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    オーガニックリノベーションという概念に基づいてお部屋を作っています。

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倉庫を倉庫にリノベする⑨ 「木毛セメント板を張る」

2023年8月5日〜8月11日 壁の表装に「木毛セメント板」を使用しました。 最初の計画では壁をブラックに塗装することを考えていましたが、塗装だとパテなどの下地処理が大変そうだったので(なにぶん面積が大きい)何か良い代替え案はないかと、色々検討していました。 ベニア板(廃材)を張り付けることも考えましたが、それだとアールの壁とテイストが被りエントランスの空間が木一色になってしまうので、それだったらと空間にメリハリをつけるためにも「木毛セメント板」を採用する事にしました。

    • 倉庫を倉庫にリノベする⑧ 「アールの壁の仕切りと壁張り」

      2023年6月2日〜6月3日  2023年6月12日〜6月14日 今回の工事は、ブース内のトイレの仕切り作りとアールの壁の壁面張りを行います。 先月までの工事では、アールの壁の構造の骨組み(柱、天井、床、排水管)を主に作ってきました。今回からはいよいよ肉付けに入っていきたいと思います。 ケイカル板は柔らかい材質なので、アールの部分にも曲げて張り付けることができます。ビスの跡と境目の箇所にパテを塗ってサンダーで削り、塗装の前準備をしておきます。 続いて、アールの外壁部分の壁

      • 倉庫を倉庫にリノベする⑦ 「アールの壁の床」

        前回に引き続き「アールの壁」を作成します。 今回は、ブース内(アールの壁の内側)にトイレの排水管工事と床上げ工事を行いました。 2023年5月12日〜5月13日 排水管の工事は業者さんにお願いしました。工事の内容は、既存トイレの解体と、そこからブース内に排水管を延長する工事です。トイレは既存の2つから増やして男女合わせて4つ設置します。 2023年5月26日〜5月27日 トイレの排水管工事が完了したので、次は床上げの工事を行います。 今回は、アールの壁の内側部分(ブース

        • 「山善倉庫リノベプロジェクト」の企画書

          「山善倉庫リノベプロジェクト」について企画書のようなものを書いておこうと思います。例えば「山善倉庫とはどのような倉庫なのか」とか「普通の倉庫とどう違うのか」とかそのような類の内容です。 まず持って「山善倉庫とはどのような倉庫なのか」ということですが、それを簡単に説明しますと倉庫でありながら倉庫以外の用途も兼ね備えた施設であるといえると思います。 まずは、その辺りの内容から書き進めていきます。 倉庫に付加される用途は「店舗」「工房(アトリエ)」「イベントスペース」「フォトスタ

        倉庫を倉庫にリノベする⑨ 「木毛セメント板を張る」

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          倉庫を倉庫にリノベする⑥ 「アールの壁」

          エントランスの吹き抜けが完成したところで、いよいよ今回のリノベプロジェクトの中のメインイベント(メインリノベ)と言っても過言ではない、「アールの壁」の作成に入ります。 「アールの壁」とは一体なんぞや。となりますが、実は「アールの壁」というネーミング、今勝手に名付けたほどで特にそういう呼称で呼んでいるわけではありませんが、まあ要するにエントランスの吹き抜けに湾曲(アール状)に聳(そび)え建たせる、巨大な壁(高さ4m)のことを便宜上そのように名付けたわけであります。 今回吹き

          倉庫を倉庫にリノベする⑥ 「アールの壁」

          倉庫を倉庫にリノべする⑤ 「開放」

          事務所と応接室部分の解体作業で一番苦労した箇所は間違いなく天井部分の解体です。それは体力的にも技術的にもはたまた危険度としても他に類を見ないレベルの解体作業でした。 今回のリノベプロジェクトの一番のキモは、この事務所と応接室の場所をすべて解体し、開放的なエントランスホールとして活用するというモノです。従ってそれがどんなに危険な作業でも必ず遂行しなければいけない重要なミッションということになります。 4月28日 一日がかりで屋根部分の解体を終えました。細い電気ケーブルで大き

          倉庫を倉庫にリノべする⑤ 「開放」

          倉庫を倉庫にリノベする④  「廃棄」

          廃材からは木材のように再活用できるモノもありますが、ほとんどはそのまま廃棄されるモノばかりです。 解体現場からは石膏ボード、ビニールクロス、ジプトン、Pタイル、タイルカーペット、配線、タイル、釘などなど大量に廃棄物が生産されます(廃棄物が生産されるなんて嫌な言い方ですが、解体現場からはどんどんそれらが生み出され、積み上がっていきます)。 解体はもちろんすべて手作業です。その内容は、石膏ボードなどの比較的簡単に解体できるモノから、モルタル、Pタイルなど破壊に物凄く手間がかかる

          倉庫を倉庫にリノベする④  「廃棄」

          倉庫を倉庫にリノベする③ 「資源」

          解体していると様々な廃材が出てきます。石膏ボード、ジプトン、クロス、タイル、タイルカーペット、各種配線、木材などなど・・・ これらは比較的簡単に取り壊せるモノから、なかなか手強いモノまでさまざまです。なにぶん手壊し(人力)でやっているのでかなりの労力を要します。 解体する時は、ただ乱暴に叩いて、壊して解体するのではなく、基本はあくまで「生捕り」を念頭におきながら取り壊していきます。 特に取り外した木材はリノベの為の建材として再利用します。 「捨てればごみ、使えば資源」の精神

