袋小路

自分の身に起こった出来事の整理のためにnoteを立ち上げました。

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記事一覧

夢の終わり

うつ病を悪くしてから、悪夢以外の夢を見ることが少なくなった。 悪夢「以外」の夢を見ることが少なくなったのだ。悪夢ばかり見ている。 これはベルソムラという名前のう…

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17時間前
23

寝取ることについて語るときに僕の語ること

表題のとおりである。 このnoteでは主に子どもの頃から20代の頃の話を書いている。私は育ちが悪く、高校生くらいの頃から性に奔放な生活を送ってきた。その中で悪いことを…

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1年前
20

男よ姫を生み出すな。

オタサーの姫や体育会系の部活の女マネージャーや男だらけの会社にいる事務の女性。なんでもいい。いわゆる「姫」的な女性。それをつくるのはほとんどの場合男である。場合…

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1年前
19

かしょうろ・3

重い扉を(私ひとりで)開け、叔母、サエコさん、そして私という順番で、洞窟の中に入っていく。コウモリが何羽か驚いて逃げていくのがみえた。サエコさんが懐中電灯を取り…

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1年前
15

かしょうろ・2

夜になり、叔母とサエコさん、3人で夕食を食べた。海鮮がメインのとてもおいしい夕食だった。 サエコさんは元気を取り戻したようで、やつれた様子はなくなっていた。 「…

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1年前
13

かしょうろ・1

家に居場所のなかった私は、中学生になるとすぐに実家近くの造園屋に頼み込んで、そこでアルバイトを始めた。昼間は学校に通い、学校が終わるとすぐに造園屋の事務所に向か…

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1年前
14

うつ病・爆弾低気圧

「低気圧が接近すると体調が悪くなる」こんなことが実際に身に起きるとは、つい数年前まではまったく思っていなかった。 うつ病の病前、病後でできなくなったことについて…

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1年前
27

ふつうでいる

今年で36歳になるうつ病でフリーターのおじさんには、通常社会で「ふつう」に見られることはとても難しい。おまけに私はバイセクシュアルだ。ふつう度でいえばマイナス20度…

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1年前
33

もてる夜勤の彼

大学進学と同時に上京した。 実家から大学までは、電車で1時間半から2時間くらい。すこし遠いけれど、けっして通えない距離ではない。だが、家庭環境に問題があり、高校…

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1年前
43

死がエモくなくなる時

35歳のうつ病でフリーターのおじさんになっても人生は続いていく。 このnoteでは主に子供の頃や20代の頃に起きた出来事を回想して書いている。もちろん脚色をくわえたり、…

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1年前
36

河川敷

子どもの頃、正月の親戚集まりの時期になると、叔母が私を外に連れ出してくれた。 実家に私の居場所はなく、親戚集まりでは手伝いばかりさせられて、つまらなかったから、…

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1年前
19

イルミネーション

すっかりくたびれてしまって、文章を書く気にならない日がずっと続いている。 生活はなにも変わらない。私は相変わらず居心地の悪い実家でアルバイト生活をしていて、35歳…

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1年前
18

しかたなくバイセクシュアル

私は16歳ぐらいの頃からバイセクシュアルである。 34歳のおじさんになった今でも性嗜好はそのまま維持されており、男女ともに魅力的な人は魅力的に感じるし、性別に関係な…

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2年前
55

くねくねについての雑談

大学生の頃、オカルトに縁のある人間がまわりに多かったことがあり、夏になるとよく怖い話など、オカルト話で盛り上がった。 私も叔母が新興宗教で怪しいことをしているの…

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2年前
19

うつ病と仕事。これからのこと

実家に帰ってきて4年が経過した。驚くべき年数である。 30歳のときにうつ病となり、実家に帰ってきて、もう今年で35歳になる。 この間、体調の多少の改善はみられるもの…

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2年前
48

スパイダルコ・ドラゴンフライⅡ

長く使っているナイフの話をしたいと思う。 私は釣りが趣味で、もうかれこれ20年以上釣りをしている。小学生の頃は近所の川でふな釣りをするくらいであったが、中学生にな…

