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「馬鹿と鋏は使いよう」について

本日、八月九日は長崎に原爆が落とされた日だ。
三日前の八月六日は広島に原爆が投下された日。
タイトルと併せて、
本日私が何を言おうとしているか分かった方もいるだろう。
が、いつもの如く、予定している着地点とは違う結びになるかも知れないので、最後までお付き合いを願いたい。

ことわざ「馬鹿と鋏は使いよう」は、まんま、愚かな者も、使いづらい和ハサミも使い方によっては役に立つという意味である。
この場合、馬鹿も鋏も使う側に委ねているのがポイントだ。
馬鹿を使う。
鋏を使う。
決して馬鹿が使う鋏という意味ではない事を認識してほしい。
あくまで使う側に使う者(物)を委ねるという事。
でもそれは、時に恐ろしい。
果物ナイフも使う側の意志によっては凶器になる。
世の中には善にも悪にもなる物が溢れているのだ。
馬鹿と鋏は使いよう。
もし、使う側が馬鹿だったらどうしよう。
核兵器がまさにそうだ。
核だって使い方ではエネルギーになるのは周知の通り。
でも、これだけ事故が起きたり、核兵器の所持を抑止力に使用している馬鹿が存在する以上、
やはり核は持たない方がいいだろう。

日本は原子力爆弾を二度も落とされている。
何十万もの尊い命が奪われた。
想像を絶するが、それでも頑張って想像してごらん。
その命が親だったり、子供だったり、恋人だったり、とにかく大事な人だったらと。
日本は二度も落とされている(二度目)
だからこそ、きっぱり核廃絶を世界に強く訴えるべきだと思いませんか。
そんな事を思う、八月九日の本日なのである。

さっき見た空。平和。

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