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福耳の犬
2020年4月8日 09:01
麗かな陽気に誘われ、峠に棲む山姥が外に出てきた。『桜が咲き、暖かな春霞、人も動物も、、そして私も冬籠りから解放される。』『静から動へ、身体が疼く。』『こんな夜は朧月夜。輪郭がぼやけ命も儚い。』そして旅人は旅を急ぐ。私の元へ。『今夜はそぼろ肉でも食べようかねぇ〜』
2020年4月1日 21:43
昔 村の外れに蛇が洞池という池があった。蛇が洞池には大蛇が住むと言われ、村人は崇め恐れていた。そんな村には言い伝えがあり、100年に一度大蛇に村の娘を捧げなければいけないと伝えられていた。今年はちょうど100年目で、一人の村娘が選ばれた。娘の家族はそんなことに反対だった。娘を出すくらいなら戦うと言った。しかし村人達は《大蛇のたたりが村に災難をもたらしたらどうするのだ》
2020年4月1日 06:21
むかしむかしある村に強くて優しくて、正義感あふれる男が住んでいました。そんな村近くの峠道に人を襲う【妖狗(ようく)】が現れました。その噂を耳にした男は【妖狗】を退治に行きましたが、優しい男は命まではとらず追い払いました。今度は村人をたぶらかす【胡喜媚(コキビ)】が現れました。男は【胡喜媚】も命まではとらず、追い払いました。それでも村には平安は訪れませんでした。【狒々(ヒヒ