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2年前
12

夢の終わり

うつ病を悪くしてから、悪夢以外の夢を見ることが少なくなった。

悪夢「以外」の夢を見ることが少なくなったのだ。悪夢ばかり見ている。
これはベルソムラという名前のうつ病治療薬の副作用で、この薬は飲んで二度寝(軽い二度寝でもだ)をしてしまうとほぼ100パーセントの確率で悪夢を見るというおそろしい代物である。しかし私はこの薬が体に合っているようで、常飲せざるを得ない状況にある。
(この薬の後発にあたり、

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寝取ることについて語るときに僕の語ること

表題のとおりである。

このnoteでは主に子どもの頃から20代の頃の話を書いている。私は育ちが悪く、高校生くらいの頃から性に奔放な生活を送ってきた。その中で悪いことをたくさんしてきたわけだが、その中でもトップクラスにたちが悪いものとして「婚約ないしは結婚直後で幸せまっしぐらな奥さんを寝取る」というものがあった。

もう時効になると思うので、腹をすえて寝取ることについての話をしようと思う。この話は

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男よ姫を生み出すな。

オタサーの姫や体育会系の部活の女マネージャーや男だらけの会社にいる事務の女性。なんでもいい。いわゆる「姫」的な女性。それをつくるのはほとんどの場合男である。場合によって、成長の過程で子供の時点から親に甘やかされ、スポイルされてしまった女性もいるが、そういう人はもうどうしようもないのでここでは除外とする。

私は大学生から社会人を通して、ありとあらゆるところで「姫」ないしはそれに準ずる女性に遭遇して

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かしょうろ・3

重い扉を(私ひとりで)開け、叔母、サエコさん、そして私という順番で、洞窟の中に入っていく。コウモリが何羽か驚いて逃げていくのがみえた。サエコさんが懐中電灯を取り出し、点灯する。3人分のヘッドライトと懐中電灯のおかげでだいたい全容がはっきりしてきた。

洞窟は入り口こそ広かったものの、中は大人ひとりがやっと通れるくらいのスペースしかない。しかし、人工的に削られ通路を拡張されたり、モルタルの階段が設け

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かしょうろ・2

夜になり、叔母とサエコさん、3人で夕食を食べた。海鮮がメインのとてもおいしい夕食だった。

サエコさんは元気を取り戻したようで、やつれた様子はなくなっていた。

「サエコさん、大丈夫だった?」

「うん。どうも今回のひととは相性が悪いのよね」

「ひと」

「あ、そっか、別にひとじゃないわね。おばけでも幽霊でも妖怪でも、なんだっていいけど」

「ひと」という表現は私の心を不穏な気持ちにさせた。いっ

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かしょうろ・1

家に居場所のなかった私は、中学生になるとすぐに実家近くの造園屋に頼み込んで、そこでアルバイトを始めた。昼間は学校に通い、学校が終わるとすぐに造園屋の事務所に向かった。

自転車で事務所に着くと、ちょうど仕事を終えた作業員の皆さんが帰ってくるので、皆さんの刃物(剪定はさみ、剪定のこ、チェーンソー、刈払機など)の手入れや、装具(手甲や手袋や足袋など)の洗濯などをするのが私の仕事だった。それが終わると、

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うつ病・爆弾低気圧

「低気圧が接近すると体調が悪くなる」こんなことが実際に身に起きるとは、つい数年前まではまったく思っていなかった。

うつ病の病前、病後でできなくなったことについて以前書いたが、この文章を書いている今、絶賛体調不良の私はこのことを書き忘れていた。

ちょうどこの文字を書いている今日は低気圧がやって来ていて、身体がとてもだるく、仕事を休んでしまった。

台風などの低気圧の接近によって体調が崩れること、

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ふつうでいる

今年で36歳になるうつ病でフリーターのおじさんには、通常社会で「ふつう」に見られることはとても難しい。おまけに私はバイセクシュアルだ。ふつう度でいえばマイナス20度くらいだろう。バナナで釘が打てる。防寒着を着ずに外にいれば死に直結する温度だ。

