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44日目 ハノイ その1 (ベトナム中部の都市:ホイアン その12) 「タイ30日✙ベトナム20日のバックパッカー旅(なるべく安く、なるべく長く、なるべく楽しく)」

前夜、旧市街トゥボン川沿いの店前の歩道まで冠水しちゃって、こりゃ街全体が洪水になったら空港に向かうのも難儀だよね、の翌朝のこと。

早朝、ドラだかナベだかを叩き鳴らしながら、バイクでまわっている人がいた。何かの警報?お知らせ?合図?のためだろうか。まさかまさかの洪水警報か⁈
この宿のお姉さんはここには住んでいないので、自分で確認するしかない。そそくさと身なりを整えて屋外へ。

すると川まで向かうまでもなく、いつものレストラン前の葬儀仮設会場がにぎやか。
えっ朝から?まだ朝の6時前だよ。
どうやらいろいろな人たちが集まって葬儀が始まるらしい。まずはブラスバンドのファンファーレみたいなのが鳴っている!

葬儀関係の青い服の人たち(あとで棺の担ぎ手とわかる)まで入っていって、会場の中でとぐろを巻くようにくるくる回る。

出てきてはまた再入場した。花輪が片付けられ始めて、赤十字旗(何故か掲げられていた)が外された。
やっぱり朝のドラが鳴らしながらバイクがまわっていたのは、洪水注意ではなくてこのお知らせのようだ。今まで数日間は全部お通夜で、今がほんとのお葬式みたい。花輪が片付けられたんじゃなくて、道路に並べられた。多分こっちが進行方向。

とりあえず洪水は大丈夫なんだろうな、念のためちょっと確認しにトゥボン川へ見に行く。濁りはきつくなっているけど、氾濫していない、普通の水位。潮の満ち干も干潮になったのか、川の向こう側を見ても大丈夫。

橋の上では何かのスポーツチームがシートを広げて記念撮影をしてる。バイクも行き来して、通常どおりの日常が開始している様子が確認できた。

バインミーの兄さんもスクーターでやってきて、私にオッスみたいな挨拶をしてくれた。
川の様子を見てから、また戻ってきてお葬式の場面。一通り終わったみたいで楽隊も並び始めて、行進の準備の様子。
お坊さん、喪主に続いて、棺を何人かで担いで、親族が白装束に白いハチマキで続く。

そして一般の人も付き添って、楽団付きだから賑やかに送り出していった。7時には終わったっていう感じ。

いつものレストラン前にはお父さんが立っていて店の開店準備は済んでいそう。もうやっているよとのことで、昨晩の晩餐 が 最後と言ったけど、最後の朝食をいただいた。もちろん看板料理のカオラウ。

隣のテーブルに座ってきた2人組。 日本人のようなのでちょっと 情報交換。 ホイアン 滞在での情報提供、 そして彼らからスカイスキャナーのテクニック も教わった。

宿に戻って 最後の荷造り チェック。 宿のお姉さんが、昨日お約束のマンゴーケーキを焼いてきてくれた。リュウガンと蓮の茶も。

十分お腹も満たされて9時45分には ロビーに降りて、50分に迎えに来た車(ワゴン車ではなくて普通車だった)に乗車。11泊12日もお世話になったホームステイLISA1のお姉さんとハグして遂にバイバイ!

隣はカナダからの娘さんとお母さん、でもう1人と4人乗っけて出発。人数が少ないからこのまま行くのか、ミニバスに乗り換えるのかどうかは分かりません。
車窓から対向車を見ているとバイクの運転手はみんなといっていいぐらいマスク。ほとんど全員、やっぱり排ガスがきついんだねきっと。やっと1人、マスクしていないバイクの人を見つけたぐらい。
一昨日ミーソンツアーに行く時にピックアップしてもらったトラベルオフィスの前も通った。さらにその先の交差点付近に銀行がいっぱいあった。っていうことは、ここが新市街地の商店街の一番の中心地だ、そのはず。
バスターミナルらしきところを通り過ぎたから、多分この車でそのまま行っちゃうのでしょうと思ったら、ミニバスに乗り換えて11人のお客さんと。

