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2話 あなたの介護観はなんですか?

「介護に正解はない」

よく言われる言葉だ。


「利用者さんの為にこうしたい」

「自分が介護される側だったら
こうされたい」

「介護する職員が満足してないと
良いサービスは提供出来ない」

介護する人間の介護観は様々で、
それぞれに介護に対する理念がある。

そして、その介護観が着地する所は
大体「利用者さんのために」

そこに行くまでのプロセスが違うだけで
間違っていることはない。

だから「介護に正解はない」

さらには色んな人生を歩んで、
多様な価値観を持った
多くの高齢者を相手だ。

どう寄り添い、ケアをするかは
本当に正解がわからない。

介護職1年目で感じた。
でも、なお奥が深いとも感じた。


私が大切にしている介護観は、
「QOLを維持、向上させる」こと。


「Quality Of Life」(生活の質)

どんなに身体的に不自由であっても、
やっぱり楽しく生活したいと誰でも
思うからだ。


福祉社会はまだまだ社会資源が少ない。
選択の幅が狭い。


超高齢化にあたって、
「高齢者を受け入れる場所が足りない」
「介護員が足りない」
「質を高める為の指導者が少ない」

この課題にずっと国も向き合って、
法改正を繰り返している。


確かに大事。


でも、それだけを追い求める社会が
介護を必要とする人やその家族にとって
良い社会になるとは思わない。


そのために必要なことを今、やっている。

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