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快適で居心地の良い空間づくり

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    オーガニックリノベーションという概念に基づいてお部屋を作っています。

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    山善倉庫に関すること

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    コスモコート(賃貸マンション)についての日々のあれこれ。

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倉庫を倉庫にリノベする⑩ 「タイルを張る」

トイレの壁面の内側にはモザイクタイルを張って装飾しようと思います。 倉庫はどうしても無骨なイメージが拭えないので、トイレくらいは明るく、可愛らしい雰囲気に仕上げたいと考えました。 コンセプトは「北欧風トイレ」 冬の長い北欧の国々では、気分が明るくなるような優しいニュアンスカラーをお部屋の装飾に使うことが多いようです。 そこで、そういう雰囲気が感じられるライトグリーン(無釉)のモザイクタイルを採用しました。 落ち着いた雰囲気のオシャレなトイレ空間が出来上がりました。 明るくて

    • 2023年買って良かったモノ ベスト3

      2023年は山善倉庫のリノベ工事にどっぷり浸かりまくった1年でした。 工事は2023年の3月から始まり、年が明けて2024年の1月現在もまだまだ続いています。この調子だとなんがかんだで今年いっぱい掛かりそうです。 そこで、2023年を軽く振り返る意味も込めて2023年に買ったもので良かったものベスト3を選んでみたいと思います。(仕事で買ったものに限る) 第3位 それではまず「2023年買って良かったモノ」 第3位は! こちらマキタのハンマードリルです。 倉庫の床のPタ

      • ワークショップを開催してみた

        2023年度、山善倉庫にて3度のワークショップを開催しました。 1回目は8月に開催した山善倉庫の「蔵の戸を作るワークショップ」 2回目は11月に開催したこちらも山善倉庫の「梁でベンチを作るワークショップ」 3回目は12月に開催したこちらはワークショップというより講習会に近い「電気の事をもっと知ろうワークショップ」です。 ワークショップ参加者の属性 参加者の属性は、いつも山善倉庫のリノベを手伝って頂いている仕事仲間の方々。他にはワークショップに興味ありそうな学生さんやDIY

        • 倉庫を倉庫にリノベする⑨ 「木毛セメント板を張る」

          2023年8月5日〜8月11日 壁の表装に「木毛セメント板」を使用しました。 最初の計画では壁をブラックに塗装することを考えていましたが、塗装だとパテなどの下地処理が大変そうだったので(なにぶん面積が大きい)何か良い代替え案はないかと、色々検討していました。 ベニア板(廃材)を張り付けることも考えましたが、それだとアールの壁とテイストが被りエントランスの空間が木一色になってしまうので、それだったらと空間にメリハリをつけるためにも「木毛セメント板」を採用する事にしました。

        倉庫を倉庫にリノベする⑩ 「タイルを張る」

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          倉庫を倉庫にリノベする⑧ 「アールの壁の仕切りと壁張り」

          2023年6月2日〜6月3日  2023年6月12日〜6月14日 今回の工事は、ブース内のトイレの仕切り作りとアールの壁の壁面張りを行います。 先月までの工事では、アールの壁の構造の骨組み(柱、天井、床、排水管)を主に作ってきました。今回からはいよいよ肉付けに入っていきたいと思います。 ケイカル板は柔らかい材質なので、アールの部分にも曲げて張り付けることができます。ビスの跡と境目の箇所にパテを塗ってサンダーで削り、塗装の前準備をしておきます。 続いて、アールの外壁部分の壁

          倉庫を倉庫にリノベする⑧ 「アールの壁の仕切りと壁張り」

          倉庫を倉庫にリノベする⑦ 「アールの壁の床」

          前回に引き続き「アールの壁」を作成します。 今回は、ブース内(アールの壁の内側)にトイレの排水管工事と床上げ工事を行いました。 2023年5月12日〜5月13日 排水管の工事は業者さんにお願いしました。工事の内容は、既存トイレの解体と、そこからブース内に排水管を延長する工事です。トイレは既存の2つから増やして男女合わせて4つ設置します。 2023年5月26日〜5月27日 トイレの排水管工事が完了したので、次は床上げの工事を行います。 今回は、アールの壁の内側部分(ブース

          倉庫を倉庫にリノベする⑦ 「アールの壁の床」

          「山善倉庫リノベプロジェクト」の企画書

          「山善倉庫リノベプロジェクト」について企画書のようなものを書いておこうと思います。例えば「山善倉庫とはどのような倉庫なのか」とか「普通の倉庫とどう違うのか」とかそのような類の内容です。 まず持って「山善倉庫とはどのような倉庫なのか」ということですが、それを簡単に説明しますと倉庫でありながら倉庫以外の用途も兼ね備えた施設であるといえると思います。 まずは、その辺りの内容から書き進めていきます。 倉庫に付加される用途は「店舗」「工房(アトリエ)」「イベントスペース」「フォトスタ

          「山善倉庫リノベプロジェクト」の企画書

          倉庫を倉庫にリノベする⑥ 「アールの壁」

          エントランスの吹き抜けが完成したところで、いよいよ今回のリノベプロジェクトの中のメインイベント(メインリノベ)と言っても過言ではない、「アールの壁」の作成に入ります。 「アールの壁」とは一体なんぞや。となりますが、実は「アールの壁」というネーミング、今勝手に名付けたほどで特にそういう呼称で呼んでいるわけではありませんが、まあ要するにエントランスの吹き抜けに湾曲(アール状)に聳(そび)え建たせる、巨大な壁(高さ4m)のことを便宜上そのように名付けたわけであります。 今回吹き

