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自分で自分に教える学習法:ぶつぶつ・書き書き・トントン

今日の学習法は暗記科目、テスト範囲が多くなる中高生に向けた学習法をご紹介します。この学習法はリビング学習から一人部屋での学習に以降した頃から役立つのではと思います。何故なら、この学習法の基本は《自分で自分に教える》つまり、《自分自身が先生役と生徒役》を兼任して行う非常にユニークな学び方だからです。自作自演?一人芝居?恥ずかしがっていては大量のテスト範囲の暗記は出来ません。声を出したり、机をトントン叩いたりしても大丈夫な環境を整えて是非、チャレンジしてみて下さいね。

【ぶつぶつ・・・暗記は効果抜群!!】暗記科目を中心にテスト前には教科書やノート、これまでの小テストの見直しやまとめ作業をすると思います。その際、ただ黙って教科書やノートのページをパラパラとめくるだけの作業になっていませんか?これではせっかく時間をかけて学習しても効果がいまいち上がりません。せっかく教科書やノートを読み返すのであれば【大きな声で読みましょう】途中、声を出すので喉も渇いてきます。そうしたらお茶休憩をして、また【声を出して読む】この繰り返しです。何故、声を出すことで学習効果が上がるのか?!というと、それは五感を使って学習するからです。自分の目で見て、声を出す、その声を聞くのも自分の耳です。こうして、目で見たものを声をに出す→耳で聞く、このことで脳に刺激を与え、しっかりと記憶されることになります。よく『教科書をよく読み返してね』とテスト前の子どもに言いますが、その際に言う『読み返して』の意味はただ単に《教科書を眺めている状態》を指しているのではなく《声に出して教科書を読む》ということです。『大きな声で』と言いましたが、ぶつぶつ呟くような読み方でも構いません。ずっと大きな声は疲れますしね。ただ、英語や国語、社会科はやはり《声を出す》ことを意識して下さい。

【書き書き・・・手を動かそう】テスト前、まとめノートを作成する人も少なくないでしょう。もちろん、手書きでなく打ち込みでも構いません。その際にもやはり、声に出しながら《書く》この作業が大切です。まとめノートを作る際、よくカラーペンを何色も使ったり、以前書いたノートを綺麗に写す作業だけに膨大な時間を掛け固執する人もいますが、これは正直、時間の無駄です。テスト対策のまとめノート究極の自分ノート。芸術作品ではないので、見た目の完成度よりもいかに自分のために役立つノートを作成すること出来るかがポイントです。テスト前、自分の優秀な右腕となってくれる強力な自分ノートを作成するよう心掛けましょう。その際には《手を動かし、どんどん書き込む》ことが大切です。先生が授業で言っていたことをよく思い出して下さい。また英単語などはスペルを何度も声に出しながら書きましょう。学習中は《脳に伝えている》常にそのことをイメージしながら学習するといいですね。

【トントン・・・机を叩いてリズムを刻もう】これは音楽のテスト対策の話ではありません。暗記したい事柄がある際に、声に出すこと・手を動かし書くことが大切であるとお話しました。それに加え、暗記したい言葉や単語を発する際にトントンと軽く机を叩きながら覚えましょう。あまり強く叩くと手が痛くなるのであくまでリズムを刻むようにトントンと軽く叩いて下さい。手を叩くことで眠気を遮る効果もありますし、言葉と音(リズム)を一体化して記憶させる効果が期待出来ます。これも五感に働きかけ《自分の耳に聞かせてあげる》という狙いがあります。

【自分で自分に教える学習法】私は高校時代、演劇部に所属していたこともあり、テスト前には《自分自身に教えるイメージ》で教科書やノートを読み上げ暗記科目を乗り切っていました。今になって振返っても少し恥ずかしい気もしますが、慣れてくると爽快な気分になります。『そんなことは恥ずかしくて出来ません・・・』という方!!自分の部屋や個室で声を出すことはそんなに恥ずかしいことではないので大丈夫です。それよりも、テスト返却後、点数によってはもっと恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。ご両親や家族にも事前に『勉強中だから!!』と一言伝えておけばいいでしょう。はじめは一人で話すことに抵抗があるかもしれませんが、慣れてくると爽快感も生まれます。もちろん、テスト勉強中ずっとこの方法を取る必要はありませんが、途中、集中力が切れそうな時などには是非《新たな風》を送り込む気持ちで試してみて下さいね。きっと、この学習法が病みつきになること間違えなしですよ。

今日ご紹介した【ぶつぶつ・書き書き・トントン】の学習法は暗記科目にはとても有効な手段です。学習においてイメージする力はとても大切です。《脳に働きかけるイメージ》《記憶を送り込むイメージ》を抱き、長いテスト勉強を乗り切ってほしいと思います。近頃は暗記よりも《考える力》《思考力》を問う問題が多くなってきたとは言え、やはり学習の基礎に暗記有りです。

そして、どうか、中高生の保護者の方はお子さんが『部屋で何かぶつぶつ言ってるな??』と思っても『記憶中なのね!!』と温かい眼差しで見守ってあげて下さい。五感に働きかける学習法をすることで暗記もどんどん進むので学習効率が上がります。小学生のうちから学習習慣に取り入れておくと中学生以降も抵抗無く出来ると思うので、是非、試してみて下さい。

それでは、次回もどうぞお楽しみに。


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