ前に何を済ませておくべきか

・ワーケーション中、仕事を計画的に終わらせるには、タスクの生産性を把握しておかなければ

・かつ、そのタスクをこなすことで、ワーケーション期間中に「いくら稼げるのか」も見積もっておきたい

・そもそも、その仕事は、旅に持って行くほど、めちゃくちゃやりたいことなのか?自分に向いてることなのか?


・・・と。


仕事そのものや、職業人生、職業適性についても、

圧倒的に内省する機会になりました。


「雇われる、雇われないに関わらず、

自分は何でどれくらい稼げるのか、そもそも何をやりたいのか」


こういう、「働く」にまつわる「そもそもの話」を

雇用という枠組みや制約を取っ払って

職業人生を見つめ直すという、人生初めての体験になったのです。



さらに、子連れです。

これがまたよかった!


当時、息子は年少さんで、

とても一人で放っておける年齢ではありませんでした。


それでも、ゆっくり話して説明すれば、

状況を理解できる年齢だと思います。


「いまから30分は、お母ちゃんはお仕事をするから、

〇〇ちゃんは×××をして待っててくれる?」

と、話しあい、旅館のお部屋で、LaQをしててもらいました。


当時の息子は、LaQにハマっていて、

30分〜1時間くらいは平気で一人で色々作って遊べていたので、

LaQのピースを大量に、スーツケースに詰めて、持って行っていたのです。

飽きさせないよう、新しいLaQを買っておいて、滞在先で渡したり(笑)


息子には、仕事を携えて旅に出るということについて、逐一説明しました。


「稼ぎながら、旅できると、いいよね」

「いま書いた記事1本分がいくらだから、◯◯の代金くらいかな」

「こういう仕事は楽しいなと思う」などなど・・・

やや赤裸々すぎるけど(笑)


息子への説明責任を(大袈裟w)果たすのは、

自分自身の仕事内容や働き方が、腑に落ちていなければ、

できないことだと思います。


働く姿を子どもに見せて、

働くことを肯定的に思ってもらいたいと思うから、

そのためには、自律的に働かなければ、と背筋が伸びる思いがしました。


息子に話しながら、それを鏡のようにして

自分の心を見つめていたようにも思います。


これは「ファミリーキャリア(家族としてキャリアを考える)」の

欠かすことのできない側面です。


余談ですが、息子は保育園児にして「納品」という言葉を覚えました(笑)


あと、生産性を把握しておけば

息子が朝起きないうちに、ひと仕事終わらせる、なども

スムーズにできるようになり、自己成長感も味わえました。



もう1つ、子連れワーケーションにチャレンジしたのには、理由がありました。

それは、親孝行もっとしたいってこと。


雇われて働いていると、「休日」に制約が生まれるため

2つのことに、いつも悩んでいたのです。


1つは、

遠方に住む両親や、祖母と、息子を、

もっとたくさん会わせてあげたいけど、

休みの日数は限られているから、なかなか頻度を上げられないこと。


もう1つは、

長期間帰省するには

いつもハイシーズンになるため、

移動コストが割高になってしまうこと。


雇われないで働くことで、

こうした悩みからは解放されるんだろうな・・・と

常々、悶々としていたのです。


自分が決めた時に、無理なく払えるコストで、

親孝行、おばあちゃん孝行を、もっとしたい。


やってみた結果、その満足度たるや

想像以上に高かった!!!


もちろん、「このまま雇われないで働き続けられるのかな」

という不安も付き纏ってはいたけど、

旅行じゃなく、ちゃんと「ワーケーション」してたからこそ、

「稼ぎながら、自由に移動して、親孝行もっとできるんだ」って

すごく自信につながりました。


会社にお勤めの方であっても、

ワーケーションに行くって、どこか遊びみたいに見られそうで

「評価が下がるんじゃないかな」って、不安になる方もいると思いますが


あえて挑戦してみることで、

確実に自律性は鍛えられますし、

子どもとのキャリアに関する対話も生まれますし、

「子連れワーケーション」「親子ワーケーション」

とってもとっても、おすすめです!!


次回、Episode.11「家族で2拠点生活、会津の保育園に“留学”した話」は

9月30日(金)に公開しました


\かぞくも、じぶんも、しあわせに/

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🌷この記事を書いた人のプロフィール🌷

1978年5月生まれの牡牛座B型。
2022年現在、夫と息子と東京都内で3人暮らし。趣味は茶道。


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