          倉庫を倉庫にリノベする⑥ 「アールの壁」

          倉庫を倉庫にリノべする⑤ 「開放」

          事務所と応接室部分の解体作業で一番苦労した箇所は間違いなく天井部分の解体です。それは体力的にも技術的にもはたまた危険度としても他に類を見ないレベルの解体作業でした。 今回のリノベプロジェクトの一番のキモは、この事務所と応接室の場所をすべて解体し、開放的なエントランスホールとして活用するというモノです。従ってそれがどんなに危険な作業でも必ず遂行しなければいけない重要なミッションということになります。 4月28日 一日がかりで屋根部分の解体を終えました。細い電気ケーブルで大き

          倉庫を倉庫にリノべする⑤ 「開放」

          倉庫を倉庫にリノベする④  「廃棄」

          廃材からは木材のように再活用できるモノもありますが、ほとんどはそのまま廃棄されるモノばかりです。 解体現場からは石膏ボード、ビニールクロス、ジプトン、Pタイル、タイルカーペット、配線、タイル、釘などなど大量に廃棄物が生産されます(廃棄物が生産されるなんて嫌な言い方ですが、解体現場からはどんどんそれらが生み出され、積み上がっていきます)。 解体はもちろんすべて手作業です。その内容は、石膏ボードなどの比較的簡単に解体できるモノから、モルタル、Pタイルなど破壊に物凄く手間がかかる

          倉庫を倉庫にリノベする④  「廃棄」

          倉庫を倉庫にリノベする③ 「資源」

          解体していると様々な廃材が出てきます。石膏ボード、ジプトン、クロス、タイル、タイルカーペット、各種配線、木材などなど・・・ これらは比較的簡単に取り壊せるモノから、なかなか手強いモノまでさまざまです。なにぶん手壊し(人力)でやっているのでかなりの労力を要します。 解体する時は、ただ乱暴に叩いて、壊して解体するのではなく、基本はあくまで「生捕り」を念頭におきながら取り壊していきます。 特に取り外した木材はリノベの為の建材として再利用します。 「捨てればごみ、使えば資源」の精神

          倉庫を倉庫にリノベする③ 「資源」

          倉庫を倉庫にリノベする②  「解体」

          今回リノベするこちらの倉庫、以前は某食品卸売業者に一棟全部賃貸しておりましたが、今回はそちらの退去をきっかけに一度スケルトンまで解体し、倉庫全体を数区画に分割したのちアパレル(主に古着屋さん)をターゲットにした倉庫として区分貸しで展開していこうと考えています。 とはいってもまだまだ、ぼんやりとした青写真の段階、これからリノベ工事を進めながら柔軟に 作っていきたいと思っています。 2023年2月28日 アトリエ・オカムラの岡村さんと最初の打ち合わせ。一応僕が考える倉庫のリノベ

          倉庫を倉庫にリノベする②  「解体」

          倉庫を倉庫にリノベする① 「挑戦」

          2023年3月、いよいよ新しいリノベプロジェクトがはじまりました。その名も「山善倉庫リノベプロジェクト」 今回のプロジェクトは今までのレンタルスペースやオフィス、お部屋のリノベと比べても遥にスケールの大きなプロジェクトとなります。 それは、単純な床面積の広さもそうですが、かかるであろう費用、関わる人や業者の数、施工技術の難易度、そしてこの物件(倉庫)がリノベーションする事によって物件が変化する可能性の大きさ。 それらスケールの大きさゆえに不安になることも多々ありますが、それと

          倉庫を倉庫にリノベする① 「挑戦」

          神戸街ぶらフォト

          「阪神間」という関西地区でも居住地として人気のエリアを巡ってみた。 西宮、長居、三宮、岡本、須磨で賃貸経営をされている大家さん方の物件を見学させて頂きながら、御堂筋、芦屋、北野異人館街、神戸ハーバーランドなどの名所もぶらぶらと散策。 その時に撮ったスナップ写真です。

          神戸街ぶらフォト

          苔を見たくて、黒川温泉

          苔を見たくて、わざわざ黒川温泉まで行ったわけではないが、 それでも、温泉街を歩いていると、小径の片隅や石積み壁の壁面や瓦屋根などにみっしりある苔の存在感たるや、流石に目が苔の方にいってしまう。 きっと、苔が育つには黒川は良い環境なんだろう。 指で触ってみるとふかふかだった。

          苔を見たくて、黒川温泉

          「生みだす力のある街」 石巻

          宮城県石巻市、東日本大震災で大きな被害を受けたこの街が、今活気に満ちている。震災をニュースで知り「何か自分にできることはないか」と被災地に集まった若者たち、その彼ら彼女らが中心となり、10年の歳月をかけて石巻に新たな価値を生み出し、石巻の未来を作ろうとしている。その姿はなんともエネルギッシュで輝いて見えた。 石巻の街づくりに関わる若者たちは、皆共通して石巻の未来について、自分たちの可能性について夢を膨らませていた。大きな事業を行う潤沢な資金や大手スポンサーの援助があるわけで

          「生みだす力のある街」 石巻