2人のフランス人女性に挟まれて3人シートに座った。 左側の方が年配者、右側が若い方で お二人とも 個人旅行者。ベトナムの私の知らない街をたくさんこまめに巡り歩いていらっしゃる。 フランス の統治下にもあったから、小説などにいろいろな地名が出てくるのでしょう。しかも ベトナム 1ヶ月以上とその前後にも何ヶ月かの長旅。年配者は当然ながら旅のベテランだし 、右側の若い方も働いて資金を貯めては旅に出て、また働いての繰り返しの熟達者。 私の 7週間の旅なんて短い方だ。 

せっかくの車窓も楽しむ。海岸線をずーっと走り、ダナンの海岸をたっぷり見られた。

フエからホイアンに来た時に観光したマーブルマウンテンの脇も通った。
火を噴くドラゴンが見えたお隣の人が教えてくれた
ある橋を渡るところでお隣の人から教えてもらった火を噴くドラゴン橋の黄色いドラゴン。左端がドラゴンの頭。車の中から写真も撮れた。

(ダナンの火を噴くドラゴン橋の目玉は、週末のファイアーショー!土日の夜9時頃から約15分欄干を装飾するドラゴンが何と火を噴くのです!)

ドラゴン橋を渡ったところで、ダナンまでのお客が1人が途中下車。
ロータリー式交差点を過ぎたところで高速に入って、11時10分に空港に到着。ここまで1時間10分で着いちゃった。やっぱり時間余りすぎだ、まあいいや。ホイアンを10時発か12時発かのバスで迷って余裕みて10時発にしたけど、12時のバスに乗っても1時間半前に着いたっていうこと。結果論だけれども余裕ありすぎ。

荷物検査って別に重量オーバー全然してないからこのまま行っちゃってもスルーできると思う。(LCCじゃないから機内持ち込み荷物制限も10キロ)
モニター表示を見るとゲートは4番。チェックインのところで03-15が意味するのは何だか分からない。チェックインカウンターが3番から15番っていう意味みたい、なんとなくゴーストレートってお姉さんが言ってる意味がわかった。今いる所が39‐40番だから、もっと先の方に行けってことだ。

まあいいや、とりあえずこのスマホのチェックイン表示を見せてセキュリティーチェックに入っちゃおう。バックパックに入っていたことをうっかり忘れてたけど、飲みかけのペットボトルの水も通っちゃった。他の100ccボトルのビニール袋を表に出していたからなのかな、国内線は大丈夫なのかわかんないけど。

さぁ、セキュリティも通った今の時刻が11時35分、シートに座って外を見上げるとラウンジが見える。あと3時間あるけど、混んでなければ2時間で追い出されることもないだろう、憶測だけど。ロータス・ラウンジが利用可能で移ろう。
ところがなんと国内線ターミナルでは、プライオリティカードで入れるラウンジはなかった。そんなの二つ三つウェブで調べてきたつもりなのに。国際線のターミナルだけだって。
ダナン国際空港は国内線のターミナルと国際線のターミナルが同じみたいだけど分かれている。私が乗るのはハノイまでの国内線。ウェブで読んだのは、直行便とかその他経由便の国際線利用の方々の発信みたい。他をよくよくじっくり調べたら、国際線ターミナルのみって書いてあった。
しょうがない、電源の取れるカフェを見つけたので、そこのソファーでのんびりさせてもらう。ガジェット利用も電源が取れるからオッケー。今朝できなかったマーケットチェックから。

搭乗もほとんど最後なので荷物を入れる頭上の棚もいっぱい。ちょっと迷ったけど一つ前の37列の所に入れさせてもらい、その列席が丸々3席空いていたのでそこに座らせてもらった。後方の席を取るのは正解だ。本来の38列のところは、私の窓側A席とC席の女性との二人だけ。39列の2人席はカップル。C席の女性も列でひとりになって、後ほど横になって寝ていた。

