死ぬ時ぐらい

敬老の日と、選挙と、増税。そしてそして、樹木希林さん

9月17日は「敬老の日」です。日本で70歳以上の高齢者が占める割合が初めて全人口の20%を超えたことが分かりました。

 総務省の統計によりますと、9月15日現在、65歳以上の高齢者人口は3557万人。このうち女性は2012万人で初めて2000万人を超えました。男女を合わせた高齢者の割合は28.1%で過去最高。他の国との比較でも2位のイタリアを大きく引き離しての1位です。また、70歳以上の人口も20.7%となり、初めて20%を超えました。
 一方、高齢者の就業者数は2017年時点で807万人と14年連続で増加していて、高齢者の就業率も主要国では最高となっています。


さて。本日は敬老の日、ということでちょっとニュース見てみたんですけど。高齢化社会に拍車がかかっていますね。

と同時に樹木希林さんが亡くなった、というニュースも拝見しました。
お悔やみ申し上げます。


樹木希林さんというと、「死ぬときぐらい好きにさせてよ」という、宝島社の広告コピーが有名ですね。

この広告ですが

日本の平均寿命は年々更新され、今や世界一。
いかに長く生きるかばかりに注目し、
いかに死ぬかという視点が抜け落ちているように思います。
いかに死ぬかは、いかに生きるかと同じであり、
それゆえ、個人の考え方、死生観がもっと尊重されてもいいのではないか、
という視点から、問いかけています。
「生きるのも日常、死んでいくのも日常」
ご出演いただきました樹木希林さんの言葉です。

「死というのは悪いことではない。それは当たり前にやってくるもので、
自分が生きたいように死んでいきたい。最後は、もろとも宇宙の塵になりて。
そんな気持ちでいるんです。」
死について考えることで、どう生きるかを考える。
若い世代も含めた多くの人々の、きっかけになればと思っています。


という意図があるそうです。


さて。日本が高齢化社会になるというのはもうみなさん分かっていると思うのですが、実際に何が起こるのか?というのを理解するのは難しいみたいです。

ひろゆきさんの未来の人口減少と高齢化の可視化
という記事にもあるように、人口減少にもかかわらず高齢者が増える、ということは労働人口の著しい減少が起こっている、ということ。


となると税収といった国の収入が減るのに高齢者を養う(治療費とか)為に支出が増える。
今年は地震、水害などの天災が多かったのでなおさら国としての支出が多いかもしれません。

日本の社会インフラや社会保障を現状維持したいのであれば、毎年、消費税を2%上げていかないといけないわけです。(詳しい計算はひろゆきさんのブログ記事に書いてあります)

天災被害を修復するのに3~4年かかる。なぜそんなに長い時間が必要かというと、建設会社でも建設資材でもなくて、“税収”が足りない。
毎年の市の建設予算を貯めて、道路建設に必要なお金を作らなきゃいけない。
そのために税収を3年とか4年貯める期間が必要なわけです。という。
消費税を毎年2%上げないのであれば、道路や下水道や消防や警察や自衛隊や役所の作業を減らしてコストダウンするしかないのです。
だって、お金ないんだもん。
今回は、災害のせいで可視化されるわけですが、数年たつと、災害があったわけではないけど、橋を修繕する費用がないとか、道路を修繕する費用がないといった理由で孤立化する集落の問題が、日本中で起こるようになります。
「日本はこのままでいいよ。」とか言ってる人の「このまま」というのが、日本中の地方の集落が孤立化したり廃村になったりするのを放っておくって意味なのか、消費税を毎年2%上げ続けるって意味なのか、どっちなのかなぁ、と思ってしまうおいらです。

とひろゆきさんはおっしゃってますが、果たしてこの問題を問題としてちゃんと考えている人が果たしてどれくらいいるのだろうか。



っていうのを上記記事を読みながら考えてました。

個人的には消費税増税は少し先延ばしにして、それより先に国の医療費問題を改善する(それこそ高齢者自身に医療費をもっと負担していただくとか)

思ったところででどうせ有権者の多くが高齢者なので実現するわけがないですね、はいすみません

とか思って一日過ごしていたりしました。

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