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甲子園優勝の慶応はやはり凄いという話し(前編)【未来の教育 No.13】

慶応高校、甲子園優勝おめでとうございます!


激戦区、神奈川県の予選をあの強さで勝ち抜いてきただけあって、甲子園での強さも抜けてました。先頭打者ホームランで、すでに決勝の空気感を自分達のものにしていたのが勝因かなと思います。

で、この慶応大学の優勝に関してはネットで色々言われているようですね。
決勝の歓声が大きいやら、髪型が坊主じゃないとか、。

その中で自分が一番気になったのはこれ。


私のライフワークの一つが若年層への教育であり、解決したい課題は生まれた環境から生じる教育格差です。ただ一方、その私の想いというのは、最近読んでいた哲学入門書を見ていると、どうやら「ルサンチマン」という概念が影響していることがわかってきました。

ルサンチマンは、弱者が敵わない強者に対して内面に抱く、「憤り・怨恨・憎悪・非難・嫉妬」といった感情。 そこから、弱い自分は「善」であり、強者は「悪」だという「価値の転倒」のこと

by wikipedia

ニーチェの「道徳の系譜」でよく書かれていそうで、私の中にもそれが結構あるかなと感じています。

子供のころは水泳と野球をやっていたのですが、どちらにも「この人には敵わないなぁ」という人が居て、それが野球選手を叔父に持つ子、加え元卓球のオリンピック選手の子だったりしました。

そのころに「親族にプロスポーツ選手がいる子って、同じ努力をしても人並み以上の成果が得られるのでは?」と思った記憶があります。

次は大学受験。それなりに勉強したのでそれなりにいい大学には入れる学力になったのですが、理系で私立大学に行こうとすると学費が恐ろしく高かった。年100万円は当たり前にかかると聞き「これは、、、我が家の家系的には国立に入るしかない!」ということで、当時はまだ年間学費が30万円台だった某国立大学に入ることにしました。

一方、同じ学習塾に行っていたセレブの方々は、それこそ「慶応大学」に何の苦労もなく入っていて「このセレブどもが、、、」と思った記憶があります。

上記の記事に、具体的な金額の記載がありました。

  • 入学金は34万円、授業料は76万円、その他22万1000円で、初年度納付金合計は132万1000円となっている

  • 野球部の部費は年間8万円です。ただし、毎週土曜と日曜、休日には練習試合が組まれていて、その遠征費は実費がかかります。さらに年間数回、合宿があるのですが、それらを合わせると、30~40万円はかかっていると思います

ようは、年間200万円弱くらいはかかるわけですね。

記事には「セレブの集まりという勘違い」とありますが、個人的には十分セレブじゃないか?って思ってしまいました。

この記事を書いた人の価値観が、世間と比べどうなのかは分かりませんが、少なくとも私の周りには高校生の子供一人に年200万円かけることは「高い!」という人が結構います。私が高校生の時も、慶応大学にさらっと入る人と「国立に入らないと」と鬼の努力をする人の2パターンがありました。

そして、奨学金の財団をやっている今、年間300~500万円の年収の親をもつ人も結構いることに気づきます。その中で、子供に年間200万円払うのって、かなり大変なんじゃないでしょうか??

記事のタイトル"「慶応野球部はセレブの集まり」の勘違い"に対する違和感は以上です。

ひょっとしたら、お金持ちの人がもつ「そんなの普通じゃん?」というお金持ちの無邪気な価値観の暴力にイラっとくるのかも知れません、私の幼少期の環境が影響しているのか(苦笑

でもそんなお金の話はともかく、やはり慶応の野球部員は凄いなって思ったのが彼らのエンジョイベースボールのスタイル。
その話はまた次回に。

今日はここまでです。
久々に朝起きて・ウォーキングをしてからnoteを書きました。
朝時間、気持ち良いです。

今日もありがとうございました。
合掌!

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