顔はだらしなく老け込み、挙動は怪しくなり、人と話をすれば口にしなくてもいいことを口にし集団の和を乱す。場合によっては致命的なまでに。

私は順調に異常独身

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もてる夜勤の彼

大学進学と同時に上京した。

実家から大学までは、電車で1時間半から2時間くらい。すこし遠いけれど、けっして通えない距離ではない。だが、家庭環境に問題があり、高校生活のほとんどをある女性が借りてくれた部屋で過ごしていた私は、実家に戻るつもりなどかけらもなかった。高校卒業と同時に引っ越した。

大学に入ると、今までの辛抱を爆発させるかのように生活を満喫した。かなり無理をして、明るい性格を演じた。髪を

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死がエモくなくなる時

35歳のうつ病でフリーターのおじさんになっても人生は続いていく。

このnoteでは主に子供の頃や20代の頃に起きた出来事を回想して書いている。もちろん脚色をくわえたり、出てくる人物の特定を避けるため多少フィクションを織り交ぜたりはしているが、起きたことはおおむねその通りであり、ものごとの本質を大きくずらしてしまうようなことは書いていないつもりである。

周囲にいる多くの友人や知り合いが、若いうち

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河川敷

子どもの頃、正月の親戚集まりの時期になると、叔母が私を外に連れ出してくれた。

実家に私の居場所はなく、親戚集まりでは手伝いばかりさせられて、つまらなかったから、ちょうどよかった。

以前ほかの文章でも書いたように、叔母は新興宗教に入っていた。もちろん親戚の中でも叔母は特殊な存在で、親戚はみな彼女に対し、はれ物を扱うように接した。

なので叔母が私を連れ出しても、親戚集まりの途中で席を外しても、あ

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イルミネーション

すっかりくたびれてしまって、文章を書く気にならない日がずっと続いている。

生活はなにも変わらない。私は相変わらず居心地の悪い実家でアルバイト生活をしていて、35歳の誕生日を過ぎてもずっと変わらない日々を過ごしている。

先日、アルバイトの帰りに桜木町による用事があったので、何年かぶりに桜木町を歩いた。

イルミネーションが光っていた。若いカップルや人々が写真を自撮りをしていた。

私はイルミネー

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しかたなくバイセクシュアル

私は16歳ぐらいの頃からバイセクシュアルである。

34歳のおじさんになった今でも性嗜好はそのまま維持されており、男女ともに魅力的な人は魅力的に感じるし、性別に関係なく好意をもつことができる。

場合によっては欲求を持ち、この人と親密な時間を過ごせたらいいな、と思うこともある。私の好意の男女比はだいたい綺麗に半々、5:5くらいだと思う。

ただし、ここで私がいわゆる生来のセクシャルマイノリティのよ

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くねくねについての雑談

大学生の頃、オカルトに縁のある人間がまわりに多かったことがあり、夏になるとよく怖い話など、オカルト話で盛り上がった。

私も叔母が新興宗教で怪しいことをしているのを手伝わされたり、なぜかオカルトに縁がある人生を送ってきたので、よく話をしたものだった。

そのときは、ミヤニシくん、T、リザ、私、という、当時所属していた音楽サークルのメンバー4人で、部室でなんとなく怖い話をしていた。

「あのさぁ、有

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うつ病と仕事。これからのこと

実家に帰ってきて4年が経過した。驚くべき年数である。

30歳のときにうつ病となり、実家に帰ってきて、もう今年で35歳になる。

この間、体調の多少の改善はみられるものの、薬の量や生活に大きな変化はない。相変わらず、横浜近くの飲食店でアルバイトをしている。

30から35歳。おそらく、正常な社会に復帰できるギリギリのタイミング。この時間を、私はうつ病で悶々としながら失ってしまった。中年のフリーター

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スパイダルコ・ドラゴンフライⅡ

スパイダルコ・ドラゴンフライⅡ

長く使っているナイフの話をしたいと思う。

私は釣りが趣味で、もうかれこれ20年以上釣りをしている。小学生の頃は近所の川でふな釣りをするくらいであったが、中学生になって造園屋でアルバイトをはじめると、造園屋の社員で釣りが好きな人から休みの日に釣りに誘われるようになった。その人は海釣りをする人であった。

海釣りをはじめた私はどっぷりとその面白さにはまり、はじめは堤防などでハゼやアジを釣る程度のもの

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