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読解力を身に付け文章題に強くなろう《国語編》

以前、文章題を解く力を身に付けることは、全ての教科に通じる力になると記事の中でお話しました。私が繰り返し述べていることの一つに、《国語力》の重要性があります。理系科目がもてはやされる昨今・・・国語の存在は影を落とし、算数や理科の方が「出来るとかっこいい!」という風潮さえ感じます。しかし、国語が出来ることだってかっこいいし、素敵です!国語力、中でも《読解力》を養うことで、他の科目のとりわけ文章問題にも強くなる力を身に付けましょう。このことに少しでも早く気付き、対策をしていくことで、理系・文系関係なく、後に大きな「差」を生むことになります。算数の文章題で単位間違いや簡単な問題の早とちりを経験したことがあるお子さんも少なくないはずです。これらも、問題文を正しく、スピーディーに理解する読解力があればカバーすることが出来ます。侮れませんね。国語。

幼児期:家族や周囲の人との関わりの中で《言葉を学ぶ》絵本の読み聞かせ・語彙力を増やす言葉遊び・言葉の力を養うおけいこ←当教室の得意分野です♪

児童期:読書・国語を軸に教科書を音読+読み込む・作文など文章を書くことで《表現力》を磨く

土台となる《基礎力》をしっかりと身に付けておくことで、中学生以降で更に難解になる(と思える)複雑な文章題にも対応出来る力がつきます。

【読解力を付けるには??】では、具体的にどのような対策をすれば読解力を身に付けることが出来るのでしょうか?

①読書

②教科書の音読・読み込み

③国語の問題・文章題のコツを覚える・読み解きワークに取り組む←当教室では中学年からスタートします

この3つがパッと浮かびます。また、これらはすぐにでも始めることが出来る対策です。まず①については、沢山の本を読む事で、多くの言葉・表現に触れることが出来るので言うまでもありません。日頃から、テレビやyoutubeなど映像と音声ばかりで情報を得ていると文字を読む事自体が億劫・面倒になるようです。文章題を目にした途端、『難しいー!長いー!』と言うようなお子さんは居ませんか??その文章題が年齢やレベルとあまりにもかけ離れている物なら話は別ですが、そうでないならお子さんの《文字離れ》が心配です。毎日、ある程度の文字数を読むことで、少し長い文章にも慣れていきます。これは大人も同じです。少し文字を見ただけで、『頭が痛くなる・・・』という人は普段から文字を見る習慣が極端に低い生活を送っている証拠です。noteをしている方は《書くのも読むのも好き》という方が大半だと思うので、それには該当しないと思います。実際、私はnoteで毎回約2000文字程度の文章を書きますが、その何倍かの文章を読んでいます。これが習慣となっているため、先に挙げたような『文字を見ると頭が痛くなる・・・』という状況には陥りません。

教科書の音読をする。教科書をしっかり音読することで、黙読の時には見逃していた表現や言葉をしっかり理解することが出来ます。例えば、

《糸車がくるくると回った》と《糸車がくるりくるりと回った》この2つでは、糸車が回った時の様子に大きな違いがあります。ここに気付ける人、大切に出来る人であってほしいと思います。また、読めない漢字や読み方に自信のない漢字も音読なら途中、つっかえるので《印》をするなどして、後で調べることになりますが、黙読だけの場合、つい読み飛ばしてしまうこともあるでしょう。教科書の文章を暗記(おぼろげでも)する位、読み込めると尚、いいと思います。この域まで達すると学校でのテストの際には、頭の中で本文の文章や言葉が自然と出てくるので、問題を解くスピードも速くなります。

③国語力・読解力は一夜にして身に付くものではありません。どんなことでも同じですが、やはり問題を多く解くことでコツを覚えていくことが大切です。よく《国語の問題は本文に答えがある》と言われますが、確かにそうと言えます。解答を本文から抜き出す問題に対しては素直に対応する必要があります。例えば、

本文の物語で《ネコさんは・・・》と書かれていたら、解答欄にも同じように《ネコさん》と書く必要があります。この時、自分の主観で《ネコが》とか《ねこが》「さん」を取ってはいけません。あるいは勝手に漢字を使用して《猫さんが》これも駄目です。国語の問題で、文中から抜き出して答える問題に対しては、主観や自分の価値観よりも《本文での出来事・事実・表現》を優先させる必要があります。それには、注意深く文章を読み解く力が必要です。

《おすすめテキスト》前回、記事の中で算数の応用問題対策に適したテキストをご紹介しました。国語でおすすめは、しょうがく社の「ハイレべ100」です。しょうがく社は幼児用のテキストもおすすめです。販売されているのは小学校3年までのテキストですが、お子さんの興味やレベルに合わせて先取り学習に使用されてみるのもいいと思います。こちらのテキストはリーズナブルな金額なのもありがたいですね。


それでは、次回もどうぞお楽しみに


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