うつ病と仕事。これからのこと
実家に帰ってきて4年が経過した。驚くべき年数である。
30歳のときにうつ病となり、実家に帰ってきて、もう今年で35歳になる。
この間、体調の多少の改善はみられるものの、薬の量や生活に大きな変化はない。相変わらず、横浜近くの飲食店でアルバイトをしている。
30から35歳。おそらく、正常な社会に復帰できるギリギリのタイミング。この時間を、私はうつ病で悶々としながら失ってしまった。中年のフリーターになってしまった。
就労移行支援事業所を使うことを考えたり、障害者者手帳をとることを検討したり、いろいろなことを試した。
だが、結局、まともな日常に復帰すること、自分の人生を自分の責任で楽しんで生きることは叶わなかった。
一体これからどうしたらいいのやら。
今日は大学時代からの友人Tと遊ぶ予定だったが、友人Tが一生懸命仕事を頑張っていることで、どうしても卑屈になってしまって、断ってしまった。
精神疾患を患った人間はこうした劣等感から、自分で自分を孤独な方向に追い込んでいくのだろうな、と、思った。
書き溜めていた文章や、書きたい話はたくさんあるが、最近はすっかり文章を書くことから遠ざかってしまった。
友人から遠ざかり、社会から遠ざかり、世間から遠ざかり、最後にはいったい何が残るのだろう。
まだ健常だったころ、本当に仲の良かった人間は(ただひとりTを除いて)みんな死んでしまった。
いつか、学生の頃、池袋駅で、おじいさんに言われた言葉
「32か3くらいまでは、かなりきついことが多いと思うが、なんとかこらえるんだよ。だんだんと幸福なことが増えてくるからね」
おじいさん、私はもう35歳になろうとしています。
人生は一向に良くなりません。
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