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【未来の教育 No.7】伸びる人に共通する「リスクテイク」という心構え

教育デザイナーとか言っているのに、最近全然教育のこと書いてないよね?
そういう声がどこからともなく聞こえてくる気がします!

今週末(というか明日から)にあるサイエンスアゴラというイベントにも出展しコミュニケーターをやりますし、来週以降高校教育に関わっていくのでそこら辺でまた新たな示唆があれば出したいと思います。

今日は、先週末ウルトラランナーの友人と皇居ランした後のおしゃべりで出てきた「リスクテイク」という考え方です。

これは、社会人のスキルとしても重要なのですが、割と学生のころから鍛えておいた方が良いのでは?と考えています。

リスクテイクとは、リスクに立ち向かうこと。

たとえば金融取引などで「リスクテイクをする」と使う場合、ハイリスクハイリターンの挑戦をする意味になるのです。 このようにリスクテイクは、危険性や損失が生じる可能性があることを承知した上での行動を指します。 またリターンを得るためには必要なものと考えられているのです

by kaonaviさま

資産運用の用語かもですが、上記の文章が一番本質を表しているなと思いました。

身の回りの具体例をいくつか挙げます。

  • 部下が、自分で考えて行動してくれず、すべて私の指示に従います。なぜか?自分で決断し何かを間違えてしまうことへの不安が拭い去れないからとのこと。自分でやり方決めた方が上手く行った時の喜びも倍のはずなのに、損失のリスクを考えてしまう。

  • 高校卒業時に何をするか?好きなことは何かを高校の時に考えきれず、とりあえず「偏差値」という周りの環境により相対的に決まってしまう値で大学を決める。自分がやりたいことを、失敗してもいいから進んでみるということをしない。

  • 食事処。新しい店には新しい驚きが待っていることもある。でも、いつもの店に落ち着いてしまう。

リスクを見て、安定志向・現状維持になってしまうと、当然自分の本当やりたい事を見つけることも出来ないですし、基礎力としての「自己効力感」も上がりません。でも一度リスクテイクの考え方を身に着けると、リスクもあるけどメリットを大事にして新しい好きなことを見つけられる可能性が高まりますよね。

仕事においては、このリスクテイクしないメンバーをどう扱うのかは結構大変だったりします。。自分で考えてくれないし、スピード感もない。何と言っても変化の激しいこの世の中、実は安定志向でいることが一番のリスクだ、ということに気づいてなかったりするんです。

ぶっちゃけて言うと、このリスクテイクの考え方でさえ進んでくれれば、実力は後で着いてきます。進めるうちに必要な能力が分かってくるので、その時に勉強すればいいのです。

あと、リスクテイクする人を見ると、周りは助けてくれます。
結構助けてくれます、人って案外と優しいものです。

結果、その人はどんどん成長していって、役職も給与も上がっていきます。頭の良さとかそういうのよりも、まずはリスクテイクする心構えです。


、、、安定志向のまま、親の言われるままに学校に行き、世間の基準に従って企業に入り、上司の言うがままに仕事して、気づいたら定年退職って、そんな人生どうですかね?

学生の頃でも良いですし、社会人になってからでも遅くないので、リスクテイクする心構えは身に着けておきたいものだと考えます。

今日はここまでです。
具体的にどうしたら身につくの?に関してはまだ私も掘り切れていません。
40歳で自然科学系から社会科学系の大学院にリスキルした自分も、実はそんなリスクテイクな人ではないかも?なんて思っています。

引き続き、どうしたら身につくのかは考えていきますね。
合掌

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