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#40 感動をありがとう、夏の高校野球

野球が好きになったきっかけは、2009年のWBCだった。
安打製造機と呼ばれた青木宣親選手に惚れ込み、
WBCの優勝を祝して発刊された雑誌や新聞を買い漁った。

初めて買ったユニフォームも、初めて買ったタオルも、もちろん青木。

野球から離れている時期もあったけど、一人でもプロ野球観戦するくらい今でも好き。

神宮球場、楽天モバイルパーク宮城、ZOZOマリン、エスコンには一人ででも行ったことがあるし、アプリで2軍の試合結果もチェックしていたりする。

自慢できること

突然ですが、
今までの人生の中で「一番美味しかったビール」は、
ヤクルトスワローズのリーグ優勝が決まり行われたビールかけを観ながら飲むビール
だった(ここまで一息)。

今思い出しても、本当に美味しかったなあ、、
たまたまその試合は現地観戦していて、
サヨナラで優勝が決まった。

これからビールかけが始まるところ。
たまたま座っていた席が入場口近くて肉眼で選手が見えるくらい近かった。

ちなみに、その年パリーグで優勝したのはオリックスだったが、オリックスの優勝が決まった瞬間も実は現地で観戦していた(運良すぎ)。

当時は仙台に住んでいて楽パに行きやすかったので、楽天もオリックスも応援しているチームではなかったけれど、ただ野球が好き・観たいという理由だけで試合を観に行っていた。

オリックスが勝つ×ソフトバンクが負ける 
という組み合わせ(引き分けも許されない1/9の確率)しかオリックスが優勝する方法はなかったが、見事オリックスが勝ち、ソフトバンクが負けたのだ。
中嶋監督の胴上げを観ながらのビールも美味しかったな。

まだ能美さんがいたあの時代・・

そんな2022年はセパともに、どちらのリーグも優勝が決まる瞬間に現地観戦していたのは、本当に運が良いことだった。
自分でも思うけど、私ってこういう運を持っている。
根がポジティブだからかわからないけれど、巡り合わせとか、縁とか、運とかを感じることが多い。
(ちなみに、深川へ来てからもっと運が良くなった気がしてる)

深川の高校が全国へ!

前置きが長くなったが、
夏と言えば「高校野球」。
プロ野球が好きだけれど、高校野球も好き。
ちなみに高校サッカーも観る。

昨年、北北海道代表として全国高校野球大会に出場した「クラーク記念国際高等学校」は、なんと深川にある。
高校野球ファンの方であればご存じの方もいるが、意外と知られていなかったりする。
ユニフォームをよく見ると、袖の部分にはちゃんと「深川」と入っている。

第106回全国高校野球選手権 北 北海道大会準決勝の応援に行ってきた


第106回全国高校野球選手権北北海道大会の応援に行ってきた。

入場券も良き。昔ながら感がめちゃくちゃ良い。


私が応援に行ったのは、旭川実業との準決勝。
旭川実業には、ロッテ田中楓基投手の弟である主将でエースの中稜真投手がいる。
ロッテファンである私にとっては、
なんとも熱い対戦だった。
(セはヤクルト、パはロッテを応援している)

もちろんクラークを応援しつつも、試合そのものにワクワクした。

準決勝は旭川のスタルヒン球場で行われた。
雨の心配をする余地もないくらい、暑くて晴れている日だった。
日焼け対策としてUVカットパーカーや帽子を着用していたが、鼻がめちゃくちゃ焼けてしまった。

旭川にあるスタルヒン球場。古い球場だけど厳かな雰囲気がありつつ地方球場ならではの良さを感じる。
組み合わせ表ってシンプルなんだけど、勝ったチームにだけ赤線が続いていくのが良い。
夏らしい入道雲がきれいな日だった。

少し緊張感の漂っている球場。
応援に来ている高校生や父母の方々、一般の野球ファンの方々。

高校野球の好きなところの一つに、「楽器演奏による応援」もある。
やっぱり生演奏って特別なんだよな。
私はなに一つ楽器が弾けないので、楽器を演奏できることに対するリスペクトがすごくある。

