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初めての元恋人



私が初めて付き合った彼とは中学3年生の頃

塾の夏季短期講習で出会った。



周りよりも目立つタイプで

私はいつも彼の話を聞いて笑っていた。


当時の私は、

・吹奏楽の練習
・英語のスピーチコンテスト
・初めての海外への短期留学

全ての時期が被ってしまい塾のカリキュラムに全部参加することはできなかった。



そして、彼と会う最後の日になるなんて知らず、淡々とその日を過ごしてしまった。




私はどうしても彼のことが忘れられず友達に彼のLINEを教えてもらった。




そこからというもの、私たちは1年以上毎日LINEを続けて高校2年の春に付き合った。




彼は相変わらず、面白くてたくさん笑わしてくれた





近所の海に行ってじゃがりこを食べたり

彼の家のわんちゃんと遊んだり

一緒に釣りをしたり

電車に乗って花火を見に行ったり

大学生になりドライブをしたり




私の青春を楽しませてくれたのは紛れもなく彼だ。




しかし、2年記念日を過ぎた頃私は彼のことが好きなまま振ってしまった。




理由は色々あったが1番の理由は


自分が彼の事を嫌いになっていく姿を
見られたくなかったから


本当に自分勝手だった。




彼はたくさん愛を教えてくれたのに、私は大学生になって変化していく彼を受け入れることができなかった。


向き合うのが怖くなって逃げた。



大好きだった人を傷つけた自分を憎み、
振った日は今までにないくらいたくさん泣いた


それなのに私から連絡をしてしまったこともあった


本当に最低だ





私はこの日、彼が次の恋に進むまで恋人は作らないと決めた(ただの自己満)




そこから数日経ち、彼が海にスマホを落としてしまい必然的にLINEで連絡が取れなくなった。




インスタや当時のTwitterは繋がっていたが私から連絡することはなかった。






自然に彼がいない生活が当たり前になっていった
数ヶ月後に彼からDMで復縁したいと連絡が来た




その頃「別の人の彼女になったよ」という曲が流行っていて私は毎日のように聞いていた。

※彼氏ができた訳でもなく只々次へ進むために、振り返らないために聞いた



もちろん彼からの復縁話も断った





そこから、数ヶ月が経ち


彼に新しい恋人ができた




本当に嬉しかった。



前に進んでくれたんだ

私といた時よりも幸せになって欲しい

と心から願った。




この経験は私にとって生きてきた中で
1番心が痛かった出来事になった



1番近い存在だったけど、別れを選択すると
1番遠い存在になるという事を初めて経験した



好きな人にいきなり振られる辛さを想像すると耐えられないのに私は自分勝手にそれをしてしまった。


しかし私の中で彼との未来が見えなかったのも事実




この選択に後悔はない






只々、

愛し愛される喜びを初めて教えてくれたり

別れることの辛さを教えてくれたり

青春という貴重な時間を私と過ごしてくれた

彼への感謝の気持ちは忘れずに




後ろめたい過去の自分を受け入れて
成長しながら前に進んで行くと決めた


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