          倉庫を倉庫にリノベする③ 「資源」

          倉庫を倉庫にリノベする②  「解体」

          今回リノベするこちらの倉庫、以前は某食品卸売業者に一棟全部賃貸しておりましたが、今回はそちらの退去をきっかけに一度スケルトンまで解体し、倉庫全体を数区画に分割したのちアパレル(主に古着屋さん)をターゲットにした倉庫として区分貸しで展開していこうと考えています。 とはいってもまだまだ、ぼんやりとした青写真の段階、これからリノベ工事を進めながら柔軟に 作っていきたいと思っています。 2023年2月28日 アトリエ・オカムラの岡村さんと最初の打ち合わせ。一応僕が考える倉庫のリノベ

          倉庫を倉庫にリノベする②  「解体」

          倉庫を倉庫にリノベする① 「挑戦」

          2023年3月、いよいよ新しいリノベプロジェクトがはじまりました。その名も「山善倉庫リノベプロジェクト」 今回のプロジェクトは今までのレンタルスペースやオフィス、お部屋のリノベと比べても遥にスケールの大きなプロジェクトとなります。 それは、単純な床面積の広さもそうですが、かかるであろう費用、関わる人や業者の数、施工技術の難易度、そしてこの物件(倉庫)がリノベーションする事によって物件が変化する可能性の大きさ。 それらスケールの大きさゆえに不安になることも多々ありますが、それと

          倉庫を倉庫にリノベする① 「挑戦」

          神戸街ぶらフォト

          「阪神間」という関西地区でも居住地として人気のエリアを巡ってみた。 西宮、長居、三宮、岡本、須磨で賃貸経営をされている大家さん方の物件を見学させて頂きながら、御堂筋、芦屋、北野異人館街、神戸ハーバーランドなどの名所もぶらぶらと散策。 その時に撮ったスナップ写真です。

          神戸街ぶらフォト

          苔を見たくて、黒川温泉

          苔を見たくて、わざわざ黒川温泉まで行ったわけではないが、 それでも、温泉街を歩いていると、小径の片隅や石積み壁の壁面や瓦屋根などにみっしりある苔の存在感たるや、流石に目が苔の方にいってしまう。 きっと、苔が育つには黒川は良い環境なんだろう。 指で触ってみるとふかふかだった。

          苔を見たくて、黒川温泉

          「生みだす力のある街」 石巻

          宮城県石巻市、東日本大震災で大きな被害を受けたこの街が、今活気に満ちている。震災をニュースで知り「何か自分にできることはないか」と被災地に集まった若者たち、その彼ら彼女らが中心となり、10年の歳月をかけて石巻に新たな価値を生み出し、石巻の未来を作ろうとしている。その姿はなんともエネルギッシュで輝いて見えた。 石巻の街づくりに関わる若者たちは、皆共通して石巻の未来について、自分たちの可能性について夢を膨らませていた。大きな事業を行う潤沢な資金や大手スポンサーの援助があるわけで

          「生みだす力のある街」 石巻

          土と水と光と風と

          今年の2月に石と砂利と灯籠だけで殺風景な坪庭に植栽を植え、景観に彩りを与えてみた。 砂利を全て取り除き、土を入れ替え、エントランスに植えてあったヒイラギとオタフクナンテンをこちらの坪庭に移植。 植木市でツワブキとリュウノヒゲと水苔を購入し、それらもあわせて植えてみた。 そもそも坪庭は半屋外の場所にあるため、日当たりはあまり良くない。だから、そういうロケーションでもしっかり育つであろう植物を選抜して今回植えることに。 (雨は多少降り入るが、定期的に水やりは行なっている)

          土と水と光と風と

          落ち葉で腐葉土をつくる。 その1

          毎年秋から冬にかけて落ち葉の季節になると庭木(特にケヤキ)の落ち葉がどさっと落ちる。 春から初夏にかけてはヤマモモの旧葉が落ちる。金木犀の旧葉なんかもチラチラと地味に落ちる。 そんなわけで、一年中落ち葉掃除に勤しんでいるわけだが、一年中落ち葉掃除をしていると(神社やお寺ほどではないが)流石にゴミの量も多く、なんとかならないものかと考えてしまう。 落ち葉をできる限り減らすため毎年造園屋さんに「バッサリ切ってください!」と剪定のリクエストをしていたが、あまり意味はないのでそれだ

          落ち葉で腐葉土をつくる。 その1

          巡る 瀬戸内 < 倉敷 → 尾道 >

          1月の観光オフシーズン、蔓延防止措置中ということも相まって観光客の少ない瀬戸内海を倉敷から尾道までフェリーと電車と自転車とを乗り継ぎ、ぐるりと1周ひとり旅をした。各地のアート作品に触れる6泊7日のぶらり旅の記録である。 旅の全体像倉敷までは新幹線で行き、まずは倉敷で1泊。 2日目は宇野港からフェリーで直島へ行き、そこで一泊。 3日目は豊島へ行き、1日観光してまた直島に戻り、そこでもう1泊。 4日目はフェリーで高松に渡り、そこで1泊。 5日目は電車で金比羅山と善通寺に

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