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part.24 第3回全国ヨーグルトサミットinいわてが繋ぐ絆とレガシー

フィナーレ「IBCラジオ」

実行委員会メンバー、向井氏、マルシェスタッフ、関係者、そしてクラフトヨーグルトファンに向けた「第3回全国ヨーグルトサミットinいわて」からの最後の言葉。
否、はじまりの言葉。

実は、これまでラジオにて幾度となくサミットの告知をしてきた。
依頼事項以外、全て小林が原稿を書かせていただいた。

そんな最後の告知。2022年2月2日㈬。

これまでの経緯に敬意を表し、内容をまとめた。
完全に時間オーバーの原稿にも関わらず、快諾いただいたIBC岩手放送スタッフにはいつも頭が下がる思いだ。

今回どうしてもやりたいことがあった。
これまで、こんな自分の話を信じ、そして、共に歩んでくれたヨーグルトサミットメンバー。
小さな点が集まり、大きな円となる。
それをリスナーに伝えたかった。

各メーカーに声掛けをした。
「リスナープレゼント企画について、有志で協力いただけないでしょうか?」
矢継ぎ早に返答が来た。
「是非協力させてください!」



涙が出るほど嬉しかった。
共に作り上げる。その意味を理解してくれたのだ。

ラジオ原稿

私が「第3回全国ヨーグルトサミットinいわて」に感謝を込めて書いた原稿。

【浅見AN】先月まで開催されていた全国ヨーグルトサミットinいわて、今週はその総括ということでお越しいただいたんですね?
【小林】はい。改めて、第3回全国ヨーグルトサミットinいわてを振り返ると、本当に色んなことがありました。
自分の中で巻き戻してみたら、2019年に開催された第2回の岡山から引き継いで2年5か月経っての開催でした。
本当に長かったです。。。
はじめは、どのような形での運営になるかも決まっていない、正にゼロからのスタートでした。
まず、岩手でイベント開催する上で最大の魅力って何だろう?って考えたときに、コンセプトが決まらないとベクトルが変わっちゃうなって思ったんです。
【水越AN】確か第3回のコンセプトは「酪農家とつながるヨーグルトサミット」でしたよね?
【小林】そうなんです。
岩手県は地域に根差した乳業メーカーさんが多く点在し、どのメーカーさんも地元地域の酪農家さんと密接な関係にあったので、これは「酪農家とつながるヨーグルトサミット」だなということになりました。
また、県内の乳業メーカーは元々仲が良かったため、何かあったときに相談する関係にあったことは全国でも珍しいことなのだと感じました。
【浅見AN】なるほど。
そういった経緯があって、これまでは自治体主体での開催だったのが初の民間主体となったわけですね。
【小林】初の民間主体ということで、どうやって進めていったらいいかの全体が集まっての会議は開催までに15回も行われました。
そんな中、「若い力が引っ張っていくサミットになるべきだ」という後押しがあり、若輩者ながら私が「総合プロデューサー」という形で運営をしていくこととなりました。
【水越AN】なるほど、上役からの後押しがあったわけですね。
【小林】ただ、わたし1人の力ではどうしようもなく。
勿論多くの方にお世話になったのですが、特にインスタライブにて岩手代表として全国メーカーとの連携やプレ販売会などでの積極的なPRを行ってきた中洞牧場の岡田さんや、HP作成・全国への発信・企画打合せなど、通常業務の傍ら多岐にわたり、サミットinいわてに尽力いただいたカップヨーグルト研究会の向井さんには本当に頭が下がります。
【浅見AN】そうですよね!
岡田さんと向井さんはホント大活躍だったとおもいます。
しかし、そんな中での昨年9月アピオ開催の中止ですね?
【小林】さぁ準備はできた、あとはやるだけだって時にコロナ感染拡大により中止に。これは正直堪えました。でも、そんな中でなんとか酪農やヨーグルト、地域の魅力を伝えたい!ここまで先の見えないサミットに、ついてきてくださった全国の乳業メーカーさんと何か形に出来ないかって悩んで悩んで思いついたのが「ヨーグル党総選挙」なんです!

【水越AN】出ました!「ヨーグル党総選挙」!カ党(甘い)・ム党(甘くない)に分かれ、計34社もの全国のメーカーが出馬をし、40日間の熱い戦いが繰り広げられましたからね。
【小林】総投票数は17,232票と大変盛り上がりました。
グランプリをとりました岩泉ホールディングス様・おおのミルク工房様には心から拍手を送りたいと思います。
また、こちらの企画が盛り上がったこともあり、1月14日~16日に開かれた全国ヨーグルトマルシェは多くのお客様にご来訪いただき、レジ待ちで「コ」の字に並ぶほどの大盛況となりました。
因みに、会場となったフェザンさんにお伺いしたところ、バレンタインに次ぐ歴代2番目の売上だったそうです。
【浅見AN】そして、1月15日開催の酪農・乳業がつながるパネルディスカッションへつながるということですね!
【小林】そうなんです。
HP内でどなたでも閲覧いただけますので、是非ご視聴ください。
その中で1つだけご紹介させてください。
シンポジウム内でヨーグルトサミット発起人の茨城県小美玉市役所職員の中本さんが「シビックプライドの象徴となるのがヨーグルトサミットである」というお話されていました。
シビックプライドとは地域に対する誇りや愛着のことです。
ご当地ヨーグルトと一括りにしても菌や製法・原料など色々な違いが出てバラエティがあるため、それぞれの地域のこだわりを出しやすいという特徴があります。
そんな魅力的なヨーグルトサミットなんですが、実は、まだ4回目の開催地が決まってないんです。
今後は継続的にサミットを開催するためにも運営協議会のような組織体制を構築していく必要が出てくると思います。
【水越アナ】なるほど、今後のサミットの動向に期待ですね!それでは、最後に小林さんからリスナーに一言よろしいでしょうか?
【小林】皆さん「第3回全国ヨーグルトサミットinいわて」、楽しんでいただけましたか?
事業は一旦終了となりますが、サミットはこれからもまだまだ続きます。
そして、今回のサミットを通じて岩手のヨーグルトだけでなく、県外のヨーグルト、そして岩手の魅力を知っていただくことができたなら、実行委員会一同、冥利に尽きるかと思います!
これまで長丁場、最後まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!またお会いしましょう!!
【浅見アナ】今週は、小林 冬樹さんに、第3回全国ヨーグルトサミットinいわてを振り返ってお話いただきました。小林さんありがとうございました。
【小林】ありがとうございました!
【水越アナ】さて、今週のプレゼントですが…驚きますよー!ヨーグルトサミットフィナーレということで超大盤振る舞いです!ヨーグルトサミットinいわてを共に歩んできた、北は北海道・南は九州までの乳業メーカー有志にてプレゼント商品をご協賛いただいたとの事です。共に歩んできたからこそ、こういった成果が出るんですね!!


番組終了後、込み上げてきた思いが溢れ、涙しながら帰った。
終わりははじまり。
事業は、1人が動かすものではない。
苦楽を共に味わいながら携わってきた人、そして、応援してくれる地域やファンとなるサポーターがいるからこそ、成立する。
「全国ヨーグルトサミットinいわて」のレガシーはこれから醸成されていく。


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