アウトプットのハードルを下げよう! #noteフェス 〜有賀薫さんと坂口恭平さんのはなしから学んだこと
一昨日、急遽noteフェスに参加した。久しぶりのトークイベント参加。前日、タイムラインに流れてきたnoteの平野さん告知ツイートで、ああ、有賀さんが登壇されるなら聞きたいなあ、と思って当日朝、勢いで申し込んだ。
登壇者について
実際に聞いた話からまとめると、こんなふたり。
有賀薫さん
スープ作家。今度は一皿一食になるようなレシピ本『スープ・レッスン2 麺・パン・ごはん』が9月11日に発売される。ステイホーム中は、夫もリモートワークで昼間家におり、自分の時間が夜にシフト。真夜中のスープ・トークもそんな暮らしの変化から生まれたもの。坂口さんの本を読んで、タイムテーブルを作るようになり1か月。今は少し、朝型になったとか。
坂口恭平さん
携帯番号を公開して、「いのっちの電話」をライフワークにしている人。2040年までに自殺者ゼロをミッションとしているそう。実際、イベント中にも着信があり、電話に出ていた。元々躁鬱症だったが、自分の畑を持ち、毎日畑に行くようになったら、通院も服薬も不要になり、完治したとのこと。最近は畑に向かう途中で見える景色を、パステル画にしているとか。土ラブ。素直のプロ。
有賀さんのはなし
実はイベントの大半は、坂口さんのはなしを聞く感じで、あまり有賀さんのはなしを聞けなかったのはざんねんだった。でも無料だし、タイトル見返したら坂口さんが先だったから、メインは坂口さんだったのかな?
てなわけで、印象に残った有賀さんのはなしを2つ。主に視聴者からの質問に対する回答だね。
なぜ包容力があるのか?
あまり人の話を聞いていない。自分と考えが違っても気にならない。料理が好きで、そこにくるまで何があったとしても、食卓はしあわせな場所であってほしい。そういう場所を作りたい。だから、個々のキャラクターは気にならない。砂漠で常に人を受け入れるのは、そうしないと死んでしまうから。
創作のコツは?
作るため、アウトプットの前には、聴く、感じる、見ることが必要。料理が苦手なひとは素材をちゃんと見てなかったりする。素材は毎日コンディションが違うから、ちゃんと見てそれに合ったアウトプットが必要。
食事でも食べたら出したくなるのが自然の摂理。たくさん入れたら、自然と出したくなる。
インプットの方法は聴く、見る、触る、何が得意かは人による。
作るためには、まず取り込むことが大事というはなし。実際、私はレシピをあまりちゃんと読まずに作っては失敗していたが、有賀さんのスープをレシピ見ずに作れるようになるまで何回も作ったら、型を覚え、レシピなしでも作れるようになった。そしたら、素材や調味料を季節や気分に合わせて変えてアウトプットできるようになった。
ほうれん草のスープを作りまくったらスープの型を覚えて、食材や調味料のアレンジができるようになった
おいしい減塩料理を食べるために試行錯誤してたら、減塩のコツが掴めた
外食で好きな料理も、家で減塩でおいしく作れるようになった。
坂口さんのはなし
坂口さんのはなしは、書き出したらキリがないので(笑)印象に残ったフレーズを。
◆人間=有害。だから元々ソーシャルディスタンスとっていた。
◆夜=土の中
◆自然は丸裸で待っている
◆いのっちの電話で話を聞くコツは、話を聞かず、声を聞くこと
◆話せば広がる。話せば動く。声が変わるだけでいい。
◆ググるな!ノーグーグルライフ推奨。畑も全て自己流。
◆人に聞くな。空に聞け。
◆人生はどれだけ面白がれるかだ
余談だが、セッションの声を漏れ聞いていただんなが「なんかやべえ人がしゃべってるね」というくらい、なかなか個性的な方でビックリした(笑)でも視点が斬新だし、とにかく語彙力、コピー力がすごいな、と思い、セッション中にTwitterをフォローした。
セッションからの学び
有賀さんは、食卓をしあわせな場所にすること、坂口さんは、自殺者をなくすこと、をミッションとし、ライフワークにされているのだということがわかった。
だから、有賀さんはミングルを作ったし、坂口さんはいのっちの電話をやっているのかもしれない。そう考えると、自分を突き動かすミッションがあると、人は勝手に動くし、そのためにインプットし、自然とアウトプットできるのかもしれない。
それで行けば、私の仕事でのミッションは頑張ってる人、いい取り組みを見える化し、少しでも多くの人にシェアするってことだし、家庭でのミッションは食で家族の健康を支えるってことで、仕事のアウトプットは職場でしてるし、家庭のアウトプットは、すでにいろいろチャレンジしていた。
それに気づいたら、ああ、私アウトプットできてるな、と安心した。アウトプットの形は何も文章や作品だけじゃない。そう考えたら、みんなきっとすでに、何らかの形でアウトプットしているのだと思う。
だから、みんなもっと自由に、それぞれが得意なアウトプットをして、クリエイトしてると言い張ればいいんじゃないかな。
人生は面白がったもん勝ち、なのだから。
私がイベントレポを書く理由
こうして、久しぶりにイベントレポを書いてみて気づいたことは、誰かの話を聞いて、印象に残ったことを整理していくと、自分の引き出しが動く、ということ。そしてその動きを言語化するのがイベントレポの醍醐味ではないかと改めて思った。セッションでも話されていたけど、創作を誰かの評価をもらうためでなく、自分がそれをやること自体を楽しめるとよい、という話で、その創作行為自体から得られる快感を味わうために、私はこれからも、ちょいちょいイベントレポは書いていきたいな、と思えた。
それが、このセッションで整理された私の引き出しだ。
有賀さんの補足noteが出てるよ
その後、有賀さんがちゃんと補足noteを出してくださっていた。うれしいね。
人の目にふれさせてあげないと作品は力を持たないので、とにかく躊躇せず出すことに価値があります。
ここが、私がまさにセッションで得た「アウトプットのハードルを下げよう」というはなしにシンクロした。実際、真夜中のスープ・トーク、音声トラブルとかあったりしたけど、ミングルを一緒に囲んでる気持ちになって、楽しかったしね。今の時代は、よりリアルを届ける、ってことがいいのかもしれないね。
2020.9.4追記
さらに、有賀さんがアウトプットしてくださってます。有賀さんのコラムすき。
2020.9.5追記
あ、YouTubeに動画あがってますね。当日参加できなかった方はこちらから〜。
#noteフェス 5日まで開催中!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?