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伊勢志摩林農プロジェクト

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痛快!風雲放談~番外編~ 第11回 山の境界と草抜き

東海ラジオ 日曜日午前8時放送の「痛快!風雲放談」の番外編の音声配信です。今回で11回目となります。テーマは山づくり。

山の記録 オオイチョウタケ

山の記録 オオイチョウタケ

うちの山では香り豊か、幻のキノコと言われるオオイチョウタケを栽培しています。

今年は雨が多かったので、大丈夫かなと思ってましたが、ようやく今年は9月21日に姿を現しました。

昨年も好評で既に今年の分の予約をいくつかいただいています。

できれば、多くの人に味わってもらいたいので、果たして今年はどれぐらい収穫できるか楽しみです。

間もなく収穫です。

藤田大助のよろず動画 薪割り動画

自然の中で薪を割る。3月中までに全部割らないと。。

キクラゲの収穫。そして販売へ。

キクラゲの収穫。そして販売へ。

うちの山の前には小さな川があって、そこにはアユが生息しています。暑い日が多くなってきましたが、アユを見るとほんの少し涼しい気持ちになります。

さて、今年もキクラゲの栽培をスタートしましたが、我々が山でキクラゲを栽培は今年で5年目になります。栽培した当初は、虫が大量に発生したり、雨でキクラゲの品質が悪くなったりと、素人でスタートしたものですから、毎年、試行錯誤しながら栽培方法を改良していきました。

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伊勢志摩林農 キクラゲの季節 今年の初収穫も間近!

今年もキクラゲの栽培を5月からスタートしてます。もう少しで初収穫。毎日キクラゲの成長を確認に山に行っています。

キクラゲの生産はじまる

キクラゲの生産はじまる

いよいよ今年もキクラゲ生産がスタートしました。私の会社はシイタケやオオイチョウダケ、ナメタケ、キクラゲなどいくつかのキノコを生産していますが、この5月はキクラゲの生産をスタートする月です。5月とはいえ、すでに暑い日が続いています。セミの鳴き声も聞こえたような。

5月7日は、まずは、谷の落ち葉や枝葉を拾い水の流れをつくります。

翌日はため池の水をいったん外に出して掃除します。底に泥が溜まって

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天然水のスプリンクラー

5月12日、キクラゲの菌床を設置しました。そして、スプリンクラーで山から集めた水を撒く。

エントロピーの法則

エントロピーの法則

 熱力学の第二法則。いわゆるエントロピーの法則に関する本を学生時代にいくつか読んだことがあります。なぜそんな本を読んでいたかというと、政治家をしていた父が環境問題へのアプローチをエントロピーの法則に基づいて行うべきだと考えていたからです。当時、父の手伝いをしていましたので、エントロピーに関する本を読んで、父に論点整理した資料をつくって渡したり、議論相手をしていました。

 文系の私は、なかなか理解

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桜が咲いている風景を想像して

桜が咲いている風景を想像して

 今年も多くのほだ木を用意して、シイタケの菌打ちを行いました。ほだ木の調達は、うちの山だけではまかなえないので、父の友人の林業家の方に随分と協力してもらいました。人間関係に感謝しながらの山づくり、原木シイタケ栽培です。

 今年の菌打ちはほとんど終わっていましたが、今日は残りわずかとなっていた菌をほだ木に打ち込みました。

 さて、桜の季節です。うちの山の隣は、私たちの山の先生の山です。そこには何

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山づくりに境界線は必要か?

山づくりに境界線は必要か?

 山づくりにはどのような山をつくっていくかという構想が必要になってきます。とは言え、素人でスタートした山づくりは試行錯誤の連続です。そんな私たちをスタート時からサポートしてくれた山の先生には様々なことを学ばせていただきました。

 山の先生との出会いは、私たちが山での事業をスタートするときにヘルメット等の道具をある会社に買いに行った時、その会社の会長から「山に詳しい人がいるから相談してみては?」と

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作物の値段はいくらが適正なの?

作物の値段はいくらが適正なの?

 私たちの山づくりは、中長期的な視点から観る山をつくっていくことが目標の一つで、地道な作業が求められます。お金をなるべくかけない形で山づくりをしていますが、すぐにお金にならないことも多いので、それだけやっているわけにもいきません。

 間伐した木をバイオマスに出すのも私たちの仕事の一つで、それをすることでキャッシュフローを生み出しています。今日も間伐を行っていました。

 また、私たちの山では自然

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山水のスプリンクラー

山水のスプリンクラー

 山の恵みを活用すれば、様々なことが山でできます。もちろん、それなりの技術が必要です。私たちは何の経験も実績もない中で山づくりをスタートしました。「山には何かある。」、「山づくりをすることで何かを実現したい。」というような思いではじめただけで、チェーンソーやナタの使い方もわからないままでのスタートでした。

 右も左もわからない私たちでしたが、たまたま私の父が林業に興味を持っており、協力してくれる

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