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#7 オール深川!手作業で1本1本つくる「ふかがわシードル」ーろ過作業編ー

こんにちは、北海道深川市 地域おこし協力隊 いしたです。

今回は#6に続いて、
「ふかがわシードル」の「④ろ過」作業についてお話しします。

【ふかがわシードルの製造工程】
① 原料受入
② 下処理
③ 搾汁・発酵
④ ろ過 ←ここの作業
⑤ 瓶詰め・火入れ
⑥ 出荷準備

発酵お疲れ様!さよなら酵母~


低温で発酵させたシードルをろ過して磨き上げる作業です。
発酵させたシードルから酵母を取り除くため、
フィルターを使ってろ過します。

フィルターには酵母が付きやすい液体を流したり、
ガスの気圧差を利用してシードルをフィルターに流し込んだり。


ろ過フィルター|酵母が付着しやすい液体を流す作業

いろいろなこだわりや手間があって、
ようやく1本のシードルが出来上がるんだ

ということを肌で感じることができた機会でした。

陳列されているシードルからは、
こういった裏の努力というか手間が見えにくいと思います。

だからこそ、私が地域おこし協力隊として深川に来て、
地域のモノやヒトと触れ合い、目で見て肌で感じたことは
ちゃんと発信していかなければならない、

そう強く感じました。

フィルターを元気に流れていくシードル

“より”美味しいシードルを求めて


ろ過前とろ過後の写真です。

左:ろ過後|右:ろ過前

ろ過前は、酵母が残っているためにごり酒のような半透明な液体です。
ろ過後は、酵母が取り除かれ透明な液体です。

贅沢に、
ろ過前とろ過後のお酒を試飲させていただきました。


正直な感想を言うと、
「どちらもめちゃくちゃ美味しかった」です。


ろ過前もめちゃくちゃ美味しいんです。
ろ過後はもっと美味しいんです。

ここで私は勘違いしていたことに気づきました。
ここではただ美味しいシードルを作っているのではなくて、
“より”美味しいシードルを作るための努力がなされているのだと。

「美味しい」は大前提で、
より美味しく、ベストな状態で提供するため
こだわりをもって作られているということを実感しました。


このろ過という作業は、
シードルを一番美味しい状態で出荷するため、
発酵を終わらせるために酵母を取り除くという作業です。
このろ過作業をどのタイミングで行うかは、
シードルの美味しさに直結します。

ろ過が早すぎると十分に発酵されないし、
反対に、ろ過が遅すぎると発酵されすぎてしまいます。

試行錯誤を何度も行い辿り着いた先に、
ようやく美味しいふかがわシードルがあるのだと、
実際にふかがわシードルの製造工程を
見学させていただいて感じました。

ろ過作業の前には、
フィルターの洗浄やガスの調整など、たくさんの事前準備があります。
ろ過作業が終わると、
発酵タンクのパーツを取り外したり、洗浄したり、
たくさんの後片付けがあります。
ろ過の前後だけでもたくさんの作業があるんです。


発酵タンクのたくさんのパーツ|ろ過後はパーツを取って洗浄


どの作業を切り取っても、こだわりとか手間とか、
「“より”美味しいものを」という気持ちがこもっていました。

シードルの製造工程を見学して、
「こんなに美味しいシードルができるわけだ」
と納得しました。

地域おこし協力隊になったからこそ、
深川の良さやこだわり、
深川で頑張るヒトたちのことを
しっかりと発信していきたいと思います。

ふかがわシードルの美味しさや作業の丁寧さに感動しつつ、
もっともっと深川の良さを発信していきたい、
そう強く感じた機会でした!

次回は、瓶詰作業について、お話しします!

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