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暑い夏に気をつけること|コロナ禍でもすぐできる!熱中症への備え

※2021年5月26日修正(コロナに関する記述を変更)

FUKKO DESIGNの木村です。

先日、「コロナ禍でもすぐにできる!大雨&台風への備え」を公開した後、すぐに各地で豪雨が発生しました。熊本を中心に甚大な被害が起きたのですが、その際に、私たちが作成した画像を多くの人がつかってくれました。少しでも助けになったなら幸いです。

防災情報をしっかりと、かつ、わかりやすくまとめること、そして、SNSで拡散させたり、印刷できるようにしたりして、すぐに使えるものがとても意味があるなと改めて感じました。

そこで、コロナ禍でも気をつけるべき熱中症対策をまとめました。

「コロナ禍でもすぐにできる!熱中症への備え」です。

コロナ禍で感染症が蔓延する中で、マスクを装着しての予防は大事とされていますが、つけているあまりに体温があがり、熱中症になるということはよく言われています。

ただ、結局どちらが良いのか、体系的にまとまっているものがなかったため、前回同様に、民間の有志という立場で、行政などが言いづらい部分も、少し踏み込んで説明した対策集をつくりました。

元内閣防災官房審議官の佐々木さんや、災害支援団体の調整などを行うJVOADの明城さんなどに声をかけ、TBWA\HAKUHODOのアートディレクターやコピーライターなどとともにチームを結成しました。また、気象や医療の専門家への取材などを重ね、コロナ禍で災害が起きた時どのようにすればよいか情報をまとめていきました。

今回は以下の5枚になります。

①熱中症とコロナ感染を防ごう
② 熱中症の応急処置をチェックしよう
③高齢者と乳幼児は特に注意しよう
④暑さの情報をチェックしよう
⑤災害で避難している時の熱中症対策


1.熱中症とコロナ感染を防ごう

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代表的な熱中症対策をまとめています。

マスクによる感染症予防は大事ですが、熱中症が心配になった時はマスクをはずしましょう。ただし、まわりには十分注意してください。

また、換気をしましょう、とよく話があがりますが、ここにも注意を。例えば、一日中外出しなかったり、外から誰も来ていなかったりする高齢者の家では、コロナ対策としての換気はそれほど必要ないです。むしろ、換気をしすぎて室温が上昇すると熱中症になる可能性もあります。なので、一概に換気をしようとするのではなく、必要に応じて換気を行う、という意識が大切です。


 2.熱中症の応急処置をチェックしよう

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熱中症と思われる症状になった際の応急処置をまとめています。

特に注意してもらいたいのが、 似ていると言われる新型コロナ感染症と熱中症の症状についてです。発熱や頭痛、疲労感、筋肉痛などがよく言われますが、どちらも共通の症状と言われるので注意した方が良いです。

逆に、味覚や嗅覚の障害、咳などの呼吸器症状については新型コロナ特有の症状と言われるので見分けがつきます。それぞれ共通のもの、違うものをしっかり把握しておくと、いざそれらの症状になった時にヒントになります。


3.高齢者と乳幼児は特に注意しよう

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特に注意が必要な高齢者と乳幼児の注意点をまとめています。 

高齢者の熱中症は半数以上が自宅で発生しているので注意しましょう。また、乳幼児は体調の悪化をうまく伝えられないことがあるので、親がこまめに話しかけたり、水分補給もまめに行ったりしましょう。


4.暑さの情報をチェックしよう

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最近よくテレビでも紹介される暑さ指数や熱中症警戒アラートなどの紹介と、どのように調べるかの説明をまとめています。 

暑さ指数やこれからの天気は気象庁のサイトで事前に確認できます。熱中症はあらかじめ対策を行えるものなので、しっかり情報を調べるようにしましょう。


5.災害で避難している時の熱中症対策

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現在被災されて避難所で生活している人もいるため、避難所での対策などを紹介しています。

暑い中での避難ではいつも以上に注意しましょう。最近では車中泊での避難も増えていますが、車両の中は高温になり、熱中症の危険度が高くなります。エアコンはからずつけ、水分を取るなどの対策を徹底してください。


コロナ禍でもすぐにできる!熱中症への備え」は以上です。



印刷したい方はこちらのデータをダウンロードしてください

「壁に貼りたい」、「紙にして持っておきたい」など印刷しやすいデータを公開してほしいとの要望を受けました。そこで、すべてのデータをPDF化したデータを公開します。ぜひご活用ください。

※こちらのデータは多くの方に利用していただきたいと思っていますが、情報の正確を期するため、出典を表記してください。

出典:防災アクションガイド

※一部、行政機関の情報などを転用しているため、データの改変などはご遠慮ください。


情報は状況によって変わります

新型コロナウイルスがどのようなものか完全にわかっていない状況で、これで完璧だといえるものは当然作ることができません。

しかし、自然災害の経験がない方々は、いまこの瞬間に自然災害が起きたらどのようにすべきかわからず思考が停止してしまうかもしれません。

そこで、現状において私たちがわかる範囲で情報を集め、誰でもわかるように可能な限りわかりやすくまとめました。行政などでは言いづらい判断の難しい内容も、あえてはっきりと記載しました。

コロナ禍での自然災害を不安に思っている多くの方々に、ぜひ活用いただければと思いますし、少しでも多くの方々にシェアいただければと思います。

FUKKO DESIGN 木村充慶










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