ところで搭乗して機内モードにするタイミングでワッツアップに、なんとハノイの宿から「1泊分ダブルブッキングでごめんなさい」との連絡が入った。
私が新規申し込みを間違えて一旦解約したところで新しいゲストを入れてしまってダブルブッキングになってしまったみたい。でも同じAirbnbのサイトで3日前に再度取ったんだよ、それを今この時になって?他のサイトなりで入れたんだよね。宿は明日の16時半じゃないと入れない、だからもう一つ500メートル離れた宿でどうかということの提案。当初のところからの送り迎えはホストの旦那がしてくれるみたい。

意外とAirbnbっていい加減なのか、あるいはベトナムでのAirbnbがいい加減なのか。一番最初にボツとなったホストは、ホストが物件売却済みでとホスト“補助者”から連絡が入ってダメだった(ホイアン その7で記載済み)。で2件続けての連続トラブル。

私が新規申し込みを間違えて一旦解約したのは、この物件売却済みホストの分を解約する際に間違えたのですが・・・って、少しややこしいんです。
Airbnbのサイト上の連絡コメント欄を使わないで、ワッツアップを使ってこっそり連絡してくるんだもんな。古くて狭い部屋に押し込まれて、しかも翌日部屋を交換しなくちゃいけないとなったら、洗濯もできず不便だよね。まぁでも部屋のクリーニングアップは本来毎日しないところを1回してくれることになるからどうだろう。その分こっちは部屋の荷物を一旦片付けをしなくちゃいけないし、一度部屋に戻らないといけない。古くて狭い条件の悪い部屋でっていうのもなぁ。もう搭乗済みだから、到着してからの返信となる。

ダナン上空の写真が撮れた。

スコールなみの?!  厚い雲。遠方の雲はなだらか。
予想に反してこちら左側が眩しくて窓を閉めた。そうだ午後だもんね。安定飛行になってソファみたいに横に足を伸ばす。お行儀悪いけど、せっかくだから。

1時間10分のフライトだから、16時到着で空港をでるのに30分、バス1時間、宿に18時過ぎに到着かな。
15時半前、もう降下を始めた。
到着したら、ターミナル2国際線へ。86番バスに乗る。降車予定のバスターミナルまで1時間弱のはず。そこから本来予約の宿までは歩いて1kmないとシミュレーション。
ハノイにランディング完了、雨も降っていない。

先の宿からの連絡に早速返信。今晩泊まる宿はないので、そこに停めさせていただきますと。
ターミナル2を左手に86番を探して少し右手に向かって歩く。バスが見えたからターミナル2国際線ターミナル行くシャトルバスかなと思ったら、86番の看板が見えた、これだ。見事なほどすぐに86番のバスが来たから乗り込む。
移動はスムーズで、16時15分ぐらいに空港を出発したから、バスは17時15分ぐらいには着くはず。

一緒に乗った隣の人とお話した。イエメンご出身、同じく旧市街に泊まれる。当初降車予定にしていたバスターミナルではなくて、もう一つ先の彼と同じバス停で降りることにした。

17時過ぎにバスを降りる。北の方向に向かって歩き始める。迷っても15分くらいだろう。それにしてもハノイはホイアンに比べて涼しい、寒いぐらい。
さすがに交通量がすごいや、ここまで凄いとは思わなかったもん。旧市街辺りのはずでも、もう都会だからね。

Airbnbは直前になって予約を取るとこういうことになるのか。それとも、ベトナムのホスト達がタイよりも、いい加減なのかどっちか。
部屋の回転率を少しでもあげたいと考えてのこと?あっちこっちのサイトを使って集客してるから、どのサイトでお客さんが埋まっちゃったのかが管理できていないんだねきっと。
そこへホストから「当初とは違う〇〇(場所)に来てくれ」との連絡が入った。が、ハノイの地理に詳しくないし、もうバスも降りた後だし。とりあえず元々のところに行きますと返信。

