自分らしく生き生きと働き続けるために~富士通社員の転身ストーリー文系出身の営業職からデータサイエンティストの道へ!~
こんにちは!富士通広報note編集部です。皆さん、キャリアオーナーシップという言葉をご存じですか?
キャリアオーナーシップとは、自身のキャリアについてどうしたいか?どうあるべきか?を主体的に考えて行動することを言います。
昨今、定年退職の年齢引き上げについてのニュースをよく目にしますが、自分らしく生き生きと働き続けるために、自分軸でキャリアを考える人も増えたのではないでしょうか。
富士通は、従業員が一つのキャリアを極め続けるだけでなく、自分の興味関心や時代に合わせたキャリア転換ができるような環境づくりを進め、従業員一人ひとりのキャリアオーナーシップを応援しています。
今回は、文系出身の富士通の従業員がビジネスプロデューサー※からデータサイエンティストというエンジニアへの道を自ら切り拓いたキャリアオーナーシップストーリーをご紹介します。
※ビジネスプロデューサー:お客様との窓口として情報収集や企画提案などを手掛け、ものを売る、提供するだけではなく、プロデュース(提案)をする職種
始まりはソリューションを提案するビジネスプロデューサー
今回紹介する下川は、大学で健康福祉学を学び、2011年に富士通へ入社。大学など教育分野のお客様を担当するビジネスプロデューサーとして、ITソリューションの提供やお客様が抱える課題解決に向けた提案を担い、コミニュケーションスキルをはじめ、お客様から課題を聞き出し、解決案の検討や提案を行うスキルを磨いてきました。
新しいことをやってみようと考えた9年目
ビジネスプロデューサーの仕事に就いて約9年、大型プロジェクトもメインで担当するようになった下川は、自身のキャリアについて考えることが多くなりました。どこに出ても戦えるスキルを身につけ、お客様への貢献の幅を広げるために、今までとは異なる環境に身を置き、新たな考え方や技術などを身につけようと考え始めました。
新しいチャレンジへの足掛かりは社内の「ポスティング制度」
富士通には、自身の強みをより発揮できる部門へ異動希望を出せる「ポスティング制度」があります。下川はこの制度を活用し、データ統合基盤Palantir(※1)(以下、パランティア)を扱う部署にプリセールス(※2)として異動しました。下川は、パランティアがデータ利活用に関するソリューションであるということを知り、興味が膨らむと同時に、お客様の課題を理解したうえで解決策を自分自身で考えて提案してきたノウハウや経験を活かせると感じたそうです。
異動後は、プリセールスとしてお客様へのデモ実演や紹介などの提案活動を重ね、その後、技術的な素養も身につけたいと考え、エンジニアになることを目指します。下川は、エンジニアとしてパランティアを用いたデータ分析や業務変革にともなうシステム開発などの活動が行えるようトレーニングを重ね、パランティアのエンジニア認定資格を習得しました。現在はデータサイエンティストとして、お客様先のプロジェクトに参画し、活躍の場を広げています。
※1:データ統合基盤Palantir(パランティア):様々なシステムに散らばった大規模なデータを統合して組織の課題を解決する、一気通貫型のソフトウェア
※2: プリセールス:システム構築やソフトウェア製品の販売や導入をする際に、営業担当に同行し、ITの技術的な知識を用いて、営業担当をサポートする職種
「やりたかったことができている」今、下川が思うこととは?
下川は、現在所属する部署でエンジニアとして開発業務に携わり「本当にやりたかったことができている」と感じているそうです。「今回のキャリア転換で、ビジネスプロデューサーの頃から目指していたお客様のより深い部分の課題解決に貢献することや、お客様の課題を特定し、自分自身で作ったシステムを解決策の一つとして示めせるようになったことが純粋に嬉しい。これからも柔軟に必要なスキルを身に付けるために継続して頑張りたい」と語ります。
富士通のキャリアオーナーシップの取り組みと求められる人材
富士通では、このように従業員の挑戦や学びを応援する仕組みがあり、下川のように積極的に制度を活用して自分自身の変革を進める従業員が増えてきています。
2023年5月の中期経営計画にて発表したお客様への提供価値向上に向けた重点戦略の一つに「リソース戦略」があり、社員一人当たりの生産性向上に向け、個人にフォーカスしたリスキルやアップスキリングの仕組みづくりを全社横断で進めています。
今回紹介した「ポスティング制度」や、自身の興味や関心のあるテーマを学べる自己学習の環境「LinkedIn Learning」「Udemy(ユーデミー)」など、従業員がいつでも学び、挑戦できる環境を用意しています。
また、富士通グループは、2021年からクロスインダストリーで社会課題解決を目指す事業モデル「Fujitsu Uvance(ユーバンス)」を中長期事業戦略の柱として掲げており、事業に必要とされるスキルや人材は変化し、データサイエンティストだけでなく、コンサルタント、グローバルサービスの企画など、新しい挑戦をする機会がたくさん生まれています。また、正解がわかっていないビジネスに取り組むにあたっては、下川のように自ら学び、新たなチャレンジができる人材を必要としています。
最後に
富士通は、従業員の可能性を最大限に引き出すことが富士通のサービス品質を高めるだけでなく、従業員一人ひとりが自身のキャリアと人生に満足感を得るために重要な要素であると考え、社内へのキャリアオーナーシップの理解浸透や環境づくりを進めています。Fujitsu PR noteでは、今後も引き続き、様々なキャリアオーナーシップの取り組みや事例を紹介していきたいと思いますので、お楽しみに!
関連リンク
下川のPurpopseを紹介する動画