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株式投資をしてみたいけれど、本業が忙しくて企業の分析などに割く時間がない、という人は結構多いと思います。

そのような人たちは、なるべく時間をかけずに、労力をかけずに、投資すべき企業を見つけたい(成果を上げたい)という願望を抱きがちだと思うのですが、そのような考え方で成果を上げるのはなかなか難しいと思われます。

なぜならば、もし、なるべく時間をかけずに、労力をかけずに、投資すべき企業を見つけ、成果を上げることが可能であるとすれば、世の中のマジョリティがお金持ちになっているはずだからです。

しかし、実際はそうはなっていません。

このようなことからも、上のような願望が高い確率で機能しないということを窺い知ることができると思います。

ではどうすればよいのか。

今現在の考え方(本業と株式投資のための勉強を二者択一の対象としてとらえ、両立は難しいという考え方)を変えてみることがベストではないかと思います。

つまり、株式投資のための勉強に時間をかけることは、本業にも資するものである、と理解することがベストだということです。

株の勉強は企業の勉強であり、経済の勉強であり、経営の勉強であり、政治の勉強であり、歴史の勉強であり、国際情勢についての勉強であり、消費者についての勉強であり、現代社会の課題と対策についての勉強であり、ひいては世の中の仕組み・成り立ちすべてについての勉強でありますから、これに取り組むことは必ず、みなさんの本業においても良い影響をもたらします。

株の勉強をすることにより視野が広がり、より高い位置から世の中を見渡すことができるようになります。

世の中を支配している様々な利害関係に明るくなり、その中で自分はどのように考え判断していくべきか、より洗練された質の高い答えを手にすることができます。

そしてそのような自己のレベルアップは、職種を問わず、いまみなさんが従事されている本業においても素晴らしい影響をもたらすことは自明のことのように思われます。

要するに、株式投資で成果を上げたいけれどそのための勉強に割く時間がないとおっしゃる方々は、株式投資の勉強は本業にも資するものである(語弊を恐れずに言えば、本業の一部である)と考えを変えてみることがベストではないか、と私は考えています。

本業を頑張ることが株投資に良い影響をもたらし、株投資の勉強を頑張ることが本業に良い影響をもたらす。

これが理想の姿であり、また、考え方次第で誰にでも実現可能な姿であります。

ウォーレン・バフェットの言葉を借りれば、

『私は良いビジネスマンであるがゆえに良い投資家であるといえるし、その逆もまた真である』

ということであります。


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