まずは当初の宿泊予定の地域だった旧市街へ

寒い夜、ダウン着てる人いるし、ここハノイはもう冬だ。中部の都市ホイアン、ダナン、フエでもないしタイでもない。

探し当てた元々の場所で待つ。ほどなくホストの夫と称する方がモーターバイクで到着。代宿は、ホストの職場の友達みたいな感じの知り合いの家だそうです。
まずは夫さんの経営するツアー店に連れていかれて、お手伝いすることはないかと。ハロン湾観光とかのチケット販売を期待していたのかも。以前ハノイに来た時に、ハロン湾を含めて主な観光地は訪問済みなので、結構とお断り。今回は旧市街に数日滞在して街中を歩き廻る、そして知人に会うのが目的。

代宿は元の宿から500m先と言いながら全然違う方向、旧市街からも全く遠い場所に。旦那さんも全然この場所を知らなくて迷いに迷ってやっとたどり着いたところ。ホストとも連絡を取りながら、更に探り当てた後もなかなか家主は降りてこない。

おばさんが降りてきたけれども、ホストと電話で話してる。どうやってこの玄関の扉を開けるのか、この宿主さんは英語はしゃべれないらしい。上の階のご主人が英語で説明してくれるっていうけど多難。

結局ここに着いたのが18時半くらい。旧市街地域(ホアンキエム湖よりも北側)を希望していたにもかかわらず、旧市街地域を外れてホアンキエム湖よりもさらに南。500メートルどころか2キロも離れていて、下宿部屋みたいで満足できるところではない。でも今晩はしょうがない。Airbnbには報告を入れておいた。
移動のバイクの二人乗りでは、ホストも迷い迷って1時間、後ろに乗る私は10キロ近いリュックを背負ったまま。その後ホッとしたころには両肩と背中が痛くなってきた。
そういや夫さん、バイクではグラブのヘルメットを被ってた。

夕飯をとりあえず食べに行こう。じっとしていてもダメだから、お腹に入れよう。でも確かに分かりにくい代宿の場所。迷ったら教会(ハムロン教会)が目印。

ハムロン教会

この教会を見て左手に曲がって右に入る。教会(ハムロン教会)を背にしてみて、右斜め前方向。写真に撮ったところを入る、とメモ代わり。

外に出て少し歩いて食にありつけた。なんだかよくわかんないけど、とりあえず春巻きと鶏肉と。麺やライスがあるわけではない。

それにしても昼食抜きだったからこれだけじゃ足りそうもない。バインミーでもと向こう側を渡って見渡してみたもののお店が見つからない。食べなれたフォーガー(鶏肉のフォー)を食べる。
さすがに2食分食べたらお腹も満たされたから戻ろう。

鍋料理も人気みたい。お店の前の歩道まで椅子をたくさん出して鍋を囲んでいる。なぜか鍋にインスタントラーメンの塊を四つに割って突っ込んでた。肌寒い夜には体が温まっていいみたい。でも一人じゃちょっとね。

鍋料理もいいね

20時過ぎ、もう今日はこれで帰ってシャワーあびて寝るか。
明日はとりあえず16時半過ぎないと本来の宿に入れないから、それまでは荷物も置いとかせてもらって、外に出よう、歩き回ってお昼ごはんも外で食べて15時半過ぎに戻ろう。じゃないと、新しいとこ行けないんだから。こっちは2日分の洗濯ができないので、かなりのハンデだ。

ちなみに、貸主とのこんなトラブルに理解を示しているわけではなく、優しいわけでも、心が平安なのでもありません。簡単に受け容れるわけにもいかず・・・しくしく。
この民泊仲介サービス業者、後続の日にも少し続きがあります。1件目の売却済み案件についても、調査していますを繰り返してなかなかキャンセルに応じないし。バンコクではよかったのに、2件立て続けだし、次回ベトナムでは使いませんし、少し離れます。

でもこういったケース、この民泊仲介サービス業者でなくとも旅行業者は結局、ごめんなさいと1000円ぐらいの謝罪金⁈で済んでしまう事例を知っていましたし、過去に残念な経験を積んでいます。
旅の時間を毀損せずに十分楽しむことを優先して、ジタバタするのはやめました。

明日の朝食は今晩見かけたブンカー、ブンダカーを、なんだかわかんないけど食べてみよう。

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