一昨年の高校野球選手権で優勝した仙台育英の須江監督は、「青春はすごく密だから」という言葉を残した。
高校生にとっても、
大人にとってもすごく響いた言葉だったと思う。
私には、すごく響いた。

青春していたあの頃を思い浮かべたし、
今の高校生を見て「青春」を身近に感じたし、
高校野球ってなんでこんなに美しいんだろうって、心から感動した瞬間だった。
試合に出場するしないに関わらず、その球場にいる全員が1球の行方を追い続ける空間には、青春が詰まっていると思う。

そんな場所で深川の高校生たちを応援できるなんて!泣
頑張っている人達を目の前で見て、感動しないわけがない。

試合開始前の円陣

ロッテのチャンステーマや元西武メヒアの応援歌など聞いたことのある応援歌も多くて、野球好きにはたまらなく楽しい時間だった。

「手に汗握る試合」ってこういうことか、と実感するくらいどちらが勝ってもおかしくない試合だった。


試合が動いたのは6回。旭川実業が先制した。
その後は点が入らないまま、0対1で9回表を迎えた。
ここで点が入らなければ、北北海道代表の道は閉ざされてしまう。

「もうダメかもしれない」
「応援する側が弱気になってどうする」
「信じて応援するのみ!」

9回表はいろいろ考えがちだけど、結局私たちにできることは応援しかない、と気合を入れなおした。

9回表、1点が入り同点に。
ほっとしたというよりも、すごく興奮したのを覚えている。
もっともっと応援しなきゃ、応援しよう、という気持ちで3塁側が一体感につつまれた。

9回裏はなんとか0に抑え、延長戦に突入した。
私が高校生の時にはまだなかった「タイブレーク」。
(タイブレークを見るたび、アメトーーークのサイレント満塁を思い出す・・・笑)

点が入りやすい状況とはいえ、ダブルプレーがあると一気に2アウトになってしまう。
絶対に点を取りたい攻撃と、最小点に抑えたい守り。
タイブレークならではの緊張感があった。

タイブレークをものにしたのは、クラーク国際だった。
一気に8点をとり、その裏を0に抑え、クラーク国際が勝った。

試合後のスコアボード
試合後のあいさつ。ウルウル

旭川実業の田中投手は146球を投げ、13奪三振。
安打数で言えば旭川実業の方が多かった。

そんな中で勝ったクラーク国際にはもちろん賛辞を贈りたいし、戦いきった旭川実業にも賛辞を贈りたい。

高校野球は特に、1球にかける思いをひしひしと感じる。
熱い中、一生懸命野球をする姿、一生懸命応援をする姿。
球場全体に感動した。

深川で野球をやっている子たちがこうやって頑張って、それを応援することができて、こんなに嬉しいことはない。
頑張っている人を応援できるって、本当にありがたいことだと思う。
感動をありがとう。

決勝戦

決勝は白樺学園とだった。
私は観に行けなかったので市役所から応援。
結果は5-2で白樺学園の勝利。
北北海道代表は白樺学園になった。

本気で応援しているからこそ、私も悔しかった。
でもそれ以上に、感動をありがとうという気持ちでいっぱいだった。

高校野球の応援

高校野球の応援って、私の時代からあったような昔の楽曲を使っていたり、最近の楽曲も使われていたり、誰でも楽しく応援できるようになっていてすごいと思う。

クラーク国際では、ここぞという場面!?で必殺仕事人が演奏されていて、それがめちゃくちゃツボだった。
次に演奏する楽曲をカンペで教えてくれるのだが、「必殺仕事人」と書かれているカンペがなんとも言えないシュールさで、良かった。

応援そのものを楽しんでいる高校生がめちゃくちゃ眩しかったし、可愛らしかったな。

大感動をありがとうの夏の甲子園

2024年の夏の甲子園は、京都国際の優勝で幕を閉じた。
できる限り試合は観ていたけれど、大社の試合も熱かったな。
青森山田も準決勝まで進んで、本当に誇らしかった。
画面越しですら球児たちの思いが伝わってきて、現地と同じように緊張した。できるだけエラーを少なく、後悔のない試合ができることだけを祈って応援した。

毎年毎年思うけど、大感動をありがとう、夏の甲子園。







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