【原文】富士下山ガイド「富士宮口五合目~御殿場口五合目」
標高2400mの富士宮口五合目を出発して標高1400mの御殿場口新五合目へ向かう下山ルート。ここで多くの方が疑問に思うのが同じ五合目なのに標高差が1000mもあること。平安時代末期に始まった富士登山は富士山信仰の一つの形態として「登拝」と呼ばれており、登山の起点となる神社から道が険しくなり馬を折り返した地点とされる”馬返し”までを「草山」、その馬返しから天地境と言われる”中宮”までを「木山」、これより上を「焼山」と呼び聖地へ向かう境界が設けられていた。特に天地境から上の「焼山