【人権の安全保障を真珠湾攻撃の日に考える】
今日12月8日は日米開戦、真珠湾攻撃の日。現代は「人間の安全保障」から「人権の安全保障」の時代へ。エネルギー安全保障も、食糧安全保障も、人道主義や倫理にかなうフェアトレーディングに基づかねばならないという、世界、先進諸国の人権意識に日本政府の政策判断は対応できていないのではないか。
第二次世界大戦における太平洋戦争の反省点は、日本が国際協調主義から孤立して独走を止められず、石油など戦略物資も禁輸されたことだ。現在の「人権の安全保障」という潮流から外れ、「国益のため」中国やロシアに遠慮し配慮した日本の外交・安全保障は、国際協調主義から離脱するリスクになる。
それはあの大戦の時代にナチスドイツやイタリアと同盟を組んだという外交政策判断の失敗にも起因しているが、社会正義や人道主義をどちらの陣営が手にするかというイデオロギーの闘争であり、それは戦後現在の人権の安全保障の時代でも同じであり、現在の日本政府は戦前の失敗を繰り返す可能性もある。
人権の安全保障の時代は、人道主義に基づいた安全保障であり、日本政府も日本人もそのことを肝に銘じるべきだと考えます。
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