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植物栽培、きっかけは更年期だった。上 / 種まき水やりロックンロール その②


この物語は、
植物ビギナーの私が
失敗しながらも、たまーに収穫の喜びに震えるといった
「サクセスストーリー風ひとりごと」となっております。
よろしくどうぞ。


我が家(と言っても、ひとり暮らしです。)の植物栽培のはじまりは、
このローズマリーでした。

なんかもうワッサワサ

 
ずっと植物栽培が苦手だった私がローズマリーに手を出し、現在のような
「リアル緑のおばさん状態」
となるまでに至ったのは、
今思うと更年期障害がきっかけだったのかも知れません。
 


◇◆◇

2020年、新型コロナが猛威を振るい、
これまでとは違う世の中となってしまったあの頃。

実はその少し前から、
私は更年期障害が原因と思われる情緒不安定で
悶々としておりました。
 
メンタル絶不調、寝つきが悪い、蕁麻疹出まくり……。
 
あーもう、どないせぇっちゅーねん。
 
ちなみに、私の更年期障害のメイン症状は、タチの悪いことに「怒り」
 
ちょっとしたことで怒りが湧き上がり、
理由なき暴言を吐き続けるのです。
言葉は時としてナイフと化し、
触るもの皆、傷つけました。

私のまわりの皆さん、
本当に申し訳なく思っています。ごめんちゃい。
 

…いやいや、ちょっとまて。

落ち着いてよく考えよう。
 
これは自分のせいなのか?いや、ちがうでしょうが。
 

ホルモンとコロナ禍のせいやんかーー!

 
そう気づいた私はもう、
思いっきり開き直ることにしました。

正直に言うと、もう別に人にやさしくなんてできなくてもいいから、
まずは自分にやさしくなりたかったのです。
 
「ここから絶対に抜け出してやる!」
 

それからの私は、
ホルモンの支配から逃れる方法をあれこれ模索というか、検索しました。
 
漢方薬、散歩、深呼吸。
 
更年期障害の対策として検索結果に出てくるのは、だいたいこんな感じです。

結局、生活をととのえるって感じ? 
ていねいな暮らし、って感じ??

なんだかふんわりしているなぁ、物足りないなぁ、
などと疑いつつも
実践してみるまぁまぁ素直な私。

起床後すぐにお白湯で漢方薬を飲み、
通勤時、駅まで歩きながらスーハースーハー。
 
そんなある日のこと。
 
いつものようにスーハーしながら帰宅中、
歩道沿いに植えられたローズマリーの木を眺め、

ふと

「これって食べられるねんよなぁ。
ハーブが家にあったら料理に使えて便利そうやなぁ、
植えてみようかなぁ。」

と思いつきました。

しかし私には植物栽培のスキルがない。
 
早速、近所に住む植物賢者な友人に相談してみたら。
「挿し木による栽培方法」
を伝授されました。

その方法とは、
「ローズマリーの小枝を水に何日か浸けていると根っこが生えてくるから、そうしたら土に植えるべし。」
と、実にシンプルなもの。

挿し木セラピー

しかしこれがなかなかどうして、簡単ではなかった!
根っこは全然出てこないし、油断するとすぐ枯れるし。

それでもしつこく水やら土やら、挿しつづける私。

何度も失敗をくり返し、気がつけば年も明け、
季節はもうすぐ春。

「ややっ?こ、これは…!」

なんと!小さな青い花が! 

つづく

【次回、5月20日(金)更